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2025年08月14日 イイね!

iDrive7コントロールディスプレイのゴーストタッチ対策

iDrive7コントロールディスプレイのゴーストタッチ対策iDrive7のコントロールディスプレイ、タッチできるようになってから、たいそう便利になりました。(指紋が付くのでできれば触りたくないですが・・・)

しかし、急に「緊急交通情報」が表示されたり、付近の「ガソリンスタンド検索」が表示されたり、いつの間にか「音声案内」のチェックが外れていたり、ルート案内が終了されたりしていました。
ルート案内終了はいつの間にか気づかない、のですが、緊急交通情報が急に表示されるのはホラーです!

ジェスチャーコントロールが悪さをしているのかと思い、ジェスチャーコントロールをOFFにしてみましたが、変わりません。

そして、気づいたのは、MAP表示中に、一番右の列のボタンが勝手に押されているっぽいのです。

そこで、しばらくはHOME画面にしてしのいでいました。
それでもごくまれに、HOME画面の右に表示してあるウィジェットが詳細表示に切り替わることがありました。

この状態に気づいてから半年以上経過し、もう一つ分かったことが、自分で取り付けたQiホルダーにスマホを置いているときに発生(でもこれは、乗り込んだらほぼスマホを置いた状態)。しかも、充電が100%になったときに発生している模様。
ほかにも、85%の時に発生していることもありました。

このことから、どうやら設置したQiホルダーが、充電電力を変更する際にパルス状の電波により静電気が発生し、それが「ゴーストタッチ」という現象を引き起こしているのではないかと考えました。

ゴーストタッチはiPhoneなどのスマホで稀に起こる現象で、特に特殊なカバーを付けていると起こるようです。

防ぐ方法は2つ。
自分で取り付けたQiホルダーを外すか、静電気を誘発する電波を遮断するか。
もちろん、外すと使いづらいことこの上ないので、電波を遮断します。

遮断するのに使うのはアルミ。
まずはどの家庭にもあるキッチン用アルミホイルを両面テープで貼ってみます。
ちなみにアルミホイルの電波遮断能力は強力で、スマホを隙間なく包むと簡単に圏外になります。

用意したアルミホイル


つけるための両面テープ


問題はどこに貼るか?
電波の出元に貼るのが効率が良いのですが、一番電波が出ているQiの面に貼ると充電できなくなり意味がありません。
Qi充電器裏面から出ているのではないかと考えて、裏面に貼ってみました。



わかりにくいですが、裏面だけに貼ってみました。
が、効果はありませんでした。

そこで、側面にも貼ってみます。



これでも解決せず。
最終的には左側面をすべて覆い、剥がしていなかったキズ防止フィルムもエイヤっと剥がしました。
それでもやはり充電100%付近でゴーストタッチが発生します。

考えを変えて、電波を発する側ではなく、受ける側のディスプレイで対策してみようと思いました。

前車F31時代に風切り音&燃費対策に、アルミテープチューンを実施しました。
その時のアルミテープを活用です。

見た目はひどいですが、できるだけシワにならないようにピッタリ貼ってみました。
斜めに走っている線は、ディスプレイ保護ガラスの切れ目です。
(この保護ガラスもゴーストタッチ対策で貼ってみましたが全く意味がありませんでした。)



この状態でしばらく走ってみると、スマホの充電が85%だろうが100%だろうが、ゴーストタッチが発生しなくなりました。
効果ありそうです!

では、このアルミテープの効果なのか? それともQi充電器側のアルミホイルとの相乗効果なのかを検証すべく、Qi充電器側のアルミホイルをすべて剥がしてみます。



スマホが98%程度の充電状態で乗車し、気づいたら100%になっていましたが、ゴーストタッチは発生しませんでした。
どうやらiD7のコントロールディスプレイ側にアルミテープを貼ってゴーストタッチを防ぐ方法は効果がありそうです。

しかしです、このアルミテープ、運転席側からはスマホに隠れてあまり見えませんが、助手席側などはギンギラギンでかなり目立ちます。
そこで、黒いアルミテープに貼り換えます。

