HKSフラッシュエディターを購入してフェーズ2で使用していましたが、現車合わせで、S660本来のポテンシャルを、しかもレギュラーガソリンで引き出したいと思うようになりました。
ハイオクではなくレギュラーにこだわる理由は、S660エンジン設計PLの澤田氏がS660本で
「レギュラーガス対応のスポーツカーは日本の自動車メーカーとしての拘りです」(NEKO MOOKシリーズ「ホンダS660パーフェクトガイド2016」、ネコパブリッシング発行)
と話されており、せっかくレギュラー仕様で発売されているクルマなのでその能力を引き出したかったのと、ブーストアップなど無理なパワーアップをせずに末永く乗りたかったからです。
いざお店を探してみると、ハイオク仕様の現車合わせは多く見かけるのですが、レギュラー仕様のセッティングをしてくれる関東近辺のお店の情報がなかなか見当たりませんでした。
そんな折り、みんカラでスーパーオートバックス浜松のオリジナルデータからの現車合わせをキャンペーン価格で行っている情報を見つけ、問い合わせたところレギュラー仕様もあるとのことで、6月に浜松まで遠征しました。
作業詳細は整備手帳に載せましたので、そちらをご覧下さい。
今回の現車合わせのパワーデータ出力をご覧下さい。
ピーク時のブースト圧は吊しのフェーズ2よりもむしろ下がっていますが、適正な空燃比・過給圧コントロール・バルタイのセッティングをしているとのことでパワーも上がっています。
で、レギュラーガソリン現車合わせの乗り味ですが、常用域でのアクセルの踏み方にエンジンがリニアかつスムーズに反応してくれるようになりました。
ノーマルがこの状態ならば、非常に評価も高かったと思います。パワーが自主規制を超えてしまいますが(笑)
今回はレギュラーのままなのでトルクもそれ程変わらず変化は大きくはありませんが、ハイオクにしてブーストを上げるとパワーも上がり、劇的な違いを体感できると思います。刺激が欲しい方はそちらをオススメします。
そのS660のエンジンであるS07Aは、ご存じのようにターボチャージャーを除き基本的にNシリーズと共通のエンジンで、低回転域で高トルクを発揮する今時のエコなエンジンです。
あまりエンジンに詳しいわけではないのですが、S660ホームページのエンジン性能曲線を見てみると、高回転域のトルクの落ち込みが、パワーが64馬力のままの理由に見えます。
逆に言うと、この落ち込みをなるべく抑えることで、ある程度のパワーアップを狙えると言われています。
手っ取り早くパワーを上げたければブーストアップもありますが、このエンジンはブーストを上げると壊れやすいそうです。
そんなリスクを負ってまでパワーアップしたいとは思っていませんので、抑えられていた部分を解放してあげるところまでを目指しました。
巷では80馬力ぐらいまでは出ると言われていますが、逆に言うと80馬力までがノーマルエンジンの限界で、それ以上はタービンやインジェクターなどに手を入れないと難しいそうです。
パワーアップのロードマップですが、
ノーマルのままだと
64馬力
→ フェーズ2+マフラーで
70馬力
→ 吸排気+現車合わせで
80馬力
→ さらにハイオクガソリンで
90馬力 ⇒ここがノーマルエンジンの限界?
→ タービン一式交換で
100馬力超!
というのが、何となく分かってきました。(あくまで私なりのFEでの目安ですが^^;)
皆さんはどこまで目指しますか?
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Posted at
2016/09/04 23:34:55