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Danny Wongのブログ一覧

2025年10月04日 イイね!

富士トリコローレの話から、ぼっちにとってのミーティングの話へ

富士トリコローレの話から、ぼっちにとってのミーティングの話へ9月最後の週末、「富士トリコローレ2025」という欧州車イベントに誘われて行ってきました。場所は山梨の河口湖と山中湖を結ぶあたりにある研修所の広い芝生の庭。

欧州車が対象の、いわゆる置きイベント。トリコローレ=三色旗ってことでイタリア車が主役、フランス車・ドイツ車が準主役ですが、英国車やスウェーデン車も少しいます。名古屋のフィアット500屋さん(と呼んでいいのかな?)であるチンクェチェント博物館が主催なので、新旧のフィアット500/アバルトの参加が多いです。

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もちろんアルファやランチアも多数。
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アルピーヌは新A110が2台いらっしゃいました。(私は今日はA110ではありません)。
4Cは5台くらいいた気がするけど、ぜんぶクーペでした。
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↑これは33トリブートだよね、たぶん。

アルピーヌといえば、V6ターボを見たのは久しぶりな気がします。
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私がひそかにファンなスプリジェット。

渋いところもいっぱいいましたが、これもその筆頭。シトロエンのトモダチ=Ami。
世界一醜い車として有名なアミ6ではなく、この子はアミスーパーというようです。なんかいいよね。
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会場でいちばん好き者の話題になっていたのは、ディーノの208GT4とマセラティ・メラク。
どっちもミッドシップ4座。メラクはジウジアーロ作、208はガンディーニ作。
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いいよね。
歳とってくると、同じミッドシップスーパーカーでも、だんだんカウンタックやF40みたいなバリバリの怪物系よりもこういうちょっと落ち着いたエレガントな方向のGTカーに惹かれるようになるよ。


で、実は2輪も参加OKだっていうんで旧いドゥカティとかが見られないか期待してたんですが、誰も参加してませんでした。

その代わり、物販エリアに750F1が!
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さて、写真貼るのがしんどいのでイベントレポはこのくらいにしますが、私、実はこういう置きイベントとかミーティングって大の苦手なんですよ。

最近は、系統(イタ車系とかネオヒストリック系とか)さえ間違わなければ、うろついていれば誰かしら知り合いに会うことも多くなったのでだいぶマシになったんですが、昔はけっこう苦痛でした(笑)。じゃあ行くなよ、って話なんですが。

まだ20代のころアプリリアのRS250というバイクに乗っていて、アプリリアのミーティングが箱根(たしか十石峠だった)で開催されるっていうんで一人えっちらと参加したことがあるんですが、あれは本当に辛かった。

当時アプリリアはGPで強くて大人気。来ているのはほとんどRS250で、RS125もちらほら。

同じようなバイクが何十台も並んでいるなか、いったい誰に声をかけてどんな会話をすればいいというのか。

来ている人たちはすでに顔見知りのグループでそれぞれ固まっていて、別に知らん人と交流しようとする様子もないし。交流するネタも大してないし。

つまるところ、

置きイベントは、一人で参加するもんじゃない。
(1周見て回ったらもうやることがねぇ)

そこそこメジャーな現行車のイベントって、微妙。
(流行りで乗ってる一見さんたちが大半なので、一生乗り続けますみたいな変態度、じゃなかったがマニアック度が低め)

バイクの置きイベントって、さらに微妙。
(バイクだと、車みたいにピクニック道具持ってきてみんなで座って一日談笑、って感じにはならないしね。バイクだとやっぱり、イベントは目的地でしかなくて、行き帰りのツーリングのほうが本当の楽しみ。)

ってことを思い知りました。


1000台以上集まると言われているマツダ・ロードスターの大型ミーティングに参加する人とか(私の友人もその一人だけど)、ほんとすげーと思う。

私だったら、人が多すぎて目が回る。知らない人が多すぎてびびってキョドる。同じ車種が多すぎて迷子になる。ほかの人のカスタムがすごすぎて劣等感に落ち込む。だいたい、モノを介して人とつながるの苦手なんですよ私は。

私みたいなデフォルトぼっちには、もう無理ゲーです(涙

だから、似た車種が集まってオーナー同士が交流するオーナーズクラブミーティングなどの運営って、常連さんを大事にする一方で、新規参加の人をどうアイスブレイクし、どう楽しんでもらうかってこともきちんと考えないと、だんだん内輪で盛り上がるだけのウェーィな集まりになってしまうと思うんだ。「交流」とは、すでに知ってる人同士で遊ぶこととは違うんだから。

だって日本人って、集団の内と外をやたら分けたがって、中では饒舌なくせに外部から来た新参者にはなんかよそよそしい内弁慶になりがちでしょ?