「最初から黒いアルミテープ貼れよ」って思うかもしれませんが、以前購入した黒いアルミテープは家から250kmほど離れた、いつもクルマ整備の場所として使わせてもらっているおじさんちの車庫に置きっぱなしになっていて、ちょっとしか使わないのに再購入するのが躊躇する値段。
札幌に来る弟に、「来るときに黒のアルミテープを持ってきて!」とお願いし、昨日ようやく黒に貼り換え。



あまりかっこよくないことには変わりありませんが、艶消しの黒になることで、かなり目立たなくなりました。

貼る際は、上の写真の通り、「MAP」画面を表示することで、一番右に白い線が出ます。(アイコンのスクロールバーです。)
この白い線が隠れないようにすれすれのところでまっすぐ貼りましょう。
剥離紙を1/3だけ剥がして位置合わせをし、位置があったら残りの剥離紙を剥がしながらアルミテープを押さえつけ、ディスプレイにフィルムを貼るのと同じように、片側から空気を抜くように貼っていくのがコツです。

これでゴーストタッチともおさらばして、大きなコントロールディスプレイを隅々までMAP画面として有効活用できそうです!
と、言っても、この位置にQi充電器を設置する人なんてほとんどいないので、皆さんの参考になるのかはギモンです。
Posted at 2025/08/14 22:54:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 一般 | クルマ
2025年07月09日 イイね!

BMW G21 外気導入フラップエラー 内気循環にならない!

BMW G21 外気導入フラップエラー 内気循環にならない!以前、エアコンのエバポレーターを逆性石鹸を使って洗浄しました。

BMW G21 エバポレーター洗浄

この時の噴霧器のノズルが広角で、液剤が奥まで届いていなかったせいか、アイドリングストップから復帰する際に酸っぱいにおいが少量するようになってきたため、ノズルを直線的に強く噴射するように設定して、再施工。

それと同時に、マイクロフィルター交換警告が出ていたため、マイクロフィルターを交換しました。

その際、マイクロフィルターを斜めに挿入してしまったようです。
もちろん、挿入時には気づきません。

エアコンの風量の強さに合わせて、口笛のようなヒューっという風切り音がするようになりました。

別件でISTAをつないだところ、ディフェクトメモリーに「外気導入フラップモーター異常」のようなエラーが発生しており、「存在する」が「はい」になっています。
つまり、過去に記録されただけでなく、今も発生していると。
(そして、その時はキャプチャーし忘れるという失態!)

試しに、IKHAモジュールで外気導入フラップのステイタスを確認すると、100%までしか開かないはずの外気フラップ開度が255%に!
(そこまでセンサーで把握できるのもすごいが・・・。)
外気導入フラップを基準アドレスに動作させるテストも異常終了します。

内気循環にしようとしますが、ボタンを押しても、数秒で外気循環に戻ります。

どういうことなのか、ググってみたところ、アメリカでこんな注意喚起が。

https://static.nhtsa.gov/odi/tsbs/2021/MC-10205096-9999.pdf

どうやら、前回、新しいマイクロフィルターを挿入する際、外気導入フラップが開いたまま、フィルターを斜めに挿入し、むりやり押し込んだことで、外気導入フラップがひっくり返った状態になってしまい、中途半端に外気導入フラップが開いたままになっていたということです。

そこで、マイクロフィルターを外し、前回同様シロッコファンユニットも外しました。
(外し方は、写真が分かりにくいですがBMW G21 エバポレーター洗浄へ)

シロッコファンを外した奥に、外気導入フラップが見えます。

フラップが誤った位置だった時の写真を撮り忘れましたが、北米BMW社の注意喚起画像のように、フラップ上部が手前、フラップ下部が奥になっていましたので、上部を手前に引っ張って元の位置に戻します。
結構力いっぱい引っ張って回転させました。
(途中、バキッという音がしますが、壊れませんでした。)

