
久々のブログアップではありますが、
話題が悲しい内容ですみません。
2014年5月14日 夜、愛犬のマークがこの世を去りました。
昨日、火葬を行ってまいりました。
我が家に来て、丸10年 推定13歳(僕の見立てでは11歳くらいなのでは)で逝ってしまいました。
生前、マークを可愛がってくださいました皆様に、ご報告と感謝をいたします。
10年前のGW、うちにマークが来ました。家族の間では、我が家に来た時に誕生日ということにしました。
その前にもムサシというゴールデンレトリバーを飼っていましたが、肺がんに侵され
リンパに転移していて、僕が異変に気が付いたときは、余命1週間の診断。
診断から8日目の朝、旅立ってゆきました。泣きましたよ、本当に。今思い出しても涙が出てきそうです。
その後、もう犬を飼うのは止めようと何度も思いましたが、妻の暗い表情を毎日見ていると
なんとかしなくちゃいけないな、と思う気持ちも。
そして半年以上が経ち、
「もし、どこかで捨てられて困ってるゴールデンレトリバーがいたらもう一度飼おうか?」
と妻に提案しましたが、やっぱり彼女も乗り気ではありません。
死んだときのことを考えると躊躇してしまいます。
しかもそんなに簡単に見つからないしね。
しかしある日、里親募集のサイトを覗いてみると、ここに希望のワンコがいるじゃありませんか!
早速、コンタクトをとってみると何と、相手は先のムサシを看取ってくれた動物病院の院長の
奥さんで、すぐに連れてきて一週間のお見合いしてくれるとのことでした。
妻とも、もし嫌で無理だったらボランティアさんに返そうねと話しましたが、相手の犬(マーク)も必死でこちらにアピールしてきます。マークは、我が家に来たばかりなのに僕や妻の膝に寄り添って、もう全然
離れません。二人とも一晩いただけでもう返せない気持ちになっていました。
マークは、当時2歳くらいで神奈川県にある犬・猫の処分場に連れてこられました。
ここでは、1週間から10日間収容された後、全頭薬殺され処分されるようです。
1回で100匹前後が始末されます。ですからここに連れてこられると余命はあとわずかになります。
マークは、そのとき飼われていた家族が、ここに直接連れてきたそうで、
幼稚園くらいの子供に、親が「引っ越してもう犬が飼えなくなるからここでバイバイしなさい」と
諭していたそうです。子供は、手を振ってバイバイと言っていたそうな。(怒!)
処分場は10畳くらいのコンクリートの部屋で、糞尿は垂れ流し、先に入っていた犬があとから来た犬に縄張りを主張していたり、狂犬病や皮膚病や気がふれた犬がいたりすさまじいものがあるようです。
マークはそんな中にいて、まったく吠えずにレスキューのボランティアの人に尻尾を
ちぎれんばかりにただただふり続けていたそうです。
ボランティアさんには、最初見た目は糞尿にまみれてゴールデンかどうかわからなかったと言われました。ボランティアの方も救出したあと人間とうまく付き合えることが救出ポイントで、
病気や精神的にきてる犬や、人間不信のワンコは助けてあげられないとのことでした。
例え、一時救出してもまた、この場所に戻ってこさせるわけにはいかないですから。
マークは、あれから10年。
当時撮影した写真より穏やかな表情をしています。
家の近所では穏やかですが、知らない場所に行くと緊張するようです。
きっと、捨てられてたらいまわしの日々の思い出がよみがえってくるのでしょうか。
僕にとっては、マークが捨てられることでこの出会いが生まれたことに感謝しています。
しかし、マークがいなくなり心に大きな大きな穴があいたような喪失感があります。
しばらくは、いないとはわかっていながらマークの姿を探してしまいそうです。

Posted at 2014/05/16 15:21:56 | |
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