先日、物置部屋と化した実家のマイルームを大掃除してきました。
10年以上使っていないこの部屋は大量のCDで埋め尽くされておりまして、
どうにも片付かないので少し処分することに。

私ね、ソウル、R&B、ヒップホップ、ゴスペル、ファンク、ダンスなどブラックミュージック全般、それもフィーメールシンガーが大好物なんですよ。特に無名のシンガーを発掘するのが好きで、休日はPCの前で一日中探し回り、気になるシンガーを見つけては海外のショップから直接CDを片っ端から買っていました。
今でこそCDで音楽を楽しむ事は少なくなりましたが、7〜8年前までは月に100k以上CDにつぎ込んでいたこともありました。で、その殆どがインディーズのシンガーという事と、全曲試聴出来るわけではないので結構な確率でハズレCDがあるんです。一言でハズレCDと言ってもメジャーレーベルとインディーレーベルのハズレでは天国と地獄!ハズレのレベルが違います。
インディーズの中にもピンキリありまして、お金さえ払えば誰でも簡単にCDやMVを作れちゃったりしますので、音痴な人が低予算で製作した、ろくにミックスダウンもしていないような作品はまさに凶器!はたまた狂気そのもの!
カラオケスナックの前を通ると、リズムや音程が全てズレてる酔っ払いオヤジの歌声が聞こえてきますよね、あれとほぼ同じレベルです!そして最も凶悪なのがメインヴォーカルとコーラスのハモリがメロメロに狂っていたりして、そんなのをずっと聴いてると脳みそが誤作動を起こし悪酔いしそうになるんです!音で三半規管がやられてしまい本気で吐きそうになり、とても聴けたもんじゃない!なんて事も多々ありました。
でもね、逆に丁寧に作り込まれた楽曲に、もの凄歌唱力の素晴らしい無名シンガーとも出会え、そんな時の快感エクスタシーは何ものにも代えられずこの趣味にハマっておりました。

今回はそのハズレCDと普通にもう聴かなくなった物、段ボール箱四つと紙袋ひとつ分を処分します。

持って行ったのは近所のCD買取店。
さて、買取額はいくらになるのか?!
殆ど日本には流通していないマニアックなCDだしちょっぴり期待♡

結果が出るまで約一ヶ月かかりました。
で、気になる買取額は。。。
27kでございます!
私の予想を大幅に上回る買取額で大満足!
すっかり気を良くしたワタクシ店内を物色♪
せっかくなので、普段絶対に買わないような中古CD買ってみました♪
って、オイオイ!CDが邪魔で処分しに行ったのにまた買うんかい!
そうなんです、所有する喜びを忘れられない哀しきアナログ世代の蘭丸でございます(泣&笑)

で、買ったのがこちら!オール昭和歌謡♪
左からアンルイスベスト、朱里エイコのラスベガスライヴ、東映の女番長シリーズサントラ、沢田研二ベスト。

1971年〜74年に7作公開された東映のピンキーバイオレンス映画「女番長」(スケバン)シリーズのサントラ。

とっぽいファッションに身を包んだ姐さん達が繰り広げる、エロあり!バイオレンスあり!カーアクションあり!最新のヒットチューンあり!お笑いあり!当時の風潮ネタや政治ネタ等、若い野郎どもが夢中になるもの全部詰め込んだぜ!的、今はなき総合男性誌“平凡パンチ”や”GORO”を映画にしたような作品です♪
私この映画大好きなんですよ♡公開当時は小学生だったので虜になったのはずっと後の大人になってから。DVD全作持ってます♡
後に「トラック野郎」シリーズを大ヒットさせた鈴木則文監督も4作品手掛けております。
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当時の東映お色気映画といえば池玲子と杉本美樹!無敵の二大看板女優でした♡
玲子姐さんのキレのある演技と美樹さんの美しさはいつ観てもシビレます!
アルバムの内容はジャズファンク、ジャズロック的レアグルーヴなナンバーや演歌臭強めの歌謡曲がたっぷり収録されており、その殆どが劇中、姐さん達のタイマンシーンで流れていたBGM!
そっと目を閉じて。。。聴き入ると。。。蘇ってくる。。。
オパーイ丸出しで暴れまわる姐さん達の決闘シーン。。。しばかれたい♡

