Castrol Transmax ATF Professional FE  

マツダ車での整備手帳やパーツレビューは数少ないですが､カストロールの公式サイトでもSkyactiv AT車への適合が載っているので問題なく使用できると思います｡
トヨタ系列のディーラーで純正に準ずる扱いで大量に使用されているらしく､豊富に流通していて非常に安価で入手することができます｡
マツダのSkyactiv AT車用の純正ATF FZと比較すると､おそらくベースオイルのグレードが一段低いようで低温流動点が10℃以上高いのと､粘度が40℃/100℃で28.06/5.81と､純正FZの25.0/5.5よりも若干固めな違いがありますが､実売価格で半額以下の魅力は捨てがたいものがあります｡
あとは自分のBMアクセラ以外にもう一台のJB64ジムニーにも流用が効くというのも､このATFを選んだ理由のひとつです｡そちらの場合はスズキの純正ATF 3317よりもだいぶ軟らかい(34.0/7.25)粘度ということになります｡
あ､もちろん交換後の動作は良好でなんの問題もありませんでしたよ｡

追記　しばらく走ってみて気が付いた点として､交換で特に効果があったのはシフトダウンの切れの良さで､スパッと下がる･ロックアップが切れるようになった｡
自分はATはDレンジで走ることがなく常にセミマニュアル操作しかしないので違いは歴然に感じた｡
逆にシフトアップに関してはそこまで違いは感じず､駆動音も交換前の劣化したATFと比べて静粛化はほとんどしていないように思う｡
なのでこのATFは油圧機構の作動油としては合格点なのだが､なんとなく歯車の潤滑油としては微妙なのかもしれないな～と感じているので評価を一つ下げました｡