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Danny Wongのブログ一覧

2026年04月19日 イイね!

シン・モーターファンフェスタという

シン・モーターファンフェスタというイベントに行ってきた。

えらく歩いてえらく疲れた。








このイベント、過去にも何度か訪れているけど、毎回思う。

車趣味って多様だねぇ、って。






リバティウォーク、とかね。

ちょうど昨日、高知県でシャコタンの車が踏切内で亀さんになって列車運行見合わせになったというニュースやってたしさ。ついつい老婆心とやらで心配しちゃうんだよ。




心配といえば、着ぐるみとかもね。

スーツアクター業やってたとき中にも入ったことあるからさ、こういう暑い日にはハラハラしてしまうのさ。



でもそそられるものも少しは見つけてさ、



このコクピットにもまた座りたいなあ、と思ったのさ。



それにしてもこのイベント、多様性というより・・・間口広げすぎじゃね??

Posted at 2026/04/19 21:10:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | イベント
2026年04月18日 イイね!

ニダボのトリックスター製フルエキは買いなのか。

ニダボのトリックスター製フルエキは買いなのか。久しぶりに予定の入ってない日の晴れ予報なので、ちょっとだけ早起きして走りに行くことにした。

早起きしたのはいいんだけど、今日は伊豆の林業道路を徘徊しまくろうと思ってドゥカティ・スクランブラーを引っ張り出したら、バッテリーが弱っててセルが回らずABSやらTCやらの警告メッセージが点滅している。

最後に乗ったのいつだっけ?ああ、2月か。もう2か月も前だ。

トリクルチャージャーに繋いでいたにも関わらずバッテリー上がり。以前にもトライアンフ・スピードマスターのバッテリーが1か月そこそこで死んでしまったが、そのときも同じチャージャーに繋いでいた。ということはチャージャーの問題か?

仕方がないのでニダボで出かけることにする。行き先はいつもの大観山から伊豆スカイラインルートにしよう。マフラー換えてから2回目の出走。まだ本格的に回してない。

おっと先に、ガソリンスタンドに寄っておこう。早朝にしてはやや混んでる。セルフの機械を操作してたら、ついつい手癖でハイオクのボタンを押してしまった。1万数千回転も回るくせにこいつはレギュラー指定だったっけ。まあキャンセルするのもめんどいし、たかが数十円の違いだからいいか、とそのままタンク1/3くらいハイオクを入れる。

向かいのブースでは日産のミニバンに乗った、いかにも車に無頓着そうな兄さんが給油口を逆側に向けて入ってきた。どうすんのかなー、っと見ていたら、無理やりホースを逆側まで引っ張ろうとしていて、その勢いでトリガーをうっかり引いてしまったらしくガソリンをこぼしまくってた。まったく何やってんだか。

まあそんなこんなで箱根に向かいます。

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久しぶりのバイクは楽しい。
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さてさて、『トリックスター・フルエキゾーストIKAZUCHI』。ワインディングでかち回してみて感じたことを書きます。

とはいえ私、違いのまったく分からない人間なんすよ。

車好きの私の友人はそういうところの感性が鋭くて、新しい車に乗るとすぐに「剛性がちょっと足りないね」とか「足がいい仕事してるね」とか「パワー上がってるね」とか的確に気づく。私はといえば、違いを感じとろうとせいいっぱい意識してみたところで、それが車体の違いなのか自分自身のその日の調子の違いなのか、なんだかよくわかんねーや、ということばかり。

一番向いていない職業にテストドライバーを挙げてもいいくらいに鈍い。

でもたぶん私の無意識はその違いを感じていて、結果的に「どういう運転の仕方が自然と出てくるか」に違いが現れているはず。

そういう観点からのイカヅチレビュー。まずは音量の話からはじめましょか。

エンジン始動時はノーマルと大差ないくらい静か。大型バイクのようなレベルには全然達していない。ノーマルマフラーのドゥカティのほうが全然気を使う。これなら口うるさいご近所さんのいる人でも安心ですね。まあバイクに詳しくない人にとっては何でもうるさいかもしれないけど、少なくともバイクに詳しい人が聞いて「うるせえマフラーに交換しやがって」とは思われなさそう。

