エンジンECU 電解コンデンサ交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
最近アイドリングが若干不安定で
クラッチ切って停車するときに
エンジンがとまりそうになることが
時々あります。
30年目を迎えたことだし、
エンジンECUの電解コンデンサの劣化や
液漏れを疑い、交換してみることに
しました。
準備するもの
※左が本来準備するもの
→右が今回準備したもの
1. 電解コンデンサ
(1)10V 220μF 105℃ 1個 →同じもの
(2)35V 47μF 85℃ 1個 →50V 47μF 105℃
(3)35V 33μF 85℃ 2個 →50V 33μF 105℃
(4)50V 3.3μF 85℃ 1個 →50V 3.3μF 105℃
※電解コンデンサは極性があります。
白い帯が入っているのがマイナス
2. 半田ごて
3. 半田
4. 半田吸いとり線
5. フラックス
6. フラックス除去剤
7. 防湿コーティング剤→ レジスト補修剤
8. 無水アルコール→ 消毒アルコール
9. 綿棒
10. ニッパー
11. プラスドライバー
12. 10mmソケットレンチ
2
まずは、バッテリーマイナス端子を
外しておきます。
発煙筒のところの樹脂カバーを外し
カーペットをめくると
エンジンECUを保護するカバーが
見えるので、ボルト1か所、ナット4か所を
外して、カバーを取り外す。
3
黄色いコネクターを2つ外す。
コネクターの真ん中にロックがあるので
それを押しながらコネクターを引き抜く。
きつくて抜けないときは
ロックを押しながらマイナスドライバーを
隙間に入れて少しずつこじる。
電線を引っ張らないように。
コネクターが外れたら、
電線の束を固定している2か所を
取り外す。
4
ケースから取り出した基板。
電解コンデンサから
液漏れして基板が腐食しているような
ことはなく少し安心しました。
金属ケースのふたは表と裏に2枚。
4か所ずつ、計8か所のネジを
はずしたら、基板を固定するネジ
6か所を外し、最後にケース側面の
放熱板のネジ2か所を外すと、
基板が外れる。
5
半田吸いとり線にフラックスを付けて
半田ごてを当ててある程度半田を
取り除いたら、
コンデンサを引っ張りながら
半田ごてを当てて引き抜きます。
コンデンサが取れたら綿棒を使って
フラックスクリーナーと
アルコールで基板を掃除します。
そして新しいコンデンサを半田付けします。
基板の表面(部品が載っている面)まで
半田が出てくるのが理想ですが、
なかなか難しかったです。
基板の表面から少し半田を盛ったところもありますが、他の部品に半田ごてを
当てて溶かさないよう注意。
私はやってしまいました(^_^;)
6
こんな感じで基板の表にも半田が来ているのが理想。
コンデンサの円筒を見ると縦に
白い帯が入っています。
これがマイナスです。
基板にもマイナスのマークが
入っているのが写真で分かると思います。
絶対に間違えてはいけません。
7
赤丸のところが私の下手な半田付け。
久々にしてはまあまあか。
8
半田付けしたところを改めて掃除します。
フラックスクリーナーで綺麗にしたあと
アルコールで仕上げます。
最後にレジスト補修材を塗って
半田作業は完了です。
最後にもう一度、
電解コンデンサのプラス、マイナスが
間違えてないか確認しましょう。
あとは基板を金属ケースに戻して
クルマに元のように取り付けて、
バッテリーマイナス端子を取り付け
エンジン始動!
すぐに分かる効果がありました。
エンジンの騒音、振動が静かになり、
クラッチ切って停車したときに
ほぼガクガク言わなくなりました。
多少回転が落ち過ぎたとしても
出たとしても前ほどエンジンが
ガクガクブルブル止まりそうになることは
ありません。
同じ作業をやった人で、
燃費もよくなったと
いう人もいたので今後が楽しみです。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( na6ce の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク