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2021年02月26日

新車情報'21 マツダMX-30 EV

ご機嫌いかがですか?新車情報'21
あたくしは二本和彦です。
でー、きょう話題の中心にするのは「マツダMX-30 EV」という
クルマです。
ここ最近は旧車情報が多かったのですが、久々に新車情報です。

まあこのところ、何かと話題のEVで
相変わらず日本の政治家は木を見て森を見ず的なと言いますか
ナントカの一つ覚えとでも言いますか、EVさえ普及させれば
環境問題は安泰、なーんて安直に考えているようですが
マツダからついに初のEVが1月30日に発表発売となりました。

どちらかと言えば古いほうの人間に足を踏み入れてきたあたくしとしては
元々新しいものは忌避しがちでして、いまだに「スマホ」なる代物がうさん臭くて
虫唾が走るほどなのですが
このMX-30のEVは購入意欲限りなくゼロとはいえ
試乗だけはしようと、昨年からずっと思っておりました。

で、機会を頂けましてこの度試乗できることとなりました。
ただですね、このコロナ禍、これも誰が考えた言葉なんですかね
「この中」と紛らわしくて仕方ないですし、そもそもいまだに新型コロナと聞くと
お、トヨタのあのセダンがモデルチェンジかい?なーんて一瞬思ったりもする
んですが、
閑話休題、
助手席にセールスマンが乗らない限りに、10~15分くらい
お好きに乗ってきてくださいと言われまして、好きに乗れるのはいいのですが
15分ではとても高速道路やいつもの山坂道までは辿り着けず
市街地だけの走行となってしまうことをご了承ください。
お借りできたのは松竹梅と3つグレードがあるうちに一番上等なもの
EV HIGHEST SETというグレードです。

VTRが撮ってございます。ご覧ください。

えー、これはマツダの初のEV、MX-30です。
MX-30は元々、ハイブリッド車として誕生したモデルで、カテゴリーとしましては
SUVになるのでしょうか、何か最近は猫も杓子もSUVという感じで相変わらず
日本のメーカーは節操がないな、という感じですが
観音開きのドアを有するなど、他のマツダ車、あのCXで始まるSUVたちとは一線を画した
どことなくマツダっぽくない外観の一台です。

エンジン車で言うところのアイドリング状態というのでしょうか、既に
起動して頂いた状態で乗りこんで出発します。
シフトレバー、まあEVにはトランスミッションがありませんので厳密にどう言う
べきなのか、前進か後退か停車かを選ぶレバーとでもいうのでしょうかね、これを
Dに入れて発進します。
この「シフトレバー」は、エンジン車のオートマチック車のレバーを小さくしたような形状です。
まずこれは好印象です。
どことは言いませんが、ハイブリッド車の代名詞のようなあのモデルはもちろん、何故
ハイブリッド車はあんなパソコンのマウスのようなへんてこりんな形状の代物を
シフトさせるのでしょうかねえ。俺はガソリン車とは違うぞ、未来の車だぞと言いたいのかも
しれませんが、あたくしは好きになれません。

それはともかく、停止状態ではオーディオを止めますと
空調以外全く音がしません。

試乗車の置いてあるお店から公道に出ました。比較的交通量の多い片側1車線の県道です。
アクセルを踏みます。さほど大きな音ではありませんが
電車が駅から出発して加速していくような音がします。
普段そういう音は自分が運転しない状態で耳にするので、自分が運転してその音がする
その感覚が新鮮です。

赤信号で停止します。
また無音に戻ります。

青信号で発車します。
あたくしが所有しているディーゼルエンジン車にもアイドリングストップ
機能がついていまして、解除するとおなじみの始動音が聞こえて発車という流れに慣れて
いるので、特にそういう音がせず車が動き出す感覚が新鮮です。
加速の途上では、先ほど申した電車のモーター音のような音がしますが
アクセルから足を離すと聴こえるのはロードノイズだけです。
余りに静かすぎて、車の外にいる人たち、特に歩行者や自転車の人に
どう聞こえているのか心配になります。