・ご近所の目の気にならなさ加減:★★★★★(5点満点)

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では音質はどうか。

もともと、ニダボ独特のパルパルパルっという可愛げのある音が私は好きだ。好きだから大きく方向性が変わらないほうがいい。

そのパルパル感の、粒がより際立ち"purr"感、つまり猫が喉を鳴らすようなゴロゴロ感に転じて、さらにクリスピーになっている。

いかにも社外マフラーらしいようないかつい音ではなく、これがノーマルだと言われても納得するような上品な音、と言ってもいいと思う。このくらいの中庸さが私は好きだ。

・ネコ度: ★★★★

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次にフィーリング、特に高回転時のフィーリングの話。

先に書いたように直接的に「高回転が向上したぜ!」と断言できるほどには感性が鋭くない私ですけど、意識せずとも高回転まで使うようになってるのは間違いない。自然と高回転を使いたくなるということは、つまり上のほうまでストレスなく回るようになったということだ。低速トルクがなくなったから上まで回さざるをえなくなった、という可能性もあるけど、そんなふうには感じない。低速トルクが落ちている感触はまったくない。

ノーマルだと、高回転まで引っ張ったときに多少の重たさというか「息詰まった感じ」を伴っていたのが、交換後は1万回転以上でもカーンときれいに回ってる実感があって、明らかに抜けがよくなっている。

・花粉症季節が終わった日の鼻のような抜けのよさ:★★★★★

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パワー的には実際のところ上がっているのかどうか分からないけど、回るにつれて増す加速感、吸い込まれるような垂直落下感がたしかにある気がする。

この感覚には懐かしさを感じる。

だいたい我々の世代のようなブランク有りのバイクリターン組中高年は、若い頃に乗っていた「何か」があらゆる評価の基準になっていることが多い。人によっては、それは初恋の人への忘れられない憧憬に似ている、というかもしれない。

私の場合もご他聞に漏れず、20代の頃に乗っていた2ストレプリカ(アプリリアRS250)のばいーーーーんっていう底抜けの加速感と角のある絶叫音が心象風景にこびりついている。

4スト時代になって久しい現代のバイクであるニダボですが、その加速と音に、2スト時代の片鱗をつい探してしまうし、それに通じるものが間違いなくそこにある。

そんなわけで
・どこまでも落ちていくデカダンスなかっ飛び感:★★★★

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それから、ノーマルより数キロ軽くなっていて、実際タイトコーナー切り返しでのヒラヒラ感はたぶん増している。しつこいようだが鈍いので実感として感じるわけじゃないけど、結果的によりヒラヒラと走れているのでたぶんそういうことだ。

この点はほかのエキゾーストでも共通の利点である。

・蝶のように舞う、的なやつ:★★★★★

おっと、ここまで全部★4つ以上だ。ここからはネガティブな点を書く。

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まず、エキパイの配置が変わって、右足がサイレンサー接続部と近くなった。接続部分のスプリングにかかとが触れている気がする。これは他の社外サイレンサーも似たようなものかもしれない。純正はごついカバーが付いているところなので問題ないんだけど。靴底が溶けるほどじゃなさそうだが、あんまりよろしくはない。

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装着前

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装着後

これはバックステップに変えろというサインだろうか。私が基本的にノーマル派なのは、何かをひとつ変えるとそれに付随して他のところまで換えたくなってしまうからだ。

・互いに干渉しないことにしましょう、という大人の距離感:★★

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それから、音がうるさくなくて音質もノーマルに似てるということは、いかにも社外マフラーらしい荒々しさに欠け、ノーマルからの大きな変化を楽しみたい人にとっては物足りないかもしれない。前回の投稿で「マフラー交換にはふたつの楽しみがあって、理想の性能を得ることと変化そのものを楽しむことだ」と書いたけど、2つめの意味ではコスパが悪いといえる。

