マツダ(純正) 可変スピードリミッター(ASL)  

欧州車では割と普及しているらしい可変スピードリミッター機能を、自分のNDロードスターで有効化して使っています。クルコンの有効化とほぼ同じ作業です。

https://minkara.carview.co.jp/userid/2898510/car/2508605/5120818/note.aspx

名前の通り、自由に設定可能なリミッターです。セットすると、適当に強めにアクセルペダルを踏むだけで、設定した一定速で走ってくれます。設定速度は+/-ボタンで自由に変更可能です(長押しすれば10km/hずつ変化する)。

4ヶ月ほど使ってみましたが、慣れるととても便利です。日本のそこそこ混んでいる高速道路には、定速クルコンよりマッチしていると思います。

集団に追い着くまでは強めにアクセルペダルを踏んで一定速で走り、集団が近づいたらアクセルペダルから足を離して軽く減速しつつタイミング見て追い越し、集団を抜けたら再びアクセルペダルを踏んで設定速まで再加速、という感じで、人力で追従クルコンを実現している感じになります。

定速クルコンと同様に、メーターを気にすることなく一定速で走れることで疲労が軽くなり、さらに、アクセルペダルを自分で操作することで、定速クルコンよりも、集団に近づいたときの微調整がやりやすくなります。

リミッターを90km/hに設定すると大型トラックと同じような運転になりますが、ひとつ大きな違いがあって、ATのキックダウンの要領でアクセルペダルをベタ踏みすることで、一時的に設定速度を超えることができます(ポーンという警告音が鳴ります)。

追い越し車線にまったく車がいないようなガラガラの高速道路では、アクセルペダルから足を離せるクルコンの方が楽ですが、首都圏近郊でそんなことは滅多にないので、可変スピードリミッターの利用頻度が高くなっています。

なお、可変スピードリミッターは、設定速度を表示する機能がないとほぼ使い物になりません。有効化を検討される際は、あわせて考慮が必要です。

以上、有効化のハードルはそれなりに高いのですが、可変スピードリミッターを肯定的に紹介しているものが少ないので、まとめてみました。