PIRELLI スコーピオンラリーSTR
メジャーなタイヤなので何時か誰かが装着するだろうと思ってずっと待っていましたが、誰も装着レビューする様子が無かったので、待ちきれずに人柱覚悟で装着してみました。
スコーピオンラリーSTRは、アドベンチャーバイクにはぴったりのタイヤだと思います。
外観は程よくブロックが配置されていて、オンロードも、ある程度のオフロードもOK、というタイヤです。
純正タイヤはウェット路面は超怖かったのですが、スコーピオンラリーSTRはシリカ配合という事で、ウェット性能(雨)にも期待してのチョイスです。
今回装着したサイズはF110/80R-19、R150/70R‐17です。
標準サイズのF100/90-19、R140/70-17から前後共にワンサイズアップとなり、更にはバイアスタイヤからラジアルタイヤとなります。
スコーピオンラリーSTRは、フロント100/90-19の純正サイズが存在しますが、入荷に時間がかかるとの事だったので上記のサイズとなりました。
今回選定したタイヤですが、直径に関してはFが若干小径化、Rは若干大径化となります。
そのタイヤ径ですが、Fは純正100/90-19が直径662.6㎜、110/80R-19は直径658.6㎜で-4㎜、Rは純正140/70-17で直径627.8㎜、150/70R-17は直径641.8㎜で+14㎜となります。
つまりはフロント-4㎜、リヤ+14㎜でキャスターがほんの少し立つ形となります。
これが操縦性にどの程度影響があるのかが先ずは気になります。
次に、装着するホイールとの適合性です。
Vストローム250SXの前後ホイールのリム幅は、バイクブロスのサイト情報によるとF2.5インチ、R4.0インチとなっています。
今回装着するスコーピオンラリーSTRの適合リム幅ですが、110/80R-19の標準リム幅は2.5なので問題はありません。
しかしRの150/70R-17の標準リム幅は4.25となり、設計からは少し外れる形となります。
許容リム幅は4.00~4.50なので、一応問題は無いと言えば無いですが、少し歪な形となるはずです。
これも選定時には、操縦性にどう影響するか?が気になった項目でした。
そして装着に際してですが、前後共に干渉などは一切なく特に問題はありません。
FR共に左右も上下の隙間も、まだまだ余裕があります。
足つきに関してですが、私は身長が185㎝あるので、リヤの+14㎜は殆ど誤差で正直分かりませんでした。。
さて、実際に装着して試走してみての感想ですが、最初は倒しこみの初期に少し違和感がありました。
しかし200㎞程走った時点で、倒しこみの初期に感じていた違和感は気にならなくなりました。
街中から低速コーナー&高速コーナー、いろんなステージを走ってみましたが、違和感無く走れています。
タイヤがラジアルになったことによるものか、純正と比較して随分としなやかな感じがします。
あと、スコーピオンラリーの特性というかブロックタイヤの特性というか、純正のMAXXISタイヤに比較すると随分と煩いですね。
最近よくある道路の縦溝に関しては、思ったほどハンドルを取られることはない、という感じでした。
★2025年5月10日追記
縦溝道路(グルーピング工法)に関しては、さほどバンキングしてない状態だと違和感ありませんでしたので気づきませんでしたが、そこそこバンクした状態だと思いっきり違和感ありました。いや違和感というか結構怖いです。まぁまぁハンドルがグネグネととられる感覚です。
ちなみに走った縦溝道路は、福岡市の都市高速上り拾六町ICからPaypayドーム辺りまでの比較的緩いカーブです。純正MAXXISタイヤでは殆ど違和感を感じなかったので、縦溝道路を走る際は注意が必要な感じです。
装着初期には少々の違和感を感じたものの、すぐに慣れてしまい気にならなくなりました。
サイズアップによる取回しやハンドリングの「重さ」も殆ど感じない程度と言えます。
Vストローム250SXは、アドベンチャー指向のタイヤを選ぼうとすると適合するサイズが殆ど無く、中々頭を悩ませてくれます。
今回選んだサイズが全ての方にお勧めできるとは言えませんが、一応一定の参考(指標)にはなるかと。
もし同じサイズを選ばれる場合、量販店では先ず対応して貰えないと思いますし、対応してくれる店を探すor自分で交換しかないと思いますので、万が一参考にされる際には、くれぐれも自己責任でお願いします。
購入価格 | 63,000 円 |
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入手ルート | 実店舗(その他) ※交換工賃・タイヤ廃棄代込み |
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