私も、機会があったらほかの社外スリップオン — たとえばモリワキだとかアクラポビッチだとか — を試してみたい気もする。

・うおーノーマルと全然違うぜ!という交換当日のハイテンション:★

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とはいえ、私はこのイカヅチくらいがベストかな、と思うけど。

ときおり「2気筒なんてどれも耕運機みたいな音だ」という言説を耳にする。そして、それを覆い隠してごまかすために音量のデカさを優先してマフラーを選んだりする人もけっこういると思う。

でもそういうのって、2気筒エンジンの魅力をわかってないどこかの若造が自嘲的に言ったことが独り歩きしているだけだと思う。バイクにキャタライザーが無かった時代の本来の2気筒の音を知らずに育った世代は、もしかしたらバイクのエンジンを味わうためのものさしが無いまま、気筒数が多いほどエライと思い込んでしまっているのかもしれないけど、決してそんなことはない。ニダボはとてもいい音がするし、イカヅチはそのいいところを覆い隠さず、むしろ活かしながらうまく調律していると思う。

イカヅチを誰にでもおすすめできるか?と問われると、ノーと答えざるを得ない。とくにサイレンサーだけスリップオンで差し替えてもあまり意味ない気がする(単独で試したこと無いけど)。音そのものが大きく変わるわけじゃないですからね。このフルエキセットは、わりと微妙なトータルバランス系というか「あえてこのくらいのお上品さで」という匙加減が嫌いじゃない人向きなんじゃなかろうか。

じゃあ、過去の自分に「イカヅチは良いエキゾーストだから絶対買うべきだ」と薦めるかというと……まあ、良いには良いがどうしても薦めなきゃいけないほどでもない。ノーマルでも充分っていや充分だったからだ。換えて後悔はしてないし、ここまで書いてきたように音質・フィーリング面で理想に近づいたけど、まあ必須というほどでもない。

ニダボ1台運用で、こいつを理想のバイクに仕上げていくんだ!ということであれば、イカヅチはぜひ検討すべき1本だ。1台で多用途を求めるなら、このくらいのバランス指向のほうが普段使いしやすい。また、とくにサーキットに行く層にとっては、この高回転域の回り方は絶対欲しいだろうし走り方に影響すると思う。

でも大型含む多頭飼いであれば、別にこのバイクを完璧に仕上げる必要もないので、まあノーマルのまま乗ってもそれもまた個性として楽しめるし、気が向いたらちょっとだけ換えてもいいよね、くらいの感覚。私の満足度としてはそのくらい。いや全然褒めてるように聞こえないかもしれないけど、ノーマルの角が取れて心地よい感触が乗車後まで残るので、もちろん換えてよかったと思ってます。

そんなわけで
・これを換えなきゃ始まらない!的な必然性:★★★

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そんなわけでトリックスター・フルエキゾーストのレビューはこれで終わりますが、このCBR250RRというバイクはほんとによくできてますよ。これ以上速かったら公道じゃ楽しめない。大型輸入車ファンにこそ薦めたいベストSSのひとつです(ツバメ殺法さんがニダボを選んだことが何よりの証拠ナリ)。
Posted at 2026/04/18 16:11:34 | コメント(3) | トラックバック(0) | バイクの感想 | 日記
2026年04月06日 イイね!

ついついマフラー換えたくなるの

ついついマフラー換えたくなるのCBR250RR(ニダボ)のマフラーを交換することにした。

いわゆる「チューンナップ」なんて言葉ももはや死語になってきた気もするけど、小排気量クラスのバイクにはまだ弄る楽しみも多少は残っている。そして、排気系のチューンナップは今でもその代表格じゃないかね。

なぜ人はマフラーを交換したくなるのか。大型機能性部品の交換全般に通じることだけど、チューンナップの快楽は主にふたつの楽しみからできていると思う。それらは似ているけど微妙に性質が異なっていて、地震のP波とS波のように、同じ源から発生しながらも違うタイミングでやってくる。

