7年に一度の奇祭「諏訪大社御柱祭」
本来は、氏子の神事であり観光行事ではない。
したがって、無条件で神事を特等席で見ることができるのは氏子のみで、あとは抽選にあたった運の良い観光客のみとなる。
我が家は、抽選に外れたため旅行会社が企画した脇の桟敷席での観賞となった。
長野県民でありながら、御柱に行くのは初めてであり勝手が分からない。
そのため、駐車確保のために午前4時30分に出発し無料駐車場には6時ころに到着しました。
県外ナンバーも多く、すでに駐車場は7,8割方埋まっていた。
神事の祭りに参加する氏子達がバスで到着!
しばし歩いて、木落坂公園に向かう
既にスタンバイしている氏子や観光客で道路はいっぱい!
木落坂公園の木落エントランスには、九十数年ぶりに一番くじを引き当て本宮一の御柱を曳航する栄誉を引き当てた豊田・四賀地区の氏子達がスタンバイしていました。
御柱の前と後にある角のようなⅤ字の木を「めでこ」といい、氏子らがしがみついて曳航したり、木落がされます。
足場が組んである場所が、私らが観賞した桟敷席です。
テレビクルーもスタンバイ
道路には、次の御柱を曳航してくる地区の氏子らもスタンバイ
桟敷席から見た木落坂公園
すごい人です。
残念ながら、真下から木落を見上げることはできません。
もうすぐ木落。めでこへのスタンバイはこれからです。
坂の下の広場では、木遣りが舞われ歌われて神事を盛り上げます。
真下から見上げる場所に足場が組まれています。
どこの旅行代理店だろう???
氏子たちが、めでこによじ登っていきます。
中央本線がときどき通りかかるので、乗客もみな観賞しているのでしょうね!
広場下の特等席の方々(本来は氏子だけが入ることのできる場所ですが、・・・法被を着ていると警備の方に「氏子ですか?」「はい。」といえば、行けたみたい・・・・)
あずさも通過
今から、40年近く前に高校卒業して上京するときに、ちょうど木落坂を通りかかり、あずさから木落を見たのを思い出しました(当時は、こんな整備された公園ではありませんでしたが・・・・)
刻一刻と木落の時間が近づいてきます。
木遣り唄に合せて、氏子らも掛け声を張り上げて、アドレナリンを噴出させます。
斜度は27,28度程度ですが、めでこの上は地上から3mはありそうで、かなりの恐怖心だと思います。
対岸の桟敷席
ここが、抽選で漏れた場所だと思う・・・・
そして、いよいよ木落
必死にめでこにしがみつく氏子達
脇の席からだと限界があります(´;ω;`)ウゥゥ
この後悲劇が・・・
一番くじで入れ込み過ぎていたためか、向かって左に御柱が傾き、めでこが地面に接地(黄色い氏子さんが、地面に・・・幸い救急車も出動しなかったので、大怪我はなかったと思います・・・)
大きく傾いたために、赤の氏子さんたちも落ちないように必死です。
結構やばい状況ですね・・・
向かって左のめでこが接地したために土埃が・・・・
(かすみ除去で見えやすくしておりますが・・・)
黄色い氏子さんたちも落下することなく、御柱も傾きが補正され元の姿勢に戻りました。
会場からは、大きな歓声と拍手が・・・・
成功したことを祝う垂れ幕が、木落エントランスにかけられました。
木落広場下部では、歓声と拍手の中
氏子たちの「どや顔ならぬ、どや雄叫び」が続きました。
我が家の木落観賞は、残念ながら入れ替え制のため、ここで会場を後にしました。
駐車場までの道は、ちょうど御柱曳航道路と重なっていましたので、前宮一の御柱を曳航する富士見・金澤地区の氏子たちです。
すでにめでこには氏子が乗っており、気合いれまくりです。
なんか恰好いいですよね
若者が神事にかける姿って・・・
そして、3本目の御柱を曳航する氏子たち・・・
私たちは、帰路温泉「河童の湯」に立ち寄ってから帰宅しました。
温泉の休憩場で富士見・金澤地区の木落をテレビで見たのですが、時間をかけて調整したようで、真っすぐにゆっくりと坂を下ることができ、大成功だったようです。
次は、62歳
次も行けるといいなぁ
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Posted at
2016/04/03 15:55:20