燃料ポンプ交換してみた
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スプラッシュの息継ぎ現象の修理の中で一番大変だった燃料ポンプ交換を備忘録としてまとめておきます。
スプラッシュの初期型と2型はパーツカタログを見る限り、燃料ポンプからダイレクトにインジェクターへつながっており、他で燃圧を調整する部品が見あたりませんでした。
なので修理の一環もありますが10万㎞越えの劣化対応も兼ねてやりたかったポンプ交換をしてみる事にしました。
買った燃ポンは同型車の7万9千㎞の中古品です。
次回はポンプ本体を取り出して単体で新品を購入してみたいと思っています。
現状では不具合が出るまでは走行に支障はなかったので付いていたポンプにも不具合はなかったのかなと思います。
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まずは座席下を探ってみたら点検口がない!
スプラッシュは下からタンクを降ろさないとアクセスできないようです涙
燃ポン付近に穴をあけてやろうかと思いましたが思いとどまりました。
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スプラッシュの燃料タンクはプラ製でリアトーションビームの前部分のリアシートの盛り上がり部分にめり込むように装着されています。
2本のつり上げ金具で止められていて、その下ど真ん中をマフラーのセンターパイプが通っているのでパイプを外さないとまず降ろせません、めんどくさ…
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前側エキマニとの接続部のボルトを外し吊り下げゴムを抜きます。
ゴムは固いですがCRCを掛ければ簡単に抜けました。
マフラーを外してフリーにして抜きます。
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タンクから給油口へつながるパイプの接続部を外します。
細い方は簡単に抜けたのですが、太い方はゴムが固着していて全然抜けませんでした…
マイナスドライバーを差し込んだ隙間にCRCを吹きながらはがしていきやっとこさ抜けました。
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今回、車体はリフトアップ後ジャッキスタンドにリアだけのせてタンク本体は板をかましてジャッキで降ろす方法を取りました。
タンク本体に配線が固定してあったり、タンク外周にブレーキワイヤーなどが固定されていてゆっくり降ろさないと切ってしまう危険があった為です。
降ろしている時に、案の定タンクに固定された燃ポンの配線が突っ張って切れかかりました。
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何とか床まで降ろしてこの状態で交換しました。
外してしまいたかったのですがタンク上部に謎の配管があり分解すると壊しそうだったからです。
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燃ポン本体はリブのついたリングで固定されています。
左回しで緩むのですが、かなり固くしまっているので私はリブをレンチの延長ロッドで叩いて緩めました。
最初硬すぎてリブを何個かぶっ飛ばしてしまいましたw
写真では汚いですがゴミがタンク内に入らない様にかなり念入りに掃除しています。
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次に苦労したのが燃料パイプの接続部。
写真の親指部分と下に差し込んでいるドライバーの先の部分を押し込んだらロックが外れ抜けます。
しかし見えない所でやるので全く抜けない…w
中古の燃ポンにコネクタの先だけ付いていたので念入りにシミュレーションしましたw
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中古の燃ポンをつけてリングを閉めます。
リブの頂点部分に1カ所に矢印が付いているのでタンク側にもついている2本のライン部分まで締めこみます。
叩いてかなり追い込まないと揃いません。
正直割れるかと思いました。
リング取り付け時には漏れ防止のゴムパッキンにつけ方にも注意が必要です。
燃料パイプを配線コネクタを装着します。
燃料パイプのコネクタにはオレンジの固定用のロックパーツがあるのですが
スプラッシュの純正に習ったつけ方だとロックを掛けられません!
これはちょっとひどいなと思いました。
ちなみにしっかりカチっというまで押し込まないと燃圧で抜けます。
私はタンクを戻す前に確認の為エンジンを掛けたら顔の前でコネクタが外れ噴出したガソリンの直撃を被りましたw
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後は外した順番と逆に組み、動作確認をして完了です。
ガソリン関連で引火に関わる部分なのでタンクの割れやガソリンパイプがちゃんと接続されているかなどは念入りに確認しました。
交換後にレビューですが、正直あまり違いは分かりませんでした。
なんかアクセレーションが良くなった気がしたりもするのですが、他の原因で調子が悪かった時でもあったのでしょうがないです。
とりあえずは面白い作業ができて満足できました。
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