ひとつめの楽しみはもちろん、「自分好みの性能が得られること」だ。自分のバイクを自分の理想形に少しでも近づけたいから、人はパーツを交換する(それをチューニングと呼ぶ)。ここでいう「性能」とは、排気系においては主に「官能性能」のことで、具体的には「排気音」と「エンジンの回り方」を指す。見た目を変えたいとかパワーの絶対値を上げたいという人もいるだろうけど、いちばん大きな動機はやっぱり音とフィーリングの向上であることに異論はありますまい。

じゃあふたつめの楽しみとは一体何なのか。

それは、交換によって何かが「変化すること」そのものにある。交換した初日にガツンとやってきて、慣れるにしたがってじきにフェードアウトしていく類の楽しみだ。

より理想的な官能性能を得られるという恒常的な快楽と、官能性能の変化そのものを楽しむ瞬間的な快楽。

あえてこのふたつを区別して語らなければならないのは、恒常的な満足感こそがパーツ交換の本来の目的であるはずなのに、僕らはついつい「変化」そのもののほうに夢中になってしまうからだ。瞬間的で刹那的な快楽はわかりやすくて、コスパがよくて、そして中毒性がある。

排気系チューンにおいての刹那的な快楽とは、そりゃもちろんノーマルとは全然違う社外マフラーの爆音さ加減にある。お金をかけて交換するんだから、どうせならノーマル状態との違いが明確に感じられる、より暴力的でより刺激的なマフラーのほうがいい。もとが同じエンジンなんだから、音質より音量のほうがずっと簡単に変えられるし、はるかに変化が分かりやすい。

思い出して欲しい。最後にマフラー交換したあの日のことを。

注文していたマフラーが届く。2時間くらいかけてごそごそと作業し、おろしたての新しいマフラーがそこに収まる。完成した姿を満足気に眺めながらおもむろに一服したあと(私は煙草吸わないけど)、ライディングジャケットを羽織って試運転に出かける。この瞬間の「お!すげー!ノーマルと全然違うぜ!」という喜びと満足感は、何者にも代えがたいじゃあないですか。

でもその一瞬のドーパミン・ラッシュは新しい仕様に慣れるにつれ薄れていき、でもその快楽だけは脳裏に焼き付いているものだから、「もっと変化を!もっと快感を!」と人の欲求中枢を支配しようとしてくる。さらに「こっちのパーツをこっちに換えたらもっとすごくなるんじゃないかな?」と好奇心を煽って新たなパーツをポチらせようとしてくる。

それこそが、必要がなくてもついつい車やバイクを弄りたくなってしまうという(僕らみんな経験のある)「バイク(車)弄りの罠」であり、チューンナップやドレスアップがいつの間にか自分の理想とする「中庸」を通り越してエスカレートしてしまう理由であると、私は常々自分を諌めることにしている。

これまでにも「ちょっとやりすぎちゃったな」という改造をしてしまった車とバイクはいくつかあった。車好き界隈では全然大したレベルじゃない可愛いもんだったけど、自分の中の「心地よい」という基準は超えてしまった感じだ。マフラーの音やウェイストゲートバルブのプシュー音がうるさくなりすぎてしまったり、低速トルクがスカスカになってしまったり、といった具合に。そうなるとその車やバイクに対する愛着というかそれまで感じていた親密さが薄れてしまい、なんとなくよそよそしく感じて疎遠になってしまう。そのまま売ってしまったこともある。そういうのはあんまり好ましくない。

そんなわけで、最近の私は基本的に「メーカー設計通りのノーマル状態を楽しむ」ことを是とし、たとえ弄る場合にもノーマルの良さの延長線上にとどまるような、あたかも「コストや時代の制約がなければメーカーが最初から設計していたであろう方向性」を意識している。

