柔らかい足は最終的に換えることになるので、今のところこのままで良いとして、この加速感は気になります。おそらく燃費を意識したスロットル・バイ・ワイヤに原因はあるのだろうけれど、ケーブル(ワイヤー式)の遊びを無くしたアクセルに慣れた身には、このノンリニア感は気持ち悪い。まるで被ったみたいな一瞬の息継ぎ的タイム・ラグ。仕方がないのでオン/オフ・スイッチの様に大袈裟にペダルを踏んでみると、やや解消することが判明したので、もしかしたら、普通はそうやって踏んでいる人が多いからこの設定になっているのか!??などと勘ぐってしまいました。(ガバッと踏まれることが前提?)本来「ペダル類はオン/オフ・スイッチではない」というのが大前提のはずなんだけど。それにしても、もう少し何とかならないのかなぁ。試乗したロードスターではそんなにネガティブには感じなかったけど、こちらはやっぱり「ベース車」なのか?ということで、クラッチのリリース・タイミングとアクセルの踏み込みタイミングをずらしてみたり、半クラッチ状態を長めにしてみたりと試行錯誤しましたが、長年の癖を変えるのは大変。(いきなり加速することもあるから不思議なのです)では、そのエコ度合いはというと?実際のところ、都内でトルク(パワー)・バンドを意識して走っていると、1トン前後の1.5Lで110馬力程度だと、11〜12km/Lっていうのが相場みたい。本当はギア・シフト・インジケータの通りにアップシフトすればエコなんだろうけど。その通りに運転しているとキビキビと動けないもどかしさを感じるのです。常に瞬間的判断を求められるような都内の交通状況では特に。不満点ついでに自分のシート・ポジション(かなり後ろ寄り)だと、Bピラーが真横に位置してしまうため、右折合流時の斜め左の最終確認(助手席方向に向いて合流直前での合流先の後続車確認)が、ピラーが太いということもあって死角になる場合があって、その際には姿勢を動かす必要がある。更に後方左右の視界の悪さも気になるので。広角ルーム・ミラーに変更して左後部座席横の窓の外も確認できるようにしました。左側をすり抜ける二輪がやたら多いので自衛目的です。(余談ですが、クルマの後方死角を全く考えないで、斜め後ろに次いてくる二輪がやたらと多いのに呆れています。)あと、車体のサイズ感を正しく認識するのにいつもより時間がかかりました。実際の大きさと、運転席で感じる大きさとに差がある?実寸でそれほど大きいわけでもないのに、見た目で大きく見えるということであれば、それはデザインに起因しますが、運転席からのサイズ認識のズレについては、死角が多いから感じるのかもしれません。どうしても実際よりも大きく感じてしまう。今ではすっかり慣れましたが、当初、寄せたつもりが思った以上に余裕があって笑ってしまいました。不満点は以上?賛否両論のオルガン・ペダル吊り下げ式のアクセル・ペダルとの大きな違いは、支点の違いによるペダルの踏み込み感覚でしょうか。(もしかして上記の加速感の違いは、このペダルの違いが原因だったりして…)ただ、ヒール・アンド・トゥのし易さはペダルの形状(位置)と、足の大きさに依るところが大きく、US10.5の自分にはかなりやり易いので、実はオルガン・ペダルで良かったと思う派です。ちょっとだけ捻ってアクセル・ペダルのフロア(支点)に近いところを踵で強めに踏んで煽ることが出来る。吊り下げ式だと足をかなり捻らないとアクセル・ペダルまで踵が届かないので、ペダル形状を変えるか、トゥ・アンド・トゥをすることになる。そもそも論として、かなりしっかりとブレーキを踏んでいることが前提なので、それなりの状況下での話です。ブレーキを深く踏み込んでもいない(踏み込む必要がない)状況では、ヒール・アンド・トゥはほぼ不要だし、やろうとしても却ってやり辛いだけ……。しょぼいタコ・メーターこれには苦笑いしかありませんが、走り方とメンテナンスに気をつけて居さえすれば、タコ・メーターも大きくなくてもいいし、水温計も無くても何とかなる?基本的に慣れれば、頻繁にレヴ・リミットに当てることもない。むしろ気をつけるべきはダウンシフトのタイミングだし、そもそもそんなにいちいちメーターなんか見ていないしね。あえてスピードとトルク・バンドを確認する時くらい?ミッションもそんなにクロスしていないし、あまり忙しくない。(本当は、もう少しクロスしているともっと楽しいのだけれど)つづく