
※ダラダラやたらと長いです。車載用バッテリーに興味がない方には、役立つ情報はゼロです。
一昨年より、使用しておるEVOLTEC社のスターターバッテリーEV-1260(リチウムバッテリー)。
ふとした事から、ESM(充電制御+回生ブレーキ)解除法を発見して以来、非充電制御車として運用しております。充電制御、回生やアイドリングストップをしない為、燃費は多少悪化しますが、軽量化の効果は非常に大きいです。過放電保護機能付きなので、後付けのキルスイッチなども不要です。サーキットでも今の処、トラブルなしです。
しかし、リチウムの特性上、気温一桁(概ね5度以下)で一晩置いてキンキンに冷えると、“眠り”に入ってしまいます。(不活性化)
そんな時は、ライトをONにするなどして、電力を消費して、しばらく待つと、眠りから覚める訳です。(活性化)
眠りからの覚め具合も気温によって、バラツキがあります。その結果バッテリーがまだ寝起きかな⁉︎くらいの時は、スタートを失敗しやすいのです。
現在冬も終わりぎわ、一年で一番寒いくらいの時期ですが(北海道はヤバイ気温らしいですね)、気温によっては、10分くらいかかることも。。流石に待ってられないなって思う時もあります。一度かかってある程度走行すると、その日のうちにまた使う分には、充電もされてるし、エンジンオイルもある程度の温度は保ってる、エンジンルームの余熱が残ってたりなどもあり、気温が低いままでも、普通にエンジンはすぐかかるんですが。
昨年までは、冬は純正に戻してましたが、以前に純正バッテリーは上げてしまった履歴もあり、5年目の今は虫の息。。効果のほどは不明ですが、のび〜太くんって言う怪しいネーミングで損してるサルフェーション除去装置
を付けながら定期的に充電してましたが、最近CCAテスターで測ったら、純正新品規格値760A(EN)に対して、300後半〜400弱くらい。←これでもENGはまあまあ普通にかかります。
でも、激重なくせに、死にかけのバッテリーを載せ替えるのも微妙だなって思いながら、儀式を繰り返して、何とか誤魔化してました。
しかし、このクルマ、趣味車でなく、家族との移動や通勤にも使う関係上、そんなに待ってられません。ジャンプスタートOKなスペックですが、精神衛生上何度も使いたくはないです。何とかしないとと思い、かなり今更ながらいくつか解決策を考えてみました。
バイク用の汎用グリップヒーターをバッテリーに貼り、その電源をバッテリー自身からとり、活性化とヒーティングを兼ねたものを自作でもしようかと考えたりしましたが、たとえ車内にスイッチを引きこんできたとしても、普通にライトONにするのと、手間は変わらない気がして却下。少し目覚めまでの時間は短縮できるかもですが。切り忘れ対策も必須ですし、労力が大きい割に、効果の判定がハッキリとは分からない気がする。
スターターバッテリーとしてリチウムが標準or OPTIONで搭載されている車種を見てみても、4輪だと立派なガレージでいつもCTEKを繋いでるような、趣味性の高い車種に未だに限定されており、“競技用部品”の域を出ませんな。。※動力用リチウムなHV、EV系は除く。
2輪だと、そもそもが趣味の乗り物度合いが高い為か、量販店でさえも売ってるから、4輪よりポピュラーなのかな!?