あ、なんか愚痴みたいな批判的なトーンになってしまいましたが、この「トリコローレ」はとてもオープンな感じで、居心地のいいイベントでしたよ。
オーナーさんに自然に声をかけたりかけられたりしやすいフレンドリーな空気があって。

わりと生活感のある車が集まってるのがいいのかもしれない。
どの車もみんな「この車好きなんです!20年乗ってます!20年後もがんばって維持してます!たぶん死ぬまで手放しません!」みたいな感じで、嫌味がないんですよ。

逆に言えば、参加者としてはそのくらい愛してる車じゃないと持ち込みづらいけど。

そんなわけで、置きイベントに一人で参加するのは苦手な私、という話でした。
皆さんはそういうの平気なんだろうか。
どこかに、お一人様専用の交流イベントなんて、ないかなあ。

Posted at 2025/10/04 19:24:01 | コメント(4) | トラックバック(0) | イベント | 日記
2025年09月29日 イイね!

40万円で手に入る(現行)オンリーワンの一体感

40万円で手に入る(現行)オンリーワンの一体感スズキGSX-R125のレビューです。

近所のワインディングを安全速度で楽しむため、そしてスポーツバイクの挙動の基礎を一から体感するために、スポーツバイクのダウンサイジングのつもりで買いました。しばらく乗ってしっくり来れば、いずれミニサーキットにも持ち込むかもしれません。

比較検討したのはヤマハYZF-R125/R150と、インドネシア並行輸入車のGSX-R150。後者はR125のデメリットだけを解消した上位互換みたいなものなので購入ぎりぎりまで検討しましたが、国産の小型バイクを買うのにわざわざ逆車の不便さを背負い込むのもストレスだと思い、縁とタイミングもあってけっきょく正規ラインナップのR125に決めました。

YZFのほうは125ccをレンタルし(GSX-Rは未試乗で購入)とてもいいバイクだと思ったのですが、GSX-Rのほうがどうにもマニア好みに思えたんですよ。YZFは免許取った若者がこれから始めるためのバイク、GSX-Rは枯れ始めた大人が最後に買うバイク、みたいな(ちっとも大人じゃないし、まだ全然最後じゃないけどね)。

大きさや佇まい的に、250cc並みフルサイズのYZFには「エンジンは小さいけどけっこう本格的なのを用意したから、これに慣れてからもっと大きなエンジンのバイクにステップアップしていこう!」という上昇志向が感じられるんですよ(だから、YZF買うなら制約の少ない150のほうが絶対おすすめです)。それに対し小ぶりサイズのGSX-Rは「大きいバイクに飽きたのなら、この小ささを楽しんでごらん?」という、ダウンサイジング志向の気配があります。

このサイズ感というのがGSX-R125の最大の魅力で、ミニバイクともフルサイズバイクとも違う絶妙な乗車感覚があります。ミニバイクのように不安定じゃないし、フルサイズのように重厚でもない。道路の条件さえ許せば(つまり、平地や下り坂でパワー不足が苦にならない状況なら)、生身の身体感覚により近い一体感を楽しめます。4輪で言えば600kgクラスのライトウェイト・スポーツ旧車のよう。

そして単に小さいだけじゃなくて、質感も悪くない。決して高級には見えないけど、こと身体に触れる操作系に関しては安っぽさをあんまり感じさせない。

いわゆる「スズ菌」の正体って、他社がやらないようなニッチな匙加減をお手頃価格で出してくるこのポジショニングの妙にあるんでしょうね。

さて、このGSX-R125に限らず原付2種の趣味バイクをあえて選ぶというのは、金銭的理由よりも「サイズの小ささ自体に魅力を見出す」というミニマリスト的発想が根底にあると思います(金銭的理由だけなら、実はそんなに維持コストは変わらないのに使い勝手はより幅広い250ccクラスのほうが費用対効果が高かったりしますから)。

