
スポンジゴムを使った制振で、運転席内張りのビビリ音は解消された訳ですが、モグラ叩きのように他の場所からの異音が耳につくようになってきました。
具体的には、高速巡航中、一定の回転域で助手席側後ドアからのビィーンという異音です。さらに、後部ドアを閉めるたびに安っぽい”パコンッ!”という音も何とかして改善しなければなりません。
格好良く言えばデッドニングになるのでしょうが、目的は異音対策であって、オーディオの質向上ではありません。ですので、使用したのは日東電工製高機能制振材レジェトレックスだけです。1000mm×500mmを2枚購入しました。
ドア4枚全ての内張りを外してみると、運転席と助手席ともアウターパネル下部におよそ10センチ四方の制振材が1枚だけ無造作に貼られておりました。さぞかし車格が上のレガシィには沢山の制振材が貼られているのかしら?たった1枚の”純正デッドニング”で、単純に前ドアと後ろドアを比較することは無理があるにしても、明らかに後ろドアの開閉音が安っぽく聞こえていた理由が判ったような気がします。
施工で厄介なのが防水ビニールとブチルの処理です。
内張りを外して、防水ビニールを再度貼り付ける際の位置決めにするため、インナーパネルにブチルで貼られている防水ビニールの外側に沿って油性マジックで縁取りします。
スカート捲りの要領で、防水ビニール上辺のブチル融着部分だけ残して捲り上げ、養生テープで固定します。
この際、ビョ~ンと伸びるブチルは、カッターの刃を当てて切ればOK。
インナーパネルにこびり付いたブチルは、ガムテープ(布製で手で切れるタイプ)を
押し付けてベリッっと剥すを繰り返せば面白いように取れます。
10センチ四方に切り分けたレジェトレックスを、ブレーキクリーナーで脱脂したアウターパネルに6枚、インナーパネルに4枚、内張りに7枚貼付けました。
後々の整備性を考えて、サービスホールをあえて塞がないように貼っていきます。押し付ける道具として、台所のおしゃもじが結構使えます。
あとは縁取りマーキングに沿って新しく用意したブチルを這わせ、上から防水ビニールを押し付ければ作業完了。
以上で、気になっていた異音はすべて消えました。
レジェトレックスを貼り付けることで約1.5キロ重量増となりましたが、プチメタボな愚禿が2キロ減量すればトータルでマイナスになりますから大した問題ではありません(苦笑)。
また、目的が異音対策でレジェットレックスだけを使った貧乏デッドニングなのですが思わぬ副産物が・・・
1)オーディオ音質が良くなりました。
2)ドアの開閉音が重厚になりました。
ショップにお願いすればウン万円とも言われるデッドニングですけど、レジェトレックスだけでも愚禿には必要十分です。
<参考画像:切り分けたレジェトレックス>
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2007/05/12 11:33:08