そんな私が選んだのが、トリックスターの「IKAZUCHI」(イカヅチ)シリーズのフルエキゾースト(サイレンサー+エキパイのセット)だ。

実はモリワキと最後まで迷ったんだけど、このイカヅチのサイレンサーは「ノーマルとそれほど変わらない静かさ」という評を見たのでこちらに決めた。

あんまり変化がないのもつまらないけど、YouTubeの公式チャンネルで見る限り、音質もノーマルの良さの延長線上にありつつもクリスピーさが増しているように聴こえる。通常、爆音系マフラーはどうしても重低音でごまかしている面があったりするので、いかにも社外マフラーらしい迫力がなくても、雑味が取れればそれで充分、と考えた。

そして高回転の伸びを求めて、スリップオンではなくフルエキをチョイスした。トリックスター公式チャンネルのイメージ戦略に思い切り乗せられまくってる気もするけど(あの会社、他のマフラーメーカーよりも広報が上手い気がする)、まあこの10年くらいで着実に地位を築いてきた勢いあるメーカーのようなので、間違いはないでしょう。

さっき「マフラー交換作業したあとの一服が美味い」みたいなことえらそうに書いといてなんだけど、今回は納車のときに付け忘れたETCも同時装着するので、取り付けはレッドバロンさんにお任せです。カウル外すのめんどいし。

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そんなわけで次回はイカヅチのフルエキのレビューやります。

はたしてこいつは、、私の目指している中庸的な味わいを絶妙なバランスで付加してくれるでしょうか。

そして、私は一時の「うぉ!変わったぜ!」的インパクトに流されずにこのイカヅチのポテンシャルを正しく評価できるでしょうか。

IKAZUCHI。

名前は厨二病っぽいけどね。

名前は厨二病っぽいけどね。

名前は厨二病っぽいけどね。
Posted at 2026/04/06 13:35:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日常 | 日記
2026年03月28日 イイね!

ムルティに乗って旅立つ その3(伊勢志摩スカイライン編)

ムルティに乗って旅立つ その3(伊勢志摩スカイライン編)伊勢志摩の旅、最終回。

今、鳥羽港から伊良湖へと渡る帰りの伊勢湾フェリーの待合フロアでこのブログを書いている。平日のためか人はそれほど多くないが、自動車の列を見るにそれなりの数の乗船車両がいるように見える。バイクの待機スペースには、自分のほかに原付スクーターが1台と、電動アシスト自転車の後ろに幼児を載せた父親だけ。自転車を漕いでどこまで行くの?なかなかがんばりますね。

それにしても人はなぜフェリーに乗るのだろう。静岡県方面から伊勢に渡るには、フェリーを使う以外にも名古屋の南経由で伊勢湾をぐるっと回るという手もある。フェリーの待合時間を考えたら到着時間はおそらく大して変わらないし、料金的にはフェリーを使わずずっと高速道路を走ったほうがむしろ安くつくはずだ。もちろん労力的には、混み合いがちな伊勢湾岸自動車道をずっと自走するよりもフェリーのほうがずっと楽だし安全である。

でもいちばんの理由はたぶん、なんだかんだいって船旅って楽しいよね、ということだろう。

はるかなはるかな見知らぬ国へ
ひとりでゆくときは船の旅がいい


と井上陽水も歌っていたし。

私も高速道路ルートかフェリールートかさんざん迷った末、帰りも船を選んだ。伊勢湾岸自動車道は鈴鹿サーキットに行くときに通るけど(とかいって実はコロナ以降行ってないけど)、車で走ってもひたすら長く感じるし、大して楽しくはない。それよりも、行きは通らなかった渥美半島北岸沿いの国道259号線を使ってみようと思う。

ここから1時間の船旅。まだ腹は減っていない。食事したあとで船酔いしてリバースモードに入るのもいやなので、昼飯は伊良湖に降りてからにしよう。待合フロアにはスクエニの秀作スマホゲーム「パラノマサイト」シリーズの新作『伊勢人魚物語』のポスターと等身大POPが展示されていた。
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呪いでズッキューンって殺しまくるのが怖い、複数キャラ視点で進行するホラーアドベンチャーゲームだ。そうか、続編が出るのか、これはプレイせねば。絶対おもしろいのでオススメです。

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ようやく空が晴れ渡ってきた。午前中のうちに日差しが回復してくれれればよかったのに。

