もうすぐ雪中シーズンも終わりですね。
自分は4駆ライフの中で転機となった記事があります。
今はなき「JIMNY KING」の003号の特集、「極低速の世界」という記事です。
(ちなみにこの雑誌は写真がとてもキレイですよ♪)
ジムニー雑誌全てに目を通しているわけではないので、他にもこのたぐいの記事があるかも知れません。(あれば教えて欲しいw)
その記事にはローレンジの事が書いてありました
それまではローギヤをゆっくり進める、という程度の認識、もしくは半クラでは焼けそうなヒルクライムでしか有効度を理解していませんでした。
その記事には「まずはじめに考えるのは「発進性能」だと、その場で発進できるか否かが、走破できるかどうかを大きく左右する」とあります。
いや、そりゃそうだと思っていましたが続きには
「たとえば急なヒルクライムで止まっていられるのに発進できないという状況、止まっていられるだけのグリップがあるなら、力学的に言えばその場から発進できるはず」
「スタートできない理由を簡単にいえば、その発進動作が早過ぎるから。
発進に必要以上の駆動力を、しかも急激にかけてしまうために、その駆動力が路面のグリップ力の限界を超えてしまい、空転を起こして走り出せないというわけだと。
じゃあそ~っとクラッチを繋いでやれば大丈夫か?答えは半分イエス、半分ノー・・・」
もちろんローギヤ化すると駆動トルクも増大するのですが、ここではアクセルをほとんど踏まない極々低速での話になります。
以降、その「必要最小限の駆動力をそっと加えてやる」ために「ローギヤ」が必要だという内容が説明されています。
自分は競技には参加するのはむずかしい仕事ですし、ゴロンとしてしまいそうなトライアルには及び腰なのであまり関係ない事だと思っていました。
でもこの理屈でいけば雪中走行、とりわけラッセル時の状況にも当てはまるんじゃないかと思いだしてからはもう、この記事が頭について離れません。
自分が参加した雪中でご一緒した方は気づかれていると思いますが、自分の走り方はとにかくもっさりとしているはず。
みんな雪を蹴散らし雪面を駆け抜けてゆくのに、私の動きはいかにもドン臭いモソモソといった走りだと思います。
まぁ時々キレたりしますが・・・溝に落ちるなどするのが関の山(爆)
でもホントに雪中で試したいのはコレなんです。
軽い雪のあいだはパウダースノーを吹き飛ばして、ジムニーらしい突撃を繰り返してどんどん進みます。
でも大抵の場合バンパーを超えだすと抵抗になって進めずに撤退となりますよね?
ここからが本題。
なぜバンパーを越えるのか?タイヤが掘ってしまうからですよね?
だからスコップなどで壁を崩し、道を作り、抵抗を減らし再度突撃する。
でもコレでは長く続くはずもなく段々体力がそがれ、時間もかかり撤退となります。
うまい人は突っ込んで止まる寸前にアクセルを軽く抜き、なるべく掘らないようにして次に備えます。
では壁を崩したところで超ローギヤのマシンと交代してみる。
以後想像ですw
もちろんそれだけでは無理だと思うので、4輪チェーンによるグリップ、大径タイヤによる最低地上高の確保、抵抗になり過ぎないなるべくワイドなタイヤで接地面確保&フローティング効果を狙います。
ここまでは大型車でも可能ですがジムニー最大の武器、軽量であることが切っても切り離せない条件。
もしくは雪が固く重い、抵抗が大きいのに崩れだすとパラパラという状況、少しでもアクセルワークがラフになるとすぐに掘れてしまい、腹下に雪を抱えスタックしてしまう。
でも、となりでは人が歩いてます。
たしかに用心して歩かないとハマってヒザ以上に埋もれてしまいますが、慣れてそ~っと歩くとそうでもない。
人はその場のグリップに合わせられる能力があります。
ではクルマは?
クルマもそ~っと動き出せばいける?
4Lよりさらに低いギヤなら・・・?
この先は自分でもわからないです。
でも半クラなりでそれなりの手応えは感じています。
でもこの状況に非常にマッチしているのがロックマシンだと思うんです。
イメージはキャタピラ、スノービル。
接地面積は大きく、駆動力は最小限
軽い車体にでかいタイヤ
そして発進できる超ローギヤ仕様
みんな気が済んだか?じゃあ後はオレにまかせろと。。。w
ジムニーが修理でヒマなのでツマンナイこと書いてしまいました。
でも・・・いつか実証してみたいなぁ~♪
Posted at 2011/03/02 14:32:28 | |
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雪中 | 日記