GR86で大阪→滋賀→岐阜→長野→山梨→静岡→愛知→三重を走る旅。
7日目の走行ルートです。
静岡県富士市~湖西市までの走行距離は 174 kmでした。
この日の私の歩数は21,670歩でした。
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7日目:11月17日(月)
朝、富士市の宿で5時に起き、翌日訪問予定の「三菱オートギャラリー」のネット予約をしました。
大浴場で朝風呂の後、7時に朝食。
宿はJR富士駅のすぐ南側にあり、目の前を行き交う列車を眺めつついただきました。
8時前に出発し、高速道路並みのスピードで流れる国道1号線を西へ。
「三保の松原」に到着です。
歩いて松林を抜けると富士山がくっきりと見えました。
波打ち際からの景色です。
すばらしい(*^-^*)
すぐに移動して9時半、「久能山(くのうざん)東照宮」の参道脇のお土産屋さんにGR86をとめました。
ここから1,159段の石段を登っていきます。
立派な鳥居の向こうの山の中腹に石段が見えて、その高さにちょっと気持ちが萎えます。
石段はこんな感じで延々と続きます。
途中の「一ノ門」で海を見ながら一休み。
久能山東照宮の前まで来ましたが、汗だくになってしまい先にロープウェイで「日本平」に上がることにしました。
山の上はきっと涼しいと思います。
ロープウェイで山頂まで約5分。
山頂に駐車場があるのを知りませんでした( ̄▽ ̄)
日本平は、国の名勝地に指定された標高307メートルの丘陵地です。
「日本平夢テラス」です。
3階の展望フロアから見えた富士山。
東の河口湖から見た富士山は山頂付近がすっきりして上品な雰囲気でしたが、西の日本平から見るとごつごつした荒々しい感じです。
眺める方角で印象が異なるのが面白いです。
2階のカフェでは富士山を眺めながらお茶できます。
ロープウェイで久能山東照宮に戻ってきました。
ここは徳川家康公を神様として祀る東照宮の発祥の神社です。
1616年に亡くなった家康は、遺言により直ちに久能山に運ばれたそうです。
「楼門」です。
楼門の先に「唐門」がありますが通り抜けはできず、右へ。
竹で作られた徳川家の家紋「三つ葉葵(あおい)」が飾られていました。
「拝殿」です。
めちゃくちゃ豪華な造りです。
拝殿の「逆さ葵」の説明がありました。
上の写真の赤色の丸の中の葵の御紋が逆さになっているのは、建物が未完成であることを表し、さらなる発展への願いが込められているそうです(諸説あり)。
「本殿」はちょっと落ち着いた色合い。
本殿を上から見たところ。
「拝殿」と「本殿」、その間をつなぐ「石の間」の3棟を含む「御社殿」が国宝に指定されています。
本殿の更に奥に家康が眠る「神廟(しんびょう)」があります。
家康の霊廟として最初に造られた久能山東照宮は豪華で見応えのある場所でした。
1,159段の石段を下りたところに腰かけていた、私よりちょっと年配の女性に「こんにちは」と挨拶され、「上り、やっぱりしんどいですね」と答えると「きっといいことありますよ」とのこと。
なんとなく、いい気分になりました。
11時に出発し、20分ほどで「駿府城(すんぷじょう)公園」に到着。
とても広い公園内を歩きます。
風が非常に強かったです。
月曜日なので「紅葉山庭園」はお休み。
「東御門」です。
東御門からお堀の外に出てみました。
城門と城壁がめっちゃカッコイイです。
そして後ろの近代的なビルとのちぐはぐした感じが面白い。
「巽櫓(たつみやぐら)」です。
東御門(1996年復元)、巽櫓(1989年復元)は共に資料館ですが、この日はお休みでした(T_T)
公園内に戻って、こちらは「坤(ひつじさる)櫓」(2014年復元)です。
資料館ではないですが、1階部分が一般公開されています(この日はお休み)。
公園内に「駿府城跡天守台発掘調査現場 見学ゾーン」があります。
実際に天守台を掘り出して調査している現場を見学できます。
時代によって異なっていた天守台の場所などが分かり、興味深く見て回りました。
今回は庭園と資料館を見られなかったので、いつか出直そうと思います。
12時半に出発し、掛川市内でみつけた「ラーメンショップ」でお昼ご飯。
いわゆる「ラーショ」はYouTubeなどで見て気になっていましたが、私の住む関西エリアではほとんど見かけないお店です。
「ラーメン並」を注文。
初めてでしたが、見た目よりあっさりしていて何度も食べたくなる味です。
「高天神(たかてんじん)城跡」には午後2時到着でした。
高天神城は、標高約130mの鶴翁山(かくおうざん)に築かれた山城で、もともと天守はありません。
戦国時代末期に武田信玄・勝頼と徳川家康が激しく奪い合った城として有名です。
ここに「玉石積み」の石垣があると思って来たのですが、どうやら私の勘違いで、玉石積みで有名なのは高天神城を攻略するために築かれた「横須賀城」だったようです。
それでも、長い坂と階段の先にあった「高天神社」にそれらしき石垣がありました。
本殿の土台の石垣です。
いつの時代のものかわかりませんが、丸い石が規則正しく積まれています。
期待したものと違ってちょっと残念でしたが、気を取り直して国道1号線を更に西へ。
午後3時半に「中田島砂丘」に到着です。
不勉強で、静岡県に砂丘があることを知りませんでした。
東西約4km、南北約0.6kmの立派な砂丘です
細かい砂に足を取られて歩きにくかったです。
がんばって坂を上っていくと、その先に広がる砂丘と太平洋が見えます。
海から吹き付ける風によって砂の表面にきれいな「風紋」ができていました。
ただ、強い風で飛んでくる細かい砂は、ちょっとカメラが心配になるレベルです。
波打ち際まで行ってみました。
夕日と空に広がる薄い雲が本当に綺麗でした。
GR86に戻って運転用の靴に履き替えたとき、靴下の中まで細かい砂が入り込んでいました。
再び国道1号線に乗り、湖西市内の宿には午後5時過ぎに到着。
お風呂は人工ラジウム温泉で、ちょっと熱めの良い湯加減でした。

(画像は宿の公式Websiteよりお借りしました)
ファミマで買った夕食です。
お昼ご飯が遅めだったので軽くしておきました。
めちゃくちゃ良く歩いた一日でした。
原 宗一郎