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最終日のメインイベントは伊勢志摩スカイラインだったのだけど、今朝は夜間から降っていた小雨が9時か10時まで残るような予報だったので、出発を遅らせながら様子を見ることにしていた。ホテルから北西に進んでスカイラインの伊勢側の入口をまっすぐ目指すルート。天気がよければもっと早く出発して鳥羽側からスカイラインに入り一往復することも考えたのだけど、天気予報どおりのどんよりした空のままだったので、とりあえずホテルの大浴場で朝風呂を浴びて天気が好転するのを待っていた。

9時になり少し日差しが差してきたので、出発することにする。
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出発したのはいいものの、道中は再び雨模様に。大した雨じゃないし、ウインドスクリーンが多少は防いでくれるのでこのまま突き進む。自分が濡れることより下回りが汚れるのが嫌だ。私は基本、日帰りツーリングのときは雨の日は中止にしちゃうので、雨の中を走ることはほとんどない。バイクリターンしてからはほぼ初めてか。

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伊勢まで来たところで、給油。戦争の影響でとんでもないガソリン価格を覚悟していたけど、今回の旅で見たGSはどこもハイオク180円台程度で、まあ許容範囲な感じ。伊勢神宮の周りは平日の朝から参拝客で混みあっている様子で、駐車場待ちの列ができている。

さあ、伊勢志摩スカイラインに入ろう。平日の午前なので他の車はほとんどいないけど、路面がウェットなのでゆっくりめに巡航。いや、たぶん晴れていてもぶっ飛ばしたりはしないな。なんというかこのムルティストラーダというバイク、スポーツバイクとしてけっこうな高性能を持っているのに、変に駆り立ててくるところがない。タイヤグリップに負荷をかけながらガンガンとプッシュするような走りよりも、運動性能の余裕を安全マージンとして確保しながら「心地よいスピードで」駆け抜けるのが気持ちいいバイクだ。なんなら、スポーツモードに切り替える必要性すら感じない。

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もう雨の心配はなさそうだけど、ところどころ下界が見えたり見えなかったり。



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そうして伊勢志摩スカイラインのハイライト、朝熊山頂展望台にやってきた。ここまで来たら……雲の中だ。せっかくの頂上なのに、なんにも見えねぇ。

青空は見えているんだけど、下界方向が靄の中だ。
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実はこの山頂展望台に足湯があることはリサーチ済みで、トップパニアの中にはタオルを放り込んである。

が……考えたらタイトなライディングパンツを履いてるからすねまで裾まくれないじゃないか。どうする?パンツ一丁になっちゃう?(※なりません)

雲もなかなか晴れそうにないので、そのまま先を急ぐことにする。この伊勢志摩スカイラインは、海側の道路脇ところどころに駐車スペースというほどではないけど停車できる路側帯があって、きれいな景色を見つけるたびに気軽に立ち止まって写真を撮ることができる。
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道が混んでれば躊躇するところだけど(なぜって、遅い車が多い日は後々の追い越しポイントのことを考えてしまうから、ね)、周りに全然他の車がいないので、こうやって気兼ねなくバイクを停められる。

だいぶ晴れてきたね。

そうして、鳥羽側の料金所までくればあとはフェリー乗り場までもうすぐだ。
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さあ、そうこう書いている間に出発の時間がやってきた。車より先にバイクを積み込むので、出航の20分前にバイクのもとに戻る。

切符を買うときになんか誓約書みたいなのを書かされた。ろくに読んでないけど、たぶん「バイクをストラップで固定するけど、傷がついても怒らないでね」という趣旨だと思われる。

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OKです。きれいに固定されてます。係員のおじさんたちは行きも帰りも仕事が丁寧だった。

室内には席がいっぱいあるけど、甲板に出て潮風に当たるのも悪くない。反対側から鳥羽行きのフェリーとすれ違う。思い切り手を振りたいけど、ちと遠いな。
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行きの便でも見た、道路標識。なんでこんなところにあるのか謎だったけど、今ようやくその意味がわかった。渥美半島に伸びている国道42号線と国道259号線は、半島の先端で一旦途切れるけど、紀伊半島までずっとつながっているんだ。つまりこのフェリーの航路も国道の一部ということか。