久々に全盛期の沢田研二が聴きたくなり買ってみました。
特別ファンな訳ではない私でも知っているヒット曲のオンパレード♪さすがジュリー!
どの楽曲も洋楽のあの曲に似てる!みたいな、そんなところがまた昭和歌謡の楽しいところですよね♪

カミソリのイヤリングやハーゲンクロイツの腕章など、当時最先端のパンクファッションを誰よりも早く取り入れたのもジュリーでした。でもこの腕章、今は100パNGでしょ!ゆる〜い時代でしたね。
とにかくその美貌と常に先を行くファッションでファンを夢中にさせておりました!
残念ながら、このベスト盤には「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」「酒場でDABADA」
そして私の大好きな「OH!ギャル」が入ってません。
後で調べてみたら、このベスト盤の他に二枚組の豪華なベスト盤があるようです。
そちらにはヒット曲全て入っていて、次はそっちも買っちゃおうかしら!

若い頃はとっても美しくて可愛かったアンルイス♡
テレビで「グッドバイマイラブ」を歌う彼女に釘付けでした。

ヒット曲の「リンダ」は竹内まりや。「恋のブギウギトレイン」は山下達郎と
シティポップで世界的に大ブレイクしたご夫婦も楽曲提供しております。

しかし私の愛するアンルイスは70年代まで!80年代に入り奇抜なファッションで変わり果てたアンルイスは私の中には居ません。。。
学生時代原宿にあったロックグッズを扱う友人のお店でちょいちょいお手伝いしていた時、アンさんが時々買い物に来たんですが、この時既に過激に変わり果てた彼女を見てワタクシがっかりしておりました。
嘘でもいいから彼女にはお上品な清純派かセクシー系歌手でいて欲しかった。
この妖精さんは誰なの?!♡
カワイイわぁ〜♡

最後は朱里エイコ。
結構好きなんですよこの人♪と言っても大昔買ったベスト盤を2枚持ってるだけなんですがね。

朱里エイコといえば100万ドルの脚線美と言われた見事なプロポーションに日本人離れした歌唱力とセンスの良いステージアクション!
1964年日本で海外渡航が自由化になった年に16歳で単身渡米。
60年代終わり頃にはラスベガスを中心にアメリカ各地でワンマンショーを開き、日本人女性シンガーとして初めてアメリカのショービジネスで認められ、売れっ子のエンターテイナーとして活動する 一方、日本では72年「北国行きで」が大ヒットとなり、まさにアメリカと日本をまたにかけ大活躍した国際的実力派シンガーでございます。なんて書いてますがねえ、ワタクシ彼女が海外や日本で活躍していた頃のこと全く知りませんでした。。だってまだ7〜8歳の子供でしたし、その頃は清純派アイドルに夢中で、女性歌手に対して”カワイイ“という感情でしか心惹かれないウブな歳頃でしたもの。
でもね、朱里エイコよりもう少し後でブレイクしたセクシー系アイドルの安西マリアと夏木マリには夢中になりましたよ!その美貌と色気に子供ながら磁石のように吸い寄せられました!しかし清純派アイドルやセクシー系アイドルとは明らかに立ち位置が違う実力派シンガー朱里エイコの存在はまだまだ子供だった私のアンテナには引っかからなかったのです。

さて、買ったのは76年頃?のラスベガスでのワンマンショーを収録したライブ盤。
アメリカのオーディエンスも納得の歌唱力で当時のビルボードのヒットナンバーやミュージカルメドレーなどパワフルに唄い上げ、流暢な英語で会場を盛り上げるキラッキラに輝くエンターテイナー朱里エイコがそこに居ました。
でもねえ、私はこの人の英語で歌う楽曲より日本語の楽曲の方が好き!
確かに英語ペラペラで洋楽は歌い慣れているんでしょうが、日本人に有りがちなカタカナ英語に聴こえる部分も多々あり、私としてはそこがどうしても気になりますし、やっぱり英語の楽曲はネイティブには敵わないと思うのです。
だからこそ彼女が唄う日本語の楽曲は凄いんですよ!他の歌手には絶対に真似できない独特なフィーリングと圧倒的に突き抜けた歌唱力は絶品だと思います。
そんな訳で今回初めて彼女のライブ盤を聴きましたが昭和の天才シンガー、ホンモノの歌バカ姫の最高のアルバムでした。
私もその唯一無二の歌声を生で聴いてみたかった。。。
大ヒットした「北国行きで」
しかしなぜ70年代の演歌やムード歌謡、アダルト歌謡ってのはワケあり女、弱った女を北に向かわせる楽曲が多いんでしょうかねぇ。
私の相棒は青森出身ですが「男と別れたくらいで国に帰るほど北の女は弱くないわよ!」「こっちは腹決めて単身東京に出て来てるんだ!悲しさや冷えた心を表現するのに北の女を利用するな!」とこの件について彼女も昔から疑問に思い不満を感じていたようです。「たまには泣きながら西や南に帰ってみろ!」と、終いには誰に文句を言っているのか分からない事を言っておりました。。。。なるほど。
ちょっと朱里エイコで熱くなってしまいましたが、先に書いた二人の歌手のお話もさせてください。そう、安西マリア♡と夏木マリ♡
♡マーク付けたくなっちゃう気持ちわかって頂けますよね!
えっ!分からない?!なら説明しましょう。

