三井用水取入口跡~青山水源地 プロローグ「日本の近代水道の始まり」津久井湖
投稿日 : 2008年09月15日
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時は明治、
急激に増加する水需要の為、
横浜は深刻な水不足に直面していた。
明治20年(1887)、
イギリスの陸軍少佐H.S.パーマーの指導により
横浜市街より44キロ離れた相模川と道志川の
合流地点、津久井郡三井(みい)村を水源に
日本で始めての近代水道、横浜水道は
過酷な難工事の末創設される。
その後明治30年(1898)に取水口は4キロ上流の
道志川の青山に移動し、
三井用水取入口はひっそりとその役目を終える。
それから110年の歳月が流れ...
08年9月7日
失われし水源地を求め、津久井湖を目指します!
上
津久井又野公園
下
名手橋(つり橋)を渡ります
橋上では離合できないので一旦避けます
2
上
名手橋より
津久井湖の上流
橋が狭い上に欄干が低く、水面よりかなりの高さがあります。しかも揺れます。
下
目指す三井用水取入口跡はこの先ですが、
車両通行止め!
相当前から土砂崩れや落石により、
既に車両は通行出来なくなっているようです。
ゲートが締まっていてバリケードもあり
近くに車を置くところもありません。
今日はここまでとして青山水源地へ向かいます。
3
上
青山水源地事務所
1キロ上流の鮑子(あびこ)で取水された水は、
青山随道を通りここの青山沈殿地にやってきます。
5つに分かれた池をゆっくり流れる内に
濁りを沈殿しています。
下
そして本日のもう一つの目的地を発見!
4
城山隧道
緑豊かな静寂の中に佇むその姿は壮厳です
時を忘れてしばし...
5
城山隧道(近代水道百選)
もちろん現在も現役でせっせと横浜へ水を送っています
(`・ω・´)
6
そろそろ宮ヶ瀬湖に寄って帰ろうかと
7
気になるグラベルを発見!
先へ進むと....
おお!発見しました!!
(m´▽`e)ノ
ここはキャンプには最高の穴場です
仮設だけどトイレもあるし車も置ける
緑に包まれて水は綺麗だし
橋の感じは四万十川風で景色も最高!
(みんなには内緒ですよ!)
8
上
中央の構造物は形状からして
おそらく取水口の跡だと思います。
制水弁バルブとストレーナーが見えます。
今は飛び込み台になってますが(笑)
下
ほんとに綺麗な清流です。
この1キロ程上流の鮑子(あびこ)が現在の取水口です
ここで昼食をとり、宮ヶ瀬湖経由で帰宅
三井用水取入口跡への次回再チャレンジを思いつつ!
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