不明 CarPlay AI BOX for BMW 2017-2023
久しぶりのパーツレビューです。Ali Expressで"AI BOX"と検索すると山のように出てくるこの手のボックス。基本的にこれは何かというと「CarPlayプロトコルで車体とつながるAndroidデバイス」であり、車体からは単に「CarPlayデバイス」としか見えず、一方AndroidなのでYouTube, Netflix, なんでもアプリを動かしまくれば、BMWのディスプレイ上で見られるという訳ですね。従って "Video in Motion"や、最近の「ヘッドユニット保証切れ」騒動の原因となり得るAVユニット・・・などのやや煩雑&保証の面からも微妙なコーディング、設定、ハードウェアは一切不要で、「CarPlay機器をつないでいる」だけながらいろいろな事が出来て面白い!というわけですね。
◎商品の選び方
大量の商品がAli Expressにはあるのですが、商品を探すポイントとしては以下3つ。
(1)「for BMW」と明記されていること。BMWはWireless CarPlayですが、他の多くのメーカーは"ワイヤード"(有線)CarPlay方式であるため、この"wireless CarPlay"や"for BMW"が明記されていないと非対応の恐れ大。
(2)「for iD7」「iD8」など自分のiDriveバージョンが明記されていること。特にiD8は大きく変わりましたからね・・・
(3)「Japan仕様」であること。このboxは車体とWiFiのCarPlayでつながる一方、インターネットとは、SIMをさして4G/LTEで接続します。したがってその国で使われている4G/LTE bandにあった構成の機器である必要がある。
◎商品の選定
こういったポイントのもと今回購入した商品が、 https://ja.aliexpress.com/item/1005004413854550.html これ。「arplay-Android 10システムを搭載したIPTV,Netflix,YouTubeを備えたメディアプレーヤー,統合された2022,GPS,4G,Lte,デュアルBluetooth,bmw id6 id7用」 BMW対応製品ではなく一般的には、Android 11 や 12 を搭載したボックスもあるようなのですが、現時点ではBMW用としては Android 10 搭載 (ただし「後で12にアップグレードするよ」と記載アリ) のものが最新の様でした。
今回は34000円あまりで購入。日本まで20日ほどかかるように書いてありましたが、実際は、注文後2日で発送され、7日後までには東京に配達されました。
◎開封/設置
・SIMは今回、ドコモMVNOのIIJ mioのSIM (nano SIM) を刺しました。
・電源を取るために、フロントのUSB-C端子に接続。無事起動した模様。
◎接続/起動
・車両側でCarPlay対応の携帯機器として「BMW-?????」(?は数字)というような機器が見えるので接続→無事CarPlay経由でAndroidっぽい画面がディスプレイに表示されました。
・毎回の起動は、20秒ぐらいでしょうか? 結構スムーズにCarPlayでつながります。
◎ネットの設定
・"JP"モデルを買うと、おそらくドコモ/AU/ソフトバンクの本キャリアのAPN設定は入っているみたいです。ただし、今回はドコモのMVNOであるIIJ mioのSIMなので、APN設定を手動でやる必要がある。
・ただしこのデバイス、デフォルトでは、Androidの「設定」アプリが隠れていて、独自の簡易な【設定】アプリがあるのみ。そのなかの「エンジニアリングモード」を選択すると数字4桁のパスワードを聞かれます。Googleで、"BMW AI BOX エンジニアリングモード" と検索すると、メーカーからこの4桁の暗証番号を聞き出した方がいたので、それでロック解除。無事その中のメニューに「設定 の ON/OFF」的なものを発見。ONにすると、Android元々の「設定」アプリが有効化されました。
・「設定」で、よくあるAndroid端末の設定のように携帯ネットワークのAPNをIIJ mioのものに設定。→無事接続できました。
◎Googleアカウントの設定
・Google Playからアプリをダウンロードしたり、Google Mapを使うのにもちろんGoogleアカウントは必要。ただし某国のデバイスということで、自分の本アカウントを抜かれたらヤバいですので、本件専用に新アカウントを開設しそれを本デバイスに設定。
◎各種アプリ
・Google Map: 普通に動きます。言語を日本語にすると日本語でナビもきちんと出来ます。
・YouTube: 普通に見られます。(時たま落ちるけど...
・ABEMA: 「デバイスがrootされている」と検出されてしまい再生不可
・Xit Wireless: 自宅に置いたピクセラのTVチューナーからTVを生配信しようとしたのですが、本デバイスには(CarPlay用じゃない。インターネットにアクセスするための)WiFiが無いので、初期設定ができず利用断念。
◎総合的な印象
・以外といろいろ使えそう!特にYouTubeやその他のテレビ系アプリ (危険なので走行中は操作しません/見ませんが) の再生には非常によさそう。
・Androidということでいろいろといじり倒せる可能性は高い。
・プロセッサは「オクタコア」とか書いてありますが、この変は3-4割割り引いて考えた方が良い。SamsungやLGなど大手スマホメーカーのそれとはハード的にもソフトウェア最適化的にも全然違う印象。「さくさく」ではないです。「少しもっさり」という印象。
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本製品、実は「For BMW *WIRED* CarPlay Connection」とあり謎。
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Android本来の「設定」アプリを有効化できました。
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WiFiメニューはあるのですが、ONにすると「エラー」で実際にはONにできません。
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TBSアプリ・・・なども普通に映る。
購入価格 | 34,000 円 |
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入手ルート | ネットショッピング(その他) ※Ali Expressにて |
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