さあ、この船を降りてしまえば、あとは高速に乗って家に帰るだけだ。初日に夜で見られなかった浜名湖の湖畔を回ってから東名に乗ろう。

そういえば昼飯食ってなかったな。と豊橋あたりで思い出し、目についたハンバーガー店に入る。伊勢志摩の旅の最後はなぜか淡路島バーガーで締めくくることになったのでした。淡路島といえばやっぱ玉ねぎよね。次はもっと長い休みを取って、神戸から淡路島を通って四国方面に行きたい。
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おっとそうだ、写真のアップに夢中になって、旅バイクとしてのムルティストラーダV2Sのインプレについてはあんまり触れてなかったな。それはまたの機会に。
Posted at 2026/03/28 17:27:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | バイクでお出かけ | 日記
2026年03月27日 イイね!

ムルティに乗って旅立つ その2(展望台編)

ムルティに乗って旅立つ その2(展望台編)車の世界で「ハコ」と言えば4ドアセダン、もしくは2ドアでもセダン同様のフォルムをした、背が高めで居住性重視の乗用車のことである(レースの世界ではフォーミュラの対義語として広く定義されることもあるが)。若いころはいかにもスポーツカーらしい2人乗りクーペこそ至高と思っていたけど、最近はハコの魅力が分かるようになってきた気がする。

でも今日の話のとっかかりは、バイクの世界の「ハコ」から。

荷物を運ぶ箱(パニア)がいっぱい付いているタイプの車両を私は個人的に「ハコバイク」と呼んでいる。別にバイク界で一般的にそういう呼び方をしているわけではない。パニアの有無はバイクの車種そのものの属性とは無関係で、どんなバイクにどんなパニアを後付けしようがオーナーの自由だからだ。

そうはいってもね、と私は思う。あくまで個人的見解とお断りしたうえでだけど、世の中にはパニアの似合うバイクと似合わないバイクの区分が明確に存在するし、なんでもかんでも箱をくっつけりゃいいってもんじゃない、と思ってしまうのですよ。だからハコが欲しけりゃハコの似合うハコバイク系を買うのが筋、と個人的には考えている。スーツのときは革靴と革鞄で、リュックとスニーカーがよければカジュアル系の服装を、というのといっしょで、目的とスタイルとの間の一貫性へのこだわりだ。

本質的に、パニアっていうのは無粋じゃありませんか。サイドパニアはともかく、樹脂製トップパニアにはホームセンターのバイクコーナーで売っていそうな、おばちゃんスクーターに付いてそうなイメージが私の脳裏にこびりついてしまっている。一方で金属製のやつは信用金庫の営業の兄ちゃんが乗ってくるベンリーを想起させる。箱をつけるとたいていのバイクは所帯じみてしまうのだ。とくにSS系やネオクラシック系バイクは、あまり生活感が出てしまうのは似合わない。非日常を演出する伊達なストイックさが必要なのだ、と個人的には思う。(※「個人的に」を連発中。SSにトップパニア付けてる人、ごめんなさい。あえて崩しのファッションというのもまたアリだとは思います!)

でも一方で、トップパニアの使い勝手を一度知ってしまうと離れられなくなるというのもまた間違いない。私も去年買ったドゥカティ・ムルティストラーダV2Sで初めてトップパニア(純正オプション品)を体験し、あ、こりゃいいや、もうやめらんないね、とひしひしと感じているところでございますよ。むしろ、ハコを使いたいならハコの似合うバイクじゃなきゃいかん!というのがムルティを買った最大の動機と言ってもいい。

パニアがあると荷物を紐でくくりつける面倒がないし、着替えが雨で濡れる心配をしなくてもいいし、カギがかかるから防犯上も安心だし、何も入れていないときでも休憩時のヘルメット&グローブ入れとして使えるから、バイクