GR86で大阪→滋賀→岐阜→長野→山梨→静岡→愛知→三重を走る旅。
3日目の走行ルートです。
岐阜県高山市~長野県諏訪市までの走行距離は 165kmでした。
この日の私の歩数は15,688歩でした。
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3日目:11月13日(木)
高山市の宿の大浴場で6時半に朝風呂の後、この先3日間の走行ルートを考えて14日・15日の宿を予約しました。
8時半、朝食。
この時間だと朝食会場はガラガラで、落ち着いてゆっくり食べられます。
気温は10℃、天気は曇り、高山市内の「光ミュージアム」の開館時間に合わせて9時半出発。
早く着いて駐車場で紅葉をバックにGR86の写真を。
10時入館です。
地下3階のロビーに降りたところ。
彫刻の展示よりもバックの鮮やかな青色に目が行ってしまいます。
チケットを購入。
エスカレーターで地下2階上に上がると、ちょっと驚くくらいの大きな空間「ピラミッドホール」が広がっています。
大きな石の球体が下からの水の力でぐるぐる回っていました。
面白いです。
ホールの天井も独特なデザインです。
なぜか能舞台があります。
単純に立派で美しい。
このフロアにはモネ、ルノワールなど有名な西洋画家たちの作品の展示室もありますが、すべて撮影禁止でした。
企画展示の「葛飾北斎 富嶽三十六景展」が開催中でした。
展示の様子です。
「神奈川沖浪裏」です。
「赤富士」と並んで世界的にも最も有名な作品です。
こちらは「深川万年橋下」。
現在の隅田川に注ぐ小名木川に掛けられた橋の下、遠くに富士山が見えています。
当時の江戸の人たちもきっと富士山が好きだったのでしょう。
富嶽三十六景がそれぞれどの地点から描写されたのかを示した地図がありました。
当時は移動も大変だったはずですが、非常に広い範囲から観察していたのは驚きです。
地上1階の中庭にはピラミッドがあります。
紀元前に作られたメキシコのピラミッド「エル・タヒン」を模しているそうです。
地下のピラミッドホールの上部がこれですが、めちゃくちゃデカくて迫力満点です。
この他にも、マヤ・インカ文明などの世界の遺跡、日本の縄文時代の出土品など幅広いテーマの展示があり見どころの多いミュージアムでした。
11時過ぎに出発し、国道361号線(美女街道)で東へ。
国道361号線はGR86で走るのがめちゃくちゃ楽しい道でした。
岐阜県側、長野県との県境までは割と緩やかなコーナーが多い上り、長野県に入ると下り道になり、しばらくはタイトなコーナーが連続するので注意が必要ですが、その後は楽しい山道となります。
長野県木曽町から「御嶽山(おんたけさん)」がとてもきれいに見えました。
目の前は、紅葉に囲まれた小さな集落ののどかな風景です。
午後1時半、「道の駅 木曽ならかわ」で昼食です。
「ざるそば」と迷って、温かい「なめこそば」を注文。
味は悪くないのですが、つゆが絶望的にぬるくて残念な一杯でした。
道の駅の中にある「木曽くらしの工芸館」は木曽漆器のギャラリーです。
箪笥から小さなお皿まで色とりどりの漆器が並んでいました。
駐車場に戻る途中、目の前のJR中央西線を結構なスピードで貨物列車が通り過ぎていきます。
鮮やかな青の牽引機関車、「ブルーサンダー」がカッコよかったです。
「諏訪湖」の湖畔にある「SUWAガラスの里」到着は午後3時半でした。
1階のショップには、アクセサリー、雑貨、食器などの多数のガラス製品が並んでいて見るだけでも楽しいです。
大学生の娘に何かアクセサリーをと思っていろいろ見たのですが、結局決め切らずにパス。
残念でした。
2階の美術館には世界各国の著名なガラス作家の作品が展示されています。
「クレオズドリーム」という作品。
不思議な光り方するなぁと思ったら、研磨した平らなガラスを積み木のように重ねて貼り合わせているそうで、接着面を究極の滑らかさ仕上げる技術が必要とのこと。
ステンドグラスを使ったランプも色とりどりできれいでした。
次に向かったのは諏訪湖の東側にある「立石公園」です。
公園から見える諏訪湖の景色が、映画「君の名は」に出てくる糸守湖のシーンと似ていることから多くのファンが訪れる「聖地」だそうです。
到着は午後4時半でしたが、平日にもかかわらず駐車場はいっぱいでちょっと待ってGR86をとめました。
公園には日が暮れるのを待つたくさんの人がいます。
家族連れも多かったです。
30分ほどたってかなり暗くなってきました。
更に10分ほどして、夜景となりました。
刻々と変化するとてもいい景色です。
後で映画の糸守湖のシーンと見比べてみたところ、太陽の沈む場所は別として地形としては確かによく似ていました。
立石公園を出て、途中にあったスーパーで買い物をして湖畔の宿に着いたのは午後6時過ぎでした。
部屋に入ってすぐにフロントから電話があり「お車のライトがついたままのようです」とのこと。
駐車場に行ってみるとGR86のポジションランプがつきっぱなしでした。
駐車する際にヘッドライトを手動で消した記憶があるのですが、その時に何か誤操作があったようです。
フロントの方に丁寧にお礼を行って、大浴場へ。

(画像は宿の楽天トラベルのWebsiteよりお借りしました)
この宿の天然温泉は源泉がかなり熱く、水で自分好みに調整しながら気持ちよくお湯につかりました。
夕食です。
赤飯のおにぎりは食べずじまいでした。
午後9時就寝。
GR86で楽しい山道をたくさん走って充実した一日でした。
原 宗一郎