飯田線全線完乗の旅-前編 (2020/12/31~2021/01/01)
投稿日 : 2021年01月07日
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私の勤務先では,社員への福利厚生で「カフェテリアポイント」というものが付与されます。
過去に新穂高温泉や七沢温泉へ宿泊したときにだいぶ消費したのですが,実はまだ1万ポイント近く残っているため,ポイント消化のためにどこかへ宿泊を伴う旅へ出掛けようと企んでいました。
そんな最中に GoTo トラベルの一時停止が決まったため,キャンセル続出で逆に空くだろうと思いまして,当初は予定していなかった冬休み中の旅行を敢行することにしました。
#私は単独行なので,旅行に出掛けても3密になることはありません。
#食事中に会話する相手もいないしw
ということで前置きが長くなりましたが,12/31 に最寄り駅から南武線で立川駅へ向かいます。
①あずさ29号(立川 1412 → 上諏訪 1613)
この列車は付属編成も連結した12両フル編成です。
(撮影:立川駅)
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今回お世話になったのは,モハ E353-1005 です。
付属編成の方が空いているかなと思いまして,敢えて2号車を「えきねっとチケットレスサービス」で予約しました。
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E353 系車内の様子です。
最大(?)の特徴は,座席上方の荷棚のところに付いている LED ランプです。
このランプは,各座席の予約状況を表示しています。
緑色点灯は指定席予約済,赤色点灯は空席です。
「あずさ」および「かいじ」号は全車指定席ですが,乗る列車が決まっていない場合や満席だった場合は「座席未指定券」を購入することができます。
この場合,LED ランプが赤色点灯の座席に座ることになります。
もし次の駅からその座席が予約済の場合,駅に近付くと LED ランプが黄色点灯に変わりますので,他の赤色点灯の座席へ移動する必要があります。
(もし満席だった場合は,デッキに立席となります)
この写真での点灯状況からも分かる通り,GoTo トラベル一時停止の影響を受け,12/31 なのに車内はガラガラでした。
この写真は八王子~甲府間で撮影したのですが,甲府での降車も多かったので,そこから先の2号車の乗客は私含めて8人でした。
ちなみに,今回が私にとって E353 系の初乗車です。
E353 系は「フルアクティブ動揺防止装置」を搭載していることから,最高速度 130 km/h でかっ飛ばしているはずなのに,揺れが少なくて快適です。
(その代わり,本来の揺れは台車の空気バネが吸収しているせいなのか,台車からガコンガコンと言う異音が響き渡ります)
さて,JR東日本管内の特急列車では車内販売が続々廃止されていますが,この「あずさ」ではまだ営業しています。
個人的にはなるべく使ってあげようと思い,ホットコーヒーを頼もうと思ったら,何とホットコーヒーの販売が停止されていた…orz
仕方ないので,メニューの選択肢の中から acure ブランドの 100% りんごジュースを購入しました。
この日は上諏訪駅で下車して,上諏訪温泉「油屋旅館」へ宿泊しました。
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1/1 の朝は,ホテルのバイキング朝食を食べてから,徒歩で上諏訪駅へ向かいます。
で,駅の中に入っているコンビニ (NEWDAYS) や駅の自販機で,これからの長丁場に備えて昼食用のお弁当や飲み物を調達しておきます。
②飯田線 544M(上諏訪 922 → 豊橋 1616)
今回は,乗換なしの1本の列車で飯田線を乗り通します。
乗車時間約7時間の長丁場となります。
(1つの列車にこんな長時間乗車するのは「北斗星」以来ですね)
飯田線はほぼ全線単線なので,対向列車との交換のための停車が何度もあります。
この写真は三河東郷駅で交換待ちの間に撮影しました。
B152 という編成番号表記があることから,313系1700番台(3両編成)であることが分かります。
(出典:Wikipedia の「JR東海313系電車」のページより)
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今回は中間車のモハ 313-1702 へ乗車しました。
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313系1700番台の座席は転換クロスシートなので,快適な普通列車の旅を楽しむことができます。
ちなみに,今回私は写真に写っている左側の奥から2列目の窓側の座席を確保したのですが,この位置だと隣の車両(クハ312)にあるトイレにすぐに行けるので,地味に便利なポジションです。
モハ313 に乗車したのでモータ音を楽しめるのかなあ,と思ったら,実は私が座った位置からだとほとんどモータ音が聞こえないのです。
後で調べたら,このモハ313と言う車両は0.5M車だったのです。
つまり,クモハ313側の台車にのみモータが搭載されており,クハ312側の台車は付随台車(モータ未搭載)なので,モータ音がしなくて当然でした。
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天竜峡までの区間は,車窓右側から中央アルプスを眺めることが出来ます。
(撮影:伊那本郷~七久保間)
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一方,車窓左側からは南アルプスを眺めることが出来ます。
(撮影:伊那大島~山吹間)
こんな感じの車窓が続きますので,長時間の乗車でも飽きることはありませんでした。
(続く)
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