正しく戻った位置がコチラ↓



この状態でエンジンをかけ、ISTAを使ってIKHAモジュールで外気導入フラップを基準位置に動かすテストを実施すると、モーターでフラップが回転して開閉されるのが確認できました。
(先ほどの注意喚起でも、ISTAのABLで基準アドレスのキャリブレーションを行うように書いてます。)

そして、「内気循環」にすることでフラップが閉じますから、その状態でマイクロフィルターを挿入します。

自分でフィルターを交換する際は、エンジンを切る前に「内気循環」状態にして、外気導入フラップを閉じた状態で実施すると、フラップがひっくり返る状況になる確率が低くなるそうです。
ご自身でマイクロフィルターを交換される方は、くれぐれもご注意くださいませ。
Posted at 2025/07/10 00:22:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 一般 | クルマ
2025年05月04日 イイね!

FRM3を車両に取り付け、VINを書き換える。

FRM3を車両に取り付け、VINを書き換える。だいぶ前の回で、XPROGを使って壊れかけのFRM3のD-Flash(コーディングデータ保存エリア)のEEP-ROMを消去→上書きして、復活させました。

今回はようやく車両に取り付けたので、ドナーのVINではなく、正しいVINを書き込みます。
(VINが相違のままだとエラーが出ます。)

実家の実車MINI R56(帯広)と、コーディングを実施する私(札幌)が離れており、リモートで実施しているので、実車の画像がありません。
なので、FRM3の脱着方法の写真がありません。

ちなみに、実家と私のPCはWindows10/11の標準機能「クイックアシスト」というソフトを使って、画面をリモート操作しています。

(コーディングには必要ありませんが、ソフトウェアのセットアップ等、Administorator権限が必要な場面では、ユーザーアカウント制御が出てきますが、リモート側ではこのユーザーアカウント制御に対してはブラックアウトされ、操作できません。そのため、ユーザーアカウント制御時に実家側でOKを押下してもらうか、そもそもユーザーアカウント制御のブラックアウトをしない設定をする必要があります。)

実家PCとMINI R56をD+CANケーブルでつなぎ、実家PCと私のPCをクイックアシストで接続したら、ToolSet32を起動します。

起動したら、メニューバーの File → Load LGBD Group file を選択します。
ファイル選択ダイアログが出ます。



FRM3の場合はfrm70.prgです。
どのprgファイルを選ぶべきかは、NCS Expartで該当のモジュールをCODIERDATEN_LESSEN等をしようとする際、job_executeボタンの上の方に記載されています。VINを変更したいモジュールに合わせて、prgファイルを選択しましょう。

モジュールを選んだら、jobリストが出てきます。
この中のc_fg_schreibenを選択します。



cの意味は分かりませんが、fgはドイツ語のVIN、車両識別番号「Fahrzeugnummer」のようです。
schreibenは書き込みです。

jobの右にあるテキストボックスに17桁のVINと1桁のチェックサム、合計18桁を入力します。
これもNCS ExpertでCHASSISとECUを設定すると出てきます。

ちなみに、この世代のBMW/MINIは、CASとFRMモジュールの2つにVINとVO(FA)が記載されており、今回のようにFRM3が中古で他の車両のものでも、CASを見ると元の車両の情報がわかるようになっています。

VINとチェックサム合計18桁を入力したら、メニューのjobからStart job once onlyを選択し、VINを書き込みます。



桁数やチェックサムが間違ってなければ、エラーなくすぐに完了します。



注目してほしいのは、右のResultボックスに出てくる_TEL_AUFTRAGの値。
一番右に下7桁が、変な空白文字とともに表示されます。
文字化けしているようですが、VINを書き込んでいるようです。

続いて、jobボックスの中から、c_fg_schreibenのすぐ下にあるc_fg_auftragを選びます。
fgは先ほどと同じ車両識別番号のドイツ語。
auftragは注文とか委託とかいう意味のドイツ語です。
テキストボックスのVINはそのまま18桁を入力したままにします。
(もし消えていたらもう一度入力しましょう)
んで、メニューのjobからStart job once onlyを選択します。



