スイングアーム交換

ガンマのリアサスはフルフローティングサスと言って、サスペンション自体がフレームに固定されている訳ではないんです。

いくつかのリンクやロッドを介してフレームにつながっています。

なので給脂しなければならない部分が多いです。

バラさないで給脂出来るグリスニップルも４個あります。

バラして直接ベアリング等に給脂しなければならない所もあります。

その作業をしている最中に見つけてしまったんです。

サスペンションとスイングアームを固定しているプレートのボスの溶接がはがれていました。

太いボルトでガッチリ締めてあるので問題は無いんですが、やはり気持ちの良いものではありません。

仕方が無いのでスイングアームの交換です。


幸い初期型ガンマのスイングアームはタマも沢山あるので1番安いヤツを買ってみました。

どんなのが来るかヒヤヒヤもんでしたが、元からついていたスイングアームより状態が良い物が届きました。

ちなみに値段は¥1000しませんでした。

送料の方が高かったです。

早速作業開始です。

フレームのこの部分をパンダジャッキで上げました。

リアタイヤが少し浮く位です。

安定感が全く無いので良い子は真似しない様に。


ちなみにこのジャッキはFDに乗っていた時の形見です。

アルミで軽く丈夫なので重宝してます。

リアタイヤとフェンダーを外すとリンク部にアクセス出来ます。

ナット達はかなり硬く締まっているのでインパクトを使ってどんどん外していきます。

スイングアームが外れました。

奥の方はインパクトが入らないのでメガネとパイプを駆使してナットを緩めます。

外れたスイングアームです。

腐食も少なくぼちぼち綺麗です。

40年も経てば溶接もはがれるものなんでしょうか。

新しいスイングアームを取り付けた所です。

ボルトナットの締め忘れが無い様に気をつけます。

左右のステッププレートは外した方がやりやすかったかもしれません。

最後にリアタイヤをつけて完成です。

キチンと振れなく回るか確認します。

着地させてサスの動き具合も確認してみます。


今回の作業で特段難しい部分は無かったです。

まだ新品部品は出るみたいなので、走っている車両はベアリング類を交換した方がいいと思います。

ただ価格が高いのが難点ですね。