2017年06月02日
バニシング in 60と60セカンズ(ネタバレ有り)
今日も車ネタではありません。
映画の話です。
厳密に言えば車の映画の話なのでご容赦下さい。
家のブルーレイはおまかせ予約という機能があって、私の嗜好を判断して勝手に番組を録画してくれる便利な機能です。
今日、ヒマなので録りためてあったHDDの中を整理しようと思い起動したら「バニシングin60」が録画されていました。
単純に言えば「車をかっぱらう自動車窃盗団」の話です。(何故か盗むという言葉よりかっぱらうという言葉が好きなのです笑)
自動車をかっぱらう映画と言えば最近では「60セカンズ」でしたね。
同じ60という数字、何故なのかと思ったら「60セカンズ」は「バニシングin 60」のリメイクという扱いでした。
60とは60セカンズ、つまり一分で車をかっぱらうということ(笑)
怖いですねぇ・・・
60セカンズも最近観たばかりなのでバニシングin60と較べてみました。
まぁ一言で言うと・・・
「リメイク」と言っても全く話の内容も展開も違いすぎます(笑)
共通点は「かっぱらう」という事のみ。
60セカンズは最近の映画で観た方も多いと思います。
悪党に弟を拉致されて、身代金代わりに車を悪党に届けるというもので、なんだかんだで警察ともラストでは大団円でしたが、バニシングin 60では「黙々と車をかっぱらう」展開です。
ただ「バニシングin 60の主人公のポリシーとして「車両保険に入っていない車は盗まない」姿が描かれます。
もう一つ、共通点。
「60セカンズ」で主人公が「エレノア」という確かシェルビーだったと思うのですが、この車に特別な思い入れがあってクライマックスからラストまで「エレノア」が鍵を握っています。
「バニシングin 60」でも「エレノア」と名付けられたムスタングが物語の重要なファクターとなっていました。
「60セカンズ」が物語性が強い作品だったのに対し「バニシングin 60」カーチェイスシーンが長いうえにド迫力!
VFX技術が殆どない時代だったが故に車がぶっ壊れまくりです(笑)
それと印象的な差。
「60セカンズ」では日本車が画面によく登場します。またかっぱらう目標が書かれたホワイトボード上に「LEXUS LS400」という文字が一瞬ですが見ることができます。
ではバニシングin 60」ではどうでしょうか。
見事にアメ車ばかりが登場します(笑)
まさにデカくてバカみたいに頑丈なアメ車のオンパレードで、主人公が盗む車達も(若干ドイツ車あり)街中を普通に走って居る車もパトカーも、古き良き時代のアメ車だらけです。
そして気づくのが当時のアメ車のデザイン。
どうみても昔のクラウンやセドリック、グロリア、デボネアを彷彿とさせるデザインなのです。
昨今、中国車が日本車のデザインをパクっている話題がありましたが、あの当時は日本車がアメ車のデザインをパクっていたのだなぁと実感させられます(^^)
もう一つ、印象に残ったシーン。
アメ車ばかりと書きましたが一瞬、日本車っぽい車が出るのです。
恐らくT40型コロナだと思います(この車の写真はwikipediaのコロナの欄でご覧になってみてください)が、主人公の運転する「エレノア」ことムスタングがカーチェイス中、様々な車にぶつかりますが相手のアメ車は大体、凹んだり位で済みます、
が。
このT40コロナだけ派手にぶっ飛ばされます(笑)
穿った見方ですが当時のアメリカでは「日本車なんてこんなにも軽くて華奢なんだぜ」という悪意じみたものが(笑)
また主人公が逃げる途中にマツダのディーラーの構内を逃げ回ったり、大きく「DATSUN」と書かれたビルの横を激走したり・・・
もしかしたら監督のハリッキーは近い将来、日本車がアメリカを席巻することを見通していたのかもしれません。
エンターテイメント作品として観るなら「60セカンズ」ですがド迫力のカーチェイスを楽しみたい場合は「バニシングin60」の方が楽しめました。
こうして見るとアメ車の良さは日本車やドイツ車には無い味わいがあります。
残念ながらフォードは我が国から撤退しましたが、キャディラックのATSやCTS、CT6、クライスラーの300などセダン好きの私が見ると魅力的なアメ車が国内で買えることにちょっと嬉しかったとともに欲しいとも思いました(^^)
最後に。
「映画って本当に素晴らしいものですね!」(水野晴郎風)
本日も長文、乱文、失礼しました。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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Posted at
2017/06/02 19:56:51
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