パワーや積載量、行動範囲に制約があることが自由につながるという、逆転の発想。

そんな制約と自由の間のぎりぎりのところをあえて楽しむバイクなので、これを買って満足できるかどうかは、乗る人側の個人的事情、つまり使用目的とか周辺の道路環境に、中・大型バイク以上に大きく左右されます。

その人の個別の環境によっては、その制約が足を引っ張りすぎて、自分の想定する行動範囲の中では楽しめる場面が極端に限られてしまうかもしれません。

私は近くに箱根があってワインディングまですぐに行ける環境にいます。しかし三島から箱根に向かう国道1号線の登り坂は、車や大型バイクでは気にならないけど、原付2種にとってはけっこうな急勾配。アクセル全開にしてもなかなか登っていかず、ずっと登坂車線です。

また、伊豆縦貫道や伊豆スカイライン、箱根スカイラインといった自動車専用道路を通れないので、走る道も、そこに行き着くまでの経路も限定されてしまいます。前傾きつめのバイクなので、街中の渋滞区間を通るのと自動車専用道路をスイスイ走るのとでは、感じるストレスの差は事前に想像してた以上に大きいです。

ただし、一度上まで登ってしまえば、下りはすいすい気持ちよく、自信を持って走れます。「下り道ってこんなに楽しかったんだ!」とあらためて気づくこと請け合いです。

小排気量車に荷物をたくさん積んでミニマリスト的にトコトコ走ることを楽しむのが目的のアップライト車種(カブ系、オフ車系など)なら、下道もまた良し、遅くてもそれもまた良し、と割り切れるのですが、スポーツ車種であるミニペケさんは、限られた性能をフル発揮して走ることが本来の姿なので、やはり(体感的に)速いことは存在意義の根幹に関わります。傍から見たら遅くても、自由にカッ飛んでる感覚は味わいたい。そのためのサイズ的下限はどこなのかを考えるとき、125ccというのはちょうど絶妙に「これで十分」と「こんなんじゃ物足りない」の境界線にあります。その境界線上のどちらに転ぶかは、その人の走る環境次第、ということになります。

このバイクを買う人は、トランポに積んでミニサーキットに持ち込みたい人、ワインディングでそこそこ安全速度域でのスポーツライディングを楽しみたい人、あるいは街中での通勤・通学でSSの雰囲気を楽しみたい人、と、いくつかのパターンが考えられると思いますが、少なくとも公道で乗るなら250ccを選んだほうが無難なのはたしかで、あえて125ccを選ぶのはやっぱりマニアックなチョイスだと思います。

私はダウンサイジングと言いつつも、ここからまた終のスポーツバイクを探し求めて登っていくつもりなので、意外と早くCBR250RRあたりにステップアップしちゃうかも!?

でも、こいつなら乗らなくなったら暖炉の横とかに飾っておいて夜な夜な晩酌しながらも愛でるのも悪くない(暖炉なんてないけどね)。
Posted at 2025/09/29 15:18:51 | コメント(2) | クルマレビュー
2025年09月27日 イイね!

買い物中毒とバグった金銭感覚の話

買い物中毒とバグった金銭感覚の話ちょっと前のブログで、ドゥカティ・ムルティストラーダと入れ替えにスーパースポーツSを手放したこと、それにもかかわらずバイクが増えちゃったことを書いた。で、なんで増えちゃったの?という理由についてまだ書いてなかったので今日ここに告白することにする。

それはなぜならば、スズキGSX-R125が来たからなのです。

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これまたちょいと前のブログで書いたとおり、春のモーターサイクルショーの頃からGSX-R125あるいはYZF-R125/150に目をつけてたんです。所有車の中のセパハン枠をいったんリセットし、小排気量スポーツに戻って一からスポーツバイクとの向き合い方を考えようかな、と思って。

