
いままで吊り下げ式のアクセルペダルしか操作したこと無いので、V36でオルガン式のアクセルペダルになっても吊り下げ式と変らない踏み方をしていた。
ふと「このままではオルガン式の意味が無いかも」と思い、踏み方を変えてみた感想を述べておく。
吊り下げ式ではアクセルとブレーキペダルのほぼ中間位置にかかとを置き、かかとは固定したまま足首をひねった状態でアクセルかブレーキを踏んでいた(赤線の踏み方)のを、かかとの位置をアクセルの付け根に持っていき、ブレーキを踏むときは思いっきりかかとを内側にひねって踏むようにする(緑線の踏み方)。
確かに高速道路のようなブレーキをほとんど使わないシチュエーションでは足首の角度は楽になるし、微妙なアクセルコントロールも容易なのが体感できる。吊り下げ式では足の指や付け根あたりでペダルを踏むことになるが、オルガン式ではもう少し下の土踏まずから足指の付け根あたり全体で踏むことになる。かかとの位置を後ろにずらせば足指で踏むこともできるが、体育座りみたいになるのでイヤだ。
吊り下げ式と同じ感覚でペダルを踏むと車は一向にスピードを出さない。なぜならストロークが足りないためだ。写真の○が足裏がペダルに当たる箇所で、オルガン式の踏み方のほうが支点(ペダルの付け根)からの距離が遠くなるので感覚的なストロークは大きくなる。発進時に同じ1cmくらい踏み込んだとすると吊り下げ式踏み方なら3000rpm、オルガン式踏み方なら2000rpmで加速することになるということ。同じ3000rpmまで回そうとするとオルガン式ではさらに1cm踏み込まなくてはいけない。つまり細かなアクセルの調整幅が増えたということになる。
これでV36でオルガン式のペダルが採用された理由が分かった。
しかしブレーキペダルをすばやく踏むことがまだできない。無理やり足首をひねるのが早いのか、足を持ち上げて踏みなおすほうが早いのか・・・もう少し修練が必要なようだ。
でも20年来慣れていた足位置を変えるのはちょっと辛いものがある。そのうちに慣れるだろうなぁ。もう若くはないからなぁ・・体が順応してくれるかな?少々不安ではある。
V36は微妙なアクセルのコントロールができないと言っている人はオルガン式のペダルを踏み慣れていない人なんでしょうね。
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2007/02/28 01:28:05