音に慣れてくると次に印象に残るようになってきたのは加速性能です。
エンジン車とそう遜色ないメリハリが感じられます。
当然ですがアクセルを踏めば加速し、離すと緩み、ブレーキを踏むと減速します。
この点は、もっとガソリン車と違う感覚があるのではと予想してました。
なのでこれはかなり意外であり、このメリハリが得られるのであれば、加減速に関しては
エンジン車から乗り換えても違和感無いのではと感じられました。
これは先にも申しました通り保守的で、ややもすると頑迷なあたくしの感じ方として
自分自身でも意外でした。

あたくしは実は自動車評論をしていない時は工場で仕事をしておりまして
バッテリー式の1.5tのフォークリフトを運転することがあり、これに毛が生えた程度ではと
正直高をくくっておりました。あたくしがふだん乗っているモデルは余り上等でなく
走行音も大きくガサツな印象で、乗用車と同じ乗り味なわけがないのですが、原動機が大枠で
同じ系統というだけでした。

そうこうするうちこの試乗唯一の片側2車線の道路に出ました。わずか数百メートル
ですが、少し強めにアクセルを踏んでみます。
このクルマの出力は145PS/27.5kgf・mです。体重60㎏弱の目方の軽い1名乗車ですので
力不足を感じるわけがないのですが、現行のマツダの1.8Lディーゼル車と
遜色の無い出力ですね。(マツダ3の1.8Lディーゼル車は130PS/27.5kgf・m)

頭上高はこぶしが1つ入ります。全高が1565mmで比較的アイポイントは高いのですが、天井は
さほど高くありません。
後部座席は、後部に向かって絞り込まれるようなルーフ形状ですので、外観からの印象に反し
あまり頭上の広々感は大きくないと思います。

そうこういううちに出発地点のお店に到着です。あっと言う間の試乗でした。
ボンネットの中ものぞかせて頂きました。部品点数が少なく、隙間だらけでしたね。

この最上等モデルの価格は¥4,950,000だそうです。国からの各種補助金も出ますので
これより安く買えますし、税金の免除も受けられますが、自宅で充電をしたい場合は
工事が必要となります。
燃費でなく電費、これも聞き慣れない言葉ですが、今回の短い試乗で
どれほどだったかは把握出来ませんでした。しかし、販売店のお姉さん曰く
フル充電で280kmほど走れるとおっしゃってました。

騒音は、これも具体的計測できませんでした。しかし、64dbを切っているのは間違いありません。

あたくしの感想を一言で申し上げれば、意外にもEVいいかも、この一言です。
もっと違和感を感じると思ってました。もしかするとそれは、完全自動運転車に乗った時
感じるもので、自らの力で運転しようとする限りではパワートレインが何であろうが
大差ないのかもしれません。
あまり広範囲での加速や走行を体験できていない中ではありますが、あのような
メリハリの利いた加減速が出来るのであれば、少なくとも町乗りなど近距離移動の足としては
必要十分との印象です。
ただ、これがEVの走りなんだというような特徴までには至れませんでしたので
もう少し中長距離で走り、その特質を詳しく体験したいとの思いも芽生えました。

ただ、普及には課題が多いと思います。よく言われる充電スポットの問題
昨年末関越道で起きたような数日にわたる大雪の中の通行止め、そんな場面に出くわした時
どうそれを乗り越えられるか、わからない点も多く不安です。

それに、何というのでしょうか、ガソリン車、特にMT車の、自ら回転数を選択し
操る楽しさ、非力なエンジンをギアでだましだまし最大の力を引き出そうとする
あたくしも若いころは箱根の山ん中すっとんで行ったもんですが、余計かもしれませんが
そんな要素をEVでも疑似的にでも体験できたら、
食わず嫌いをしているガソリン車愛好家の何人かを振り向かせられるかもしれません。
勘違いかもしれませんが、それにつながるような研究を
しているメーカーがあると聞いた記憶があります。

皮肉なものですが、EVを体験して、あたくしも従来型エンジンのMT車は、極力乗り続けて
その楽しさを味わっていこう、そう再認識させられた気がしますねえ。

ガソリン車の開発が終わり、新たに発売されなくなる日が来ることは正直想像もしたくない
ですが、それに代わり得る存在もそれなりの面白さを持ったものかもしれないと、この
頑固頭が多少前向きに感じられたということも事実としてお伝えしておこうと思います。




ブログ一覧 | 日記
Posted at 2021/02/26 21:54:36

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