だって、生産終了の噂が出てたんだもん。

だって、たまたまお店が超近所だったんだもん。

だって、たまたま割引キャンペーンで安くなってたんだもん。

だって、お財布のひもが緩みっぱなしの心の隙に付け込まれちゃったんだもん。

だって、原付なら増車にまつわる精神的負荷が少ないと思ったんだもん。

そんなわけで、GSX-R125がやってきて、それもまたいろんな巡り合わせの都合で、ムルティストラーダが納車された週末のちょうど1週間前の納車となりました。

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さて。
私のページのメインタイトルを見てもらえば分かるように、無駄遣い欲求との戦いがこのブログの大テーマである。

私のような買い物中毒者にとって、消費への扉を開くカギとなるのはいつだって「自分への言い訳」だ。

こいつら(我々の耳元で囁く悪魔のこと)ときたら、いつだってとんでもない言い訳を持ち出して無駄遣いを正当化しようとする。

ふつうの人(きちんとお金を貯めることのできる人)は、直近で何か別の大きな消費があったら、たとえば「今年は車を買い替えちゃったから、そのぶんしばらくは節約しなきゃね」と思って、財布の紐を締めるもんだ。

ところが買い物中毒者と来たら、直近で散財したのなら「あのときに使った50万円がアリだったんだから、こっちの50万円もアリということにしよう」という発想をして財布の紐を緩んだままにしまう。たとえふだんは慎ましく生活してたとしても、出費に対する感覚がときどきバグるのだ。

今年の正月、私は「今年はあんまりものを買わずに節約して過ごそう」と思ってた。間違いなくそう思ってた。だけど、タイミング的に仕方ないかなっていう通勤用の車(IS500)の入れ替えがあったり、やむない修繕費や海外渡航が複数回発生したりしてるうちに、「ああ、今年はきっと貯金を減らす運勢の年なんだ。そういう年なんだから仕方がないんだ」と開き直るようになってきた。

ついでに株価が好調ぎみなので、未実現利益があって気も大きくなってたのもある(←いやいや、利益確定させるまでは儲かってねえよ)。

そんなときに興味のある原付バイクが40万円以下で出てくる。これは困る。

だって、オプション付けようかさんざん迷ったIS用の鍛造ホイール(BBS製)が1セット60万円ですよ。それは必死にこらえて買わなかったけど。それに比べれば車体まるごと手に入って30万円台だなんて。

だって、欧州路線でビジネスクラスに乗ればエコノミーの価格にプラス40万くらい上乗せですよ。機内で十数時間眠るためだけに40万円よけいに払うことに比べれば、30万円台で買って手元にずっと残るだなんて。

こんなとき我々買い物中毒者は、エコノミーにしたらしたで「ビジネスに乗るのを我慢して40万円節約したんだから、そのぶんこっちで40万円使っても怒られないよね」という発想をする(←いやお金が増えたわけじゃねぇだろ)。そして、ビジネスにしたらしたで今度は「アップグレードに40万円使えたんだから、こっちでも40万円使っていいよね」と考える。

これを、「財布の穴現象」と名付けたい。財布の底に40万円が通過できる大きさの穴が一度空いてしまうと、同じ大きさの出費はその穴からダダ漏れしてしまうのだ。ビジネスクラスの40万円がOKなのにバイクの40万円がNGでは、一貫性が損なわれて認知的不協和が発生するからだ。

と、そんな言い訳を頭の中で繰り広げていたのですが、いくら原付だからってそんなかんたんにGoを出さないくらいには私にも自制心がある。さすがの私でも数十万円の耐久消費財には即決レベルの衝動買いはしないのだ。

いちおう現車(新車在庫車)を見に行って、跨ってみて、見積もりも取った。

そろそろムルティが入荷しそうなのに今買ったら買いすぎだよなー。もしこれが来たら4台になっちゃうよなー。でも人気車種で絶版が近そうだから売却価格も悪くなさそうだし、実際にはそこまで悩むほどの出費にはならないかもなー。

なんて思いながら1週間悩み、もう一度現車を見て考えてみようと店を訪れた日、目当てだった個体はもう売れてしまっていた。

私が買う予定だった子に、知らない人の名前の入った「納車準備中。お手を触れないでください」という紙が寂しく貼られていた。いや寂しいのは私のほうで、買ったほうの人は絶賛ワクワク中なんだろうけど。