ToolSet32を終了させます。
これで、VINが書き込まれましたが、すぐにNCS ExpertでVINを確認しても、変更されていません。
変更したことを確認するためには、FRM3モジュールの再起動が必要になります。
可能であれば、イグニッションをOFFにしてバッテリーを20秒間外しましょう。
(おそらくFRM3はイグニッションOFFでも起動し続けています。)

私はFRM3を再起動させなかったので、「VINが変わってない!」と思い込み、WinKFPを使ってプログラミング+VIN書き込みをしてしまいました。
(NCS Expertの説明が一切ないのは、VINが書き換わっていないことに焦り、いろいろと試していたのでスクショを取っていないからです。)
ちなみに、FAコーディングの際にFRM3に再起動がかかり、その後無事にVINが変更されたことを確認しました。

次回、WinKFPでVIN変更方法をお伝えします。

が、本当はとっとと次にFAコーディング(VOコーディング)と、コーディング値リセットをやった方が良いです。
(このあとコーディングをやりましたが、紆余曲折あったのでスクショ取っておらずですみません。)
Posted at 2025/05/04 22:33:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | 一般 | クルマ
2025年05月02日 イイね!

BMW iDrive7用USB音声入力の正体

BMW iDrive7用USB音声入力の正体ウチのBMW G21、前のオーナーが地デジチューナーを設置してくれています。

前車F31には韓国Q-DISのインターフェースをどこかの国化から個人輸入して取り付けていました。
今回はそれが最初から設置済みです。
たまにしか使わないけどありがてぇ。

今回のG21には、前のオーナーがアイテル製Doujousya TVを入れていたようです。
このインターフェース、音声はアナログ音声をAD変換してUSBに入力させる、音声専用の外部ユニットがあります。
このユニットの正体が一体何なのかを、簡単に調べたいと思います。

まずは、iDrive7に認識されている状態。



AUX-IN USB-A6として認識されています。
アイコン的にはスマートフォンとして認識されているようです。
ちなみに、その上に出ているUSBアイコンのFLAC_512は、サンディスクの512MBのUSBメモリーで、FLACファイルが入っていることがわかるように、ボリューム名を「FLAC_512」と設定してます。

では、iDrive7と接続されているUSB音声ユニットを外して、Windows10 PCに刺したらどう認識するでしょうか?

蘊蓄ですが、USBは代表的な機能は予め、USB Classとして定義されています。
USBマウスやUSBキーボードが刺しただけで基本機能が使えるようになるのは、USBマウスやUSBキーボードがUSB HID Classとして定義されて、USBを刺したときに機器側が「私はUSB HIDデバイスです。」とOSとネゴシエーションし、OSがその申告に従って、USB汎用HIDデバイスドライバをアタッチするためです。

私の予想では、USBデバイスを刺しただけで音声入力が使えるので、USB Audio Classを名乗っているのではないかと思いました。
もし、USB Audio Classであれば、市販の高音質で低価格なUSBオーディオアクセサリーを、BMWのオーディオ入力デバイスとして利用できそうです。

そんな期待を胸に、Windows10に説即したデバイスマネージャーがこちら。



この!マークがついた「USB大容量記憶装置」がそれです。

プロパティを見てみます。


USBポートに刺した瞬間はビックリマークが出ないのですが、ドライバをアタッチしようとすると、この通りドライバがアタッチできないようです。

そして、USBクラスをみるため、「詳細」タブに移行し、「互換性ID」を見てみます。



確かに、Class08から始まるUSBマスストレージクラスですね。
USBオーディオクラス1.0かUSBオーディオクラス2.0を期待していたんですけどね。

だとすると、結構高度なことをやっている機器のようです。
これは私の仮説ですが、まず、「自分はUSBメモリーだ!」と言って、iDriveとネゴシエーションします。
iDriveはUSBマスストレージクラスドライバをアタッチして認識し、USBデバイス内のメディアファイルを検出しようとします。
音声入力アダプタは、ここでも「私は「Audio」という音楽ファイルしか持ってないよ!」としてiDrive7にファイルを検出させます。
iDrive7は検出したデバイスの先頭ファイルを自動再生させますから、このAudioというファイルを再生します。
しかし、音声入力アダプタは、入力されたアナログ音声信号をA/D変換した後、Audioというファイル名にpipe(入力をストリーム)しているようです。