又、それこそ上記のCTEKに代表されるような、リペアモードのある充電器で、純正を蘇生するのを試みようかとも思いましたが、のび〜太くんも同じような機能を有している中、現状弱る一方なので、蘇る保証もないので、ダメかなっと。
純正或いは純正相当を買うことも考えましたが、いかんせん面白くないし、通販でも1万円台半ば(韓国産)〜2万円(BOSCHやVARTA)くらいはかかります。そして、腰の破壊力抜群の20kgオーバー確定の重量。結果は、期待を下回りも上回りもしない、一番保守的な解決策となることでしょう!? そもそも、エンジンスタートしてすぐ、ESP SPORTにするのが、習慣で染み付いているので、アイドリングストップは使いませんし、あんなに容量が必要なのか疑問です。
また、せっかく街乗りOKな、少し重めなリチウムを買ったのに、結局何がしたいの!?って感じもあります。
純正以外をいれるなら、ESMは切っちゃうと思うので、昔ながらの液が入ってるバッテリー(caosのWDシリーズとか)の容量少なめ(少しでも軽くする為)にでも、しようかなっと色々検索した中で、見つけた結果、これにしました。
KTS ドライバッテリー

※補充電中の写真です
DIN端子付きで、ほぼ1万円くらい。←結局、冬季のリチウム使用は諦める 笑
Optimaやオデッセイ、Dekaなどブランド物は、リチウムの代わりに使うには、勿体ない且つ高価で、試すにはちとハードル高め。
そもそも純正もAGMなので、ドライバッテリーであることに変わりはないのです。
KTSドライバッテリーは、エンジンスタート能力をある程度確保しつつ、容量を純正比でドーンと減らした物って感じでしょうか。(22Ah)
Optimaは同等品なし、ODYSSEY だとLB680とLB925の間、Dekaだと、ETX-18L相当の容量のようです。
ESM OFFで運用し、普段からの少々の気遣いはMUSTですが、気温を全く気にしないで良いのは、メリット。0℃から氷点下をうろちょろする近辺の気温でも、何も気にせず、一発スタート‼︎ まあこれが当たり前なんですがね。。苦笑
テスターで測定したところ、容量は22Ahと純正比1/3以下にも関わらず、CCAは冬場の寒い中測っても450くらいはあるようです。これくらいなら、2リッターエンジンくらいは余裕ですな。
リチウムより2〜3kg重くはなるのですが、それでも純正と比べると重量半分未満。
ジャンプスタート禁止らしいのが、大きいデメリットでしょうか。まあでも、もし本当に必要な状況なら、バッテリー死亡覚悟でジャンプスタートをしても良いと思える絶妙な価格設定。(LONGって言うバッテリーと中身は同じみたいで、それだと更にお安いみたいです。LONGバッテリーはロードスター系やロータス系のリプレイス用及びキャンプ愛好家のサブバッテリー用として、鉄板アイテムらしい。。自動車スターターバッテリーに使わないでと記載あり。自己責任ってやつです。ではKTSのはどうなんだ⁉︎笑)
たまにしか乗らない、エンジンかけないで電装品をよく使う、そもそも電装品をたらふく着けてるなどの使用方法の場合、容量が少ないので、早死の可能性は否定できません。しかし充電は充分される頻度&時間は乗り、運動性能を重視する。っと言ったような向きには、悪くないのではっと思います。
逆に、ESM OFFで運用するなら、純正バッテリーのようなかなりの大容量は不要でしょう。むしろ重りを運んでいるような気さえします。
素人なので、非充電制御時の、適正容量は分かりませんが。。
冬場はこれ。春、夏、秋はリチウムといった運用で行ければ良いなと思ってます。
今の所、充電制御なしで使う場合、1カ月ほど経過しましたが、特段問題は見受けられません。。果たして使ううちにどうなるか。人柱。スタート失敗はいかなる気温でも今のところ無いです。(所詮関西地方なので、MINが-2度くらいです。)
まあ、弱った純正バッテリーを、使ってるのと、同等な事を始めからしてるのと、同じ感じなのでリスクは低いと勝手に思ってます。
過充電などの影響がもしあった場合に、膨らんできたりしてきたら、捨てます 笑
その時は、リチウムで頑張るか、ブランド物のドライにします。
一先ず、リチウムの方がパワフルに走る気はするが。。よく分からないレベルですけど。。
何より交換作業がどちらのバッテリーも軽いので、人間の負担が少なくて良いですww