これにはちょっと感動しました。凄くコントロールしやすい!ただ、ダストが多いのと(もちろんフロントだけど)、楽しくハイ・スピードでそれなりの距離の山を駆け下りてくると、芳しい匂いが車内にまで漂ってきます。某ブログでも指摘されていましたが、ブレーキのコントロール性と相まって、車重は軽いし、しかもリアの安定性が予想以上に抜群なので、ダウン・ヒルが普通に楽しい。ここで言うところのコントロール性も、「ペダルはオン/オフ・スイッチではない」ということが前提で、ペダルの踏み込み加減に応じて効くということなんだけど、対フェード性ということで言えば、おそらく交換すべき。このままの特性で対フェード性が上がったパッドがあれば文句ないかな。現状で、更に限界を探ろうとして振り回わしたいなら、LSDを組んでからにするか、このままジムカーナ場かミニ・サーキットに持ち込んで試すべきかもと思った。*サーキットではないから当然かもしれないけど、内輪が大げさに浮くこともなかったので、工賃と天秤にかけるとLSDも悩ましい?かも。ということで、タイヤもブレーキも、ちゃんと自分のセンサー感度を上げて意識して運転すれば、破綻することもなく、しばらく楽しめそうなグレードのようです。(タイヤはユーティリティー・パッケージに着いてきたもの。パッドは他のグレードと同じなのかどうかは不明、もしサイズ的にXDと同じということなら、フロントの重量が100kgも違うので、その分有利かな)最後にフワフワ感について実は最大の難問がこれだったりするわけです。但し、ボディ剛性については全く不満を感じていないです。どう考えてもボディが縒れているという風には感じられない。なので、はっきり言ってその点だけでもかなりお買い得なコンパクト・カーじゃないでしょうか。(但しリア・ドアは除く!軽さに貢献という意味では◯?)故に補強系の追加パーツは今のところ不要という感じ。せっかく軽いのだからこのままで様子見です。ちなみにロール・ケージも組む予定はありません。横方向のロール感と前後のピッチングについては、走行シチュエーション、車重、タイヤの銘柄、スプリング・レート、ダンパーのセッティング、スタビライザーの太さ、車高を含めたアライメント、ブレーキ制動力の具合、その他ブッシュ類や、エンジン・マウントなどのハードな要素と、自分の好みとの折り合い(つまり、なぜ換えたいのか)なのですが、その交換順序(セッティング順序)を間違えると泥沼にはまりそうなので、まずはノーマルを自分なりに知る(分解する)ことから始めてみました。つづく。