試しに、USB Audio Classs2.0(1.0互換)の、Behringer U-CONTROL UCA202という音声入力のUSBデバイスをiDriveに差し込んでいます。



「USB機器はサポートされていません」と出ます。

ここからわかることは、数社から出ているiDrive7用のUSB音声入力デバイスは、結構難しい振る舞いをすることで、ストリーミング音声を車内で聞けるようにしてるっていうことでしょう。

でも、個人的にはiDrive7側がUSB Audio Class 2(USB Class02)に対応していさえしてくれれば、もっと簡単にデジタル入力ができて、良質な音声が聞こえたのではないかと思います。

そういえば、iDrive7ってOSは何が動いているんでしょうね?
(iDrive4.0 NBTはNQXでしたね。)
Posted at 2025/05/02 23:47:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 一般 | クルマ
2025年04月26日 イイね!

BMW G21 エバポレーター洗浄

BMW G21 エバポレーター洗浄長い冬が終わったので、そろそろエアコンを入れようと、A/C MENUからA/CをONにチェックを入れると、アイドリングストップからの復帰のたびにスッカい臭いが・・・。
きたかエバポレーターのカビ。
あの何とも言えないスッカい臭いってホントにカビなのかしら?

友人宅でタイヤ交換するついでに、エバポレーターを洗浄します。
エバポレーター洗浄に使う薬剤は、お安く金属への攻撃性がない、逆性石鹸「オスバン」



消毒剤としてどこの薬局にも売っていて、殺菌力は200倍希釈でも十分。
ただ、人体への殺菌ではないので、私は5倍程度の希釈で使っています。

前車F31は
外気 -> ファン -> エアコンフィルター -> エバポレーター
という順番ったようで、エアコンフィルターを外せばエバポレーターにアクセスできました。
当然、エアコンフィルターは交換が前提なので、そこそこアクセスしやすかったのです。

ですが、G21は
外気 -> エアコンフィルター -> ファン -> エバポレーター
という順番になっていて、エバポレーターにアクセスするためには、ファンを外す必要があります。
ファンを外すとなると、一大事のように思いますが、F31よりも面倒ではあるものの、ファンを外すこと自体は、3本のネジなので大したことはありません。
それよりも、助手席足元吹き出し口のプラスチックダクトがとても邪魔をすることが、手順を複雑にします。

まずは、助手席の足元真上にあるパネルを、2本のフックを90度時計回り回して外します。
(いつもこれが摘まめず、ペンチを使ってます。)
そして、パネルの照明コネクタを外します。
(私はAVインターフェースの電源スイッチコネクタが付いているので、それも外します。)



そして、エアコンフィルターのカバーのネジ2本を外し、フィルターを外しておきます。
エアコンフィルターのカバーにはドレンホースが付いてますが、ドレンホースは外すことなく、その辺に放置しましょう。
そして、あとで面倒になる前兆、足元吹き出し口ダクトが、フックで固定されているので、そのまま強引に、ほぼ真下、できればほんのちょっとだけ運転席方向に引き抜きます。
この時、エアコンフィルター付近にあるフックは簡単に外れますが、ダクトの上の方が簡単に外れません。
このダクト接続部は、真下からちょっと車外向けに向かれているので、フックを外した後に、真下からちょっと車外向けに引っ張る必要があります。

写真は間違ってエアコンフィルターよりも先に吹き出しダクトを外した様子。
白いパッキンが見えるのがフィルターをカバー。
その右下に斜めに不自然にぶら下がっているのが、外した足元吹き出し口のダクト。
どこにも固定されていないのに、落ちてこない・・・。