そして、系列店舗にまだ何台か残っていたほかの在庫車の価格も、期間限定キャンペーンが終わって定価水準に戻っていた。もう今買うと10万円くらい高く払うことになる。40万円未満ならセーフでも、50万円近くになると気が引けた。

ああ残念、縁がなかったのね。まあいいか、ムルティももうすぐ来ることだし、別に急がなくても。

と、そこで話が終わっていればバイクが増えちゃうことはなかったんだけどさ。

家に帰って、がっかりしたようなほっとしたような気持ちが入り混じりながら寝転がってぼーっとしてたら、ふと頭に浮かんだ。

そういえば、見積書にはふつう有効期限があるよなあ、と。

あわてて飛び起きて最初にもらった見積書を引っ張り出してみたら、バッチリ書いてありますよ。◯月◯日まで有効、って。

そこでもう1回バイク店に問い合わせてみたら、「はい、最初に提示した値段で大丈夫ですよ」って言うじゃないですか。

「やっぱり縁があったのね!」

多くの皆さんもご経験あると思いますが、こういうときに「縁」とか「運命的出会い」といった言葉を使ってしまうのは、たいていは判断力停止してる危険な兆候で、もう無駄遣いへの誘惑に抗うことはできない。

そんなわけで「そういうことなら、うちにお迎えしてあげなきゃ!」と、保護猫引き取るみたいなノリになって、ジスペケさんがうちにやってくる顛末となりました。

考えてみたらスーパースポーツSを売却した金額のうち、(赤字にはならないまでも)半分以上がこっちに流れたことになるので、そのまま持ち続けてればよかったじゃん!という意見もあるかもしれない。

でも、私はこいつを所有することで自分のバイク観がどう変化するのか、興味深いのだ。
久しぶりの原付2種。久しぶりの国産車。そしてはじめてのスズ菌。

こいつとの付き合いは1年未満で終わってしまうかもしれないし、何年も続くかもしれない。どっちにしても、自分がスポーツバイクと今後どんな付き合い方をしていきたいのか、半年後には少し視野が広がっている気がする。

問題なのは・・・

気づいたら、持ってるバイク4台中3台が赤×黒になっちゃったよ!

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以上、今日の告白終わり。(懺悔室を出る)
Posted at 2025/09/27 17:28:22 | コメント(2) | トラックバック(0) | 欲しがり | 日記
2025年09月21日 イイね!

いつもの道、お気に入りの行き先

いつもの道、お気に入りの行き先ようやく秋の気配のしはじめた週末。
9月の祝日を埋め合わせようと、休日出勤をすることにした日曜日。

せっかくなので、朝早めにアルピーヌで出かけて箱根に立ち寄ってから職場に行くことにする。

今日から秋の交通安全週間。「交通事故死者をゼロにしよう」というケーサツさんの取り組みの趣旨に賛同し、いつも以上にゆっくり慎重に、安全運転を心がける的なマインドセットっぽい感じで走る。

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国道1号線から箱根新道、椿ラインを抜けいつもの大観山にやって来て、いつもの場所で車の写真を撮り、いつもの場所で富士山と芦ノ湖の写真を撮り、いつものダムトラックスカフェでコーヒーを買う。

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先週半ばの雨とともに涼しさがやってきて、今日は多少の暑さが戻ってきたものの、間違いなく初秋の風。行く手を阻むトンボの群れ。秋の到来を待ちわびていたバイクがわんさと来てる。典型的な、行楽日和の大観山の賑わい。

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ターンパイク側駐車場では何やら懐かしいのが集まって来ている。たぶん古めの日産車というくくりのオフ会だろう。
セフィーロ(たぶん)やらプリメーラ(たぶん)やら、いいね、渋いね。新車の頃から乗ってるのかな。ノーマル重視派で弄り倒してなさそうなのも、いい。

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バイクがたくさんいるのを見てたらなんだか羨ましくなってきた。
うーん、ま、仕事は午後からでいっか!と思い、一旦帰ってバイクに乗り換え、おかわりに大観山までもう一度来る、という。おいら、アホじゃ。