それは1973年、パフスリーブのシャツがとっても可愛かった天地真理ちゃん、元祖姫カットの麻丘めぐみちゃん、エキゾチックな顔立ちにストレートヘアが眩しかった南沙織ちゃんに、エバとマリアが特にお気に入りだったゴールデンハーフなどなど、清純派アイドルやガールズグループに夢中な8歳の少年の目の前に突然現れた二人の綺麗なお姉さん。それまで大好きだったアイドル達のお花畑的ファッションとは明らかに違う、素肌にジャケットを羽織ったパンツスーツ姿。。。この人達はなんか違う!と、初めて見るそのオーラに戸惑いながらもいつしか二人に心惹かれ、テレビに釘づけになるのです。。そして彼女達が唄いながら繰り出す怪しげなフィンガーアクションを観ていると、なんだかハアハアする様な、股間がじんわり熱くなる様な、それまで経験したことの無い感情に襲われました。
そう、彼女達はその溢れ出る剥き出しの色気で私の柔らかで純白な心の扉を荒々しくこじ開け、その奥に有ったまだ誰も触れたことの無い“オスの扉”に手を掛けたのです。。あの怪しく絡みつくような指先で。。。 そしてその扉は一瞬にして開かれました。。。
サヨナラ清純派。。サヨナラ隣の真理ちゃん。。。もう二度と戻らない。
正しくオスの目覚めでございます。
私の中で女性の可愛さより女性の〝美しき色気〟が勝った瞬間でございます。
こうして少年は大人の階段を登るのでした。。。。モッコリと。。。
とまあ、こんな感じですわ。
そんな訳で8歳のオスの目覚めから50を過ぎた今でも長爪、ハイヒール、巻髪ロングヘアの女性にとっても弱い蘭丸でございます。
安西マリア
“知っているのに知らんぷり〜♪”とセクシーにクルクルパンパン腰を叩く指先を見つめ目眩を起こした8歳の夏。ギラギラ太陽が燃えていたっけ。。。
デビュー当時のキャッチフレーズは”チョコレートマリア“小麦色の肌も魅力的でした♡
夏木マリ
一度観たら脳みそに絡みつく妖艶なフィンガーアクション。
あのね、今観てもフツーにハァハァしますわ、コレ。
それに歌詞がスゴイし!
よくこんなエッチなレコードを母親にねだって買ってもらったものだ。
まあとにかく美しく色っぽく、そして二人共カッコ良かった!間違いない!
あべ静江
この人って清純派で売ってましたが、どう頑張ってもにじみ出てしまう女の色気。
私のような子供でも嗅ぎ取れた裏の顔とでも言いましょうか、そんな隠しきれない彼女の色気が大好きでしたって、一人増えてるやん!
とまあ、新コロの影響で私のブログはすっかり長くなってしまいました。
てか、あえて長くしたんですが、いったい何人の方がこのダラダラ長いブログを最後まで読んでくださったのしょうか。
えっと私としては最後までお付き合いして頂かなくても全然オッケーなのですよ!
ちょっと退屈なステイホームなこの時期に少しでも皆さんの暇つぶしのお相手ができたなら嬉しい限りでございます。
さて、とにかくFUCKな新コロなんかに負けてられませんよ!
『感染るな!感染すな!絶対死ぬな!』です!これマジで。
それではみなさん全力で健やかに過ごしましょうね!
おしまい^ ^