続いて、シロッコファンを外します。
これは、プラスチックのハウジングごと外します。
まずは、丸いハウジングの中央にあるコネクタを外します。
そして、ハウジングの中央下、外側上、運転席寄り上の3つのネジを外します。
この中央下、外側上は見える位置にネジがあるので簡単です。
残りの運転席寄り上のネジは簡単に見えません。
先ほど外したエアコンフィルターカバーのドレンホースを固定ているフックがあります。
エアコンフィルターカバーを外した時に、この固定フックから外しておくと邪魔にならないのですが・・・。


このフックの裏に、運転席寄り上のネジというのがあるのです。
スマホのカメラを上に向けて「ここかな?」という位置でシャッターを押したのがこれ↓



電ドラが入らなかったので、ちょっと長めのラチェットで回して外しました。
シロッコファンのハウジングのネジ3つを外し、吹き出し口ダクトと一緒にまっすぐ真下に引き抜くと、シロッコファンが外れて、エバポレーターへの入り口がお目見えします。

シロッコファンが取れた場所を、助手席足元から、センタースピーカー方向に向けてシャッターを切るとこんな感じ。



このカタツムリの中央部の丸い穴の向こうにエアコンフィルターがあります。
そこから空気を取り込み、右下の四角い穴からエバポレーターに空気を送り込みます。
この四角い穴にファイバースコープカメラを入れてみました。



そうすると、挿入してすぐ5cmほどで、右手(ワイヤレス充電パッドの奥あたり)に、エバポレーターのヒダが見えてきました。



F31よりもエバポレーターにアクセスする前の工程は複雑ですが、アクセス距離は短いようです。

助手席足元をビニール袋で軽く養生し(しなくても良いかも?)、5倍希釈の逆性石鹼オスバンを園芸用噴霧器に入れ、噴霧器の先をダクトに突っ込んで噴射します。



使っている噴霧器は、工進(KOSHIN) 乾電池式 噴霧器 GT-2Dです。
ノズルの先を回すことで、直進的な噴射から、霧状の噴霧まで自在ですが、エバポレーターに厚みがあることを考慮すると、できるだけ直進的な噴射のほうが奥まで届きそうです。
(ファイバースコープの画像を見る限り、家庭用エアコンよりもフィンが細かくなさそうなので、奥まで液剤が入りそうです。)

液剤をたっぷり噴射したら、あとは逆の順で取り付けて乾燥させます。
が、この逆の順で取り付けるのが厄介。
吹き出しダクトを先に取り付けると、シロッコファンハウジングが入らない。
シロッコファンハウジングを先に取り付けると吹き出しダクトが入らない。
そして、シロッコファンハウジングは真下からまっすぐ真上に向かって入れないと入らない。
なので、吹き出しダクトを適当にどこかに引っ掛けた状態にしておき、シロッコファンハウジングを真下から垂直に真上に押し上げるときに、吹き出しダクトを一緒に押し込む。
とりあえず、吹き出しダクトは落ちてこない状態にして置き、ファンハウジングのねじ止めをします。
これ、うかうかすると重たいシロッコファンハウジングが落ちてきますから、ねじ止めする準備をしてからハウジングを真上に入れていかないとなりませんし、上に持ち上げるときになんだかぶらぶらしている吹き出しダクトも気にしなくてはなりません。
重たい知恵の輪に挑戦していたので、写真はありません・・・。

なんとか重たいシロッコファンハウジングの3つのねじ止めをすると、吹き出しダクトの固定なのですが、下のフックは見えるから簡単です。
上の吹き出し口接続部が至難の業。
真上というかちょっとセンターミラー方向に押し込む感じで試すと、カポッっとはまるポイントがあります。
これは真下から真上方向に覗いて確認してから合わせると良いでしょう。
本当にカポっと音がして、がっちり動かなくなります。

エアコンフィルターにわさびデェールをセットして戻し、2つのネジを占めて、助手席足元のパネルを戻せば完了です。
最後に寒い時期でもあったので、暖房モードにしながら乾燥させました。

施工直後と本日1週間後、両方ともスッカい臭いはなくなり、気分爽快です!

これ、また1年後にやるのかなぁ。あのダクト面倒だなぁ。
Posted at 2025/04/27 00:15:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 一般 | クルマ

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