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だってたまには時間見つけてエンジンかけないとね。

昼前になり、富士山が少し顔を出す。

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私もご多分に漏れず、大観山が大のお気に入りスポットなんです。
だって近いし、渋滞なく往復できるし(これは大きい)。
休日は面白いバイクや珍しいクルマが見られるし、運が良ければ車種つながりで知らない人と会話もできるし(運が悪ければ(?)知り合いとばったり出くわしてしまうこともあるけど)。

なにより、集まっている車好き、バイク好きたちがみんな自然体で楽しそうなのがいい。このへんは(ディスるわけじゃないけど)、ギャラリーありきの物見イベント化してしまった感のある大黒なんかとは違う。見せびらかしの場と化しちゃうと、そこに変なヒエラルキーというか階級格差が生まれてしまうからね。

ここから先のルートもいろいろオプションが選べる。そのまま椿ラインで湯河原方面に降りたり、ターンパイクで西湘バイパスに降りて海沿いを走ったり、芦ノ湖に降りて仙石原のススキが原を通って御殿場に抜けたり、引き返して芦ノ湖スカイライン方面や伊豆スカイライン方面に行ったり。時間がないときはそのまま1号線を下って帰ったり。

ほんとうは(特にバイクに乗るときは)知らない道を走るほうが好きなんだけど、スキマ時間に出かけるにはちょうどいいので、ついつい大観山を目指してしまう。

逆にいえば、お気に入りの場所がどこなのかによって、乗りたいクルマ、乗りたいバイクも変わってくるよね。

私は静岡県東部という走る場所には非常に恵まれた場所に住んでいてとてもラッキーだと思う。

皆さんのお気に入りの行き先は、どこですか?

あ、職場にやって来てこんなブログを書いてるうちに仕事そっちのけになっちゃったよ!
今日は手仕舞いじゃ。
Posted at 2025/09/21 14:08:09 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日常 | 日記
2025年09月18日 イイね!

終のクルマを求める人、求めない人

終のクルマを求める人、求めない人前回の投稿でうっかり「終のクルマ」というバカでっかいテーマに触れちゃったので、続きを書いてみる。

「ツイのクルマ」なんつっても、私なんてまだまだ最後に乗る車を語りだすほどの年齢じゃないし、その頃まで今みたいな自動車が存在してるのかどうかも知らんけど、まあ嫌いなトピックではない。ちなみに、衝動に任せてついつい買っちゃったツイツイの車なら何度かあったよ(笑)。

終のクルマ、上がりのクルマとか人はよく言うけど、とりあえず「自動車趣味の最後を締めくくる、愛情の対象として乗るたった1台の車」と定義してみる。人によってそれはスポーツカーかもしれないし、クラシックな上質セダンかもしれないし、実用性と趣味性を兼ねた何か別のジャンルかもしれない。どっちにしてもそれが「ただ1台」という点が重要だ。


前回書いたように、「アルピーヌが最後に乗るスポーツカーになっても別にいいや」という気はしてる。今クルマ趣味やめるんなら、の話だけど。もうちょっと一般化していうなら、70代・80代くらいを迎えて今まさに「もうそろそろ最後だなあ」と感じているスポーツカー好きの誰かに終の1台を薦めるなら、私なら断然アルピーヌを推す。

これってたぶん、そのままポルシェ911に入れ替えても同じことが言えるんだな。マツダ・ロードスターでもたぶん同じ。あとは好みの問題だけ。

でもアルファロメオ4Cだと、なんか違う気がする。ロータス・エリーゼでもなんか違う気がする。スーパーカーの類もなんか違う気がする。現行86とかシビック・タイプRも、うーん、それらにはまだ「その先」があるような感じがして、終のクルマという目で見るのはあんまりしっくり来ないなあ。

逆に、ジウジアーロが手掛けたオールド・ゴルフなんかを最後まで丁寧にメンテしながら乗る、みたいなのは渋くて枯れててカッコいいと思う。

これは単に私の個人的ななんとなくのイメージなので、「いや、俺はロータスに乗って墓場まで行くんだ」という人もけっこういるのかもしれないけど。

もっと言えば、「そもそも人生最後の車なんて決めねーよ。もう乗れなくなったときにたまたま乗ってたのが終の車だよ」という人もいれば、「別に最後まで複数持ちしてりゃいいじゃん。なんで一台に決めなきゃいけないんだよ」という人もいることだろう。そりゃそうだよね。

