碓氷鉄道文化むら (16/05/03)
投稿日 : 2016年08月25日
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碓氷峠の廃線区間を歩いた後は,一度行ってみたかった「碓氷鉄道文化むら」に寄ってみました。
展示車両すべての写真を紹介してもしょうがないので,個人的に印象に残った点のみアップしたいと思います。
ちなみに,この機関車はアプト式時代の碓氷峠の顔である,ED42 型のトップナンバーです。
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個人的には乗車の機会がなかった,旧型客車の車内に実際に入ることができるのが個人的には嬉しいポイントです。
この写真はナハフ 11 1 の車内です。
旧型といっても,大型の1枚窓に合板貼りの車内なので,特に古さは感じません。
座席は昔ながらのボックスシートですが,すべての座席に頭もたれが付いているのがさすが優等列車用という感じです。
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オハユニ 61 107 の車内です。
木張りの内装,木製背ずり,白熱灯の照明ということで,これこそ旧型客車という感じです。
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オハユニ 61 の洗面台です。
「湯」ボタンがありますが,当時の電源のない客車でどうやってお湯を出していたんだ? と思って軽く調べてみたら,やはり機関車からの SG(蒸気暖房)を拝借していたんですね。
ちなみに,洗面台左側に開いている穴は痰壺です。
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オハネ 12 29 の車内の3段寝台です。
旧世代のB寝台なので,ベッド幅が 520 mm です。
ですから,昼間の椅子代わりに使う分にはちょうど良いと思いますが,寝台として使う分には寝返りを打つのもつらいし,ベッド内に荷物を置くスペースもないことになります。
しかも3段式なので,ベッド内で起き上がることも不可能です。
ですから,ボックスシートで夜を明かすよりはマシというだけであり,実際にはなかなかの苦行だったと思います。
#なので,私が鉄道趣味に入った頃には辛うじて20系が残っていたが,このベッドの狭さがあるのでわざわざ乗りに行く気にもならなかった。
ちなみに,当時の3段寝台は座席利用時の開放感を考慮して,中段寝台の壁を取り払うことが出来ます。
(だから,となりの区画も筒抜けになっている)
窓が開けられるようになっているのが旧型客車の寝台車ならではです。
といっても,この車両は冷房化されていますが。
(冷改時に重量増のためにナハネ→オハネに1ランクアップしています)
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峠繋がりということだと思いますが,瀬野八越えで活躍した EF59 も保存されています。
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お座敷客車「くつろぎ」の車内が休憩室代わりで開放されています。
ということで,園内の売店で「峠の釜めし」を買い,「くつろぎ」車内で食しました。
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ちょうど運転体験用の EF63 が試運転か何かで動き始めたので,慌ててカメラを構えました。
昼食休憩も含めて3時間ほど滞在した後,松井田妙義 IC から帰路に就きました。
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忙しくてアップにものすごく時間が掛かってしまいましたが,ようやくこれで連載終了です。
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