フロントコントロールアーム・ブッシュ交換(ポルグラファイト→ゴム)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
先日、ポリグラファイトからゴムに交換したリアスプリングプレートのブッシュからは音が出なくなりましたが、フロントのコントロールアーム(Aアーム)のウレタンブッシュからもギコギコ異音が出て不快なので、予定通り交換します
前回は硬いウレタン製だったので、ストラット下のボールジョイントを外さなくても交換できましたが、今回はゴムなので間違いなく外す必要ありそうなので、ボールジョイントプーラー(ソケット)を購入しました
ブッシュ4個よりも高くつきました
2
前回は、CITROEN BX 用に購入した縁無しのタイプを試しましたが、全く歯が立たず、インパクトレンチを使っても簡単に弾かれてしまいます
今回のものはズレないように縁がついたものですが、質感も全く違い価格も倍以上しました
右のものは、縁無しで確か ¥3,000-くらいだったと記憶していますが、左の縁ありの頑丈そうなものは、¥10,000-以上しました
ブッシュと合わせて「Pelican Parts」での購入です
コロナ禍になって、届く日数がかなりかかっていましたが、今回は10日間くらいで到着しました
3
ここが、問題のボールジョイントの下側で、下からリングナットでとまっていますが、250Nm以上の強い力でとまっています
今回は専用工具のおかげで、インパクトレンチを使い、文字通り一瞬で外れました
4
これが、取り外したコントロールアームで、左側(運転席側)のものです
写真上が、車体前方です
赤丸の前側と、青丸の後ろ側の2箇所のブッシュを交換します
前側も後ろ側も全く同じパーツです
5
取り外すのは、ポリグラファイト製のブッシュなので簡単に外れます
前回は古いゴムブッシュを外しましたが、その時も外すのは簡単でした
適当なベアリングプーラーがあったので、それを使用します
ケースを抜き取った後に、ブッシュを抜き取ります
6
まず写真左上のように、ゴムブッシュを煮込んで柔らかくします
3tプレスを使いますが、持っているプレスは高さが低いので、木工用の作業テーブルに乗せて使用します
あて物は、写真左下のような水道の配管を使用すると丁度よい具合でした
7
ウレタンや、ポリグラファイトのような硬いものと違い、ゴムブッシュの挿入には相当手こずりました
前側は、プレスで全く苦労なく数秒で挿入できましたが、後側はケースの内径が少し小さく、かなり苦労しました
図の上[1]のように、アームに先に差し込んでケースを入れようとすると、ゴムの下側が広がってカラーから出てしまします
たっぷりと中性洗剤をつけますが、入っていきません
前側はこの方法ですんなり入りました
図の下[2]のようにケースに入れた状態、あるいは半分入れた状態で、アームに押し込んでいくと、ブッシュ下側のフランジの部分もケースの中に入ってしまいます
結局[2]のやり方で、フランジがケースに入りかけたら、ケースを手で回転させ収まりをよく調整してから、また数ミリプレスで下げるという工程を何回も繰り返し、おそらく1箇所30分以上かけて、なんとか挿入しました
これは購入したブッシュによるものと思います
もともと長さが短く、押し込むことで伸ばしていれるようになっているので、挿入にはコツが必要です
腕がパンパンになってしまいました
本日一番時間かかった(作業の約8割)作業でした
8
ブッシュが収まったら、アームを水平にした状態で、前側は20度、後ろ側は15度の角度が着くように洗剤が乾く前に調整しておきます
この状態で、滑らすための洗剤が乾いて、ゴムが固定されたら、車体に戻し車高の調整をします
今回は前回よりフロントを 5mm だけ上げました
これで明日、芦有のワイディングを走るのが楽しみになりました
近所を一回りしましたが、1年振りにウレタンブッシュ特有の「ギシギシ音」が全くなくなりました!!
もうウレタンや、ポリグラファイト等の回転するブッシュは装着しません!!
装着は簡単ですが、あの音は二度と嫌です
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