その違いって、なんだろう。
終の車になりうる車と、なり得ない車の違いってなんだろう。
あるいは、終のクルマを探し求める人と求めない人の違いはどこにあるんだろう。

先に書いたように私はまだ「終のクルマ」なんて意識はしてないけど、いつかそういうのが見つかるといいなとは思う。
でもたぶん、別にそんなの探してない人もきっといる。

それはつまりたぶんこういうことだ。車好きには3種類いるってことなんだ。

1)どこかに存在するはずの、すべてを満足させてくれる1台を常に探し求めて、クルマを入れ替え続けたい人(理想追求型)
2)好きなクルマは、どんどん買い足していきたい人(コレクター型)
3)つべこべ言わず、今乗ってる1台を全力で大事にする人(常識人)

もちろん財力という大きな制約がそこにはあるんだけれど、ポケットの大きさに関係なくもともとの性向として「たった1台を愛したい人」と「あれもこれも所有したい人」がいるんだと思う。

「終のクルマ」なんてことを語りたがるのは、1番のタイプの人だ。

1番タイプの人は、求めるクルマがだんだん1つの方向に集束していく。2番タイプの人が「峠用はコイツ、見栄はり用はコイツ、イベント出撃用はコイツ」と、違う方向に拡散していくのとは対象的だ。

だから終のクルマっていうのは、刺激的な趣味クルマのようでいてまったり乗れる足グルマでもあり、奥さんを乗せてレストランに行くためのデートカーのようでいて長年の男友達と箱根に繰り出すスポーツカーでもあり、アッパー系のようでいてダウナー系でもあり、ハレのようでいてケでもある、という、いろんな要素が高度にバランスしていていい感じに熟成された車、というところに落ち着くはずなのだ。

アルピーヌはそれに当てはまるし、911もそれに当てはまるし、マツダ・ロードスターもそれに当てはまる。どれも刺激と同時に、ほどよい具合に生活臭というか甘い日常を感じさせるジェネラリストなのだ。

逆にアルファロメオ4Cやエリーゼやスーパー7やスーパーカー勢みたいのは、どっかの方向に(たいていは不便で非日常的でスパルタンな方向に)一点突破してるクルマなので、潜在的にコレクター型の世界観にあるクルマなのだ(若いうちなら、スーパー7ですべてをこなす、なんてのも面白いけど)。

そんなわけで、1番タイプの人のガレージは、理想にたどり着くまで常に流動的に、移り変わっていく。一方で2番タイプの人のガレージは、広がりそして蓄積していく(増やせるかどうかは懐次第だけど)。1番は潜在的にフロー指向で2番はストック指向なのだ。

私はといえば、クルマは究極的には1台あれば充分だと思う。1番タイプから3番タイプに早いとこ移行したい。バイクは……まだ増えていく(泣)。増えていっちゃうんだけど、本音をいえばたった1台、いやせめて2台に集約したい。理想の2台を探し求めているから、私の所有バイクはたとえ複数台持ちでもストック指向ではなくフロー指向なのだ。

(ところで、Youtubeのモトブロガーで複数台持ちをネタにしている人といえば空波鳥さんとペン太郎さんが有名だけど、前者はたぶんフロー指向の理想追求型で、後者はたぶんストック指向のコレクター型なんじゃないかと思う。)

とはいえ1番タイプの人も「でも旧車は別枠よ」とか言ってコレクター化することもよくあるので、それはそれで油断ならないですね。

あ、そうそう、ここまで読んだ人はすでにお気づきかと思うけど、上で述べた3類型というのは、パートナー選びにもそのまま当てはまります。そしておそらく、クルマでの傾向そのまんまで異性交遊をやってる人は少なからずいます(笑)。幸いなことに私は理想の奥さんを見つけることができたので、満ち足りてますけどね。

話がとりとめもなくなったので、今日はここらで。ではまた。

Posted at 2025/09/18 21:01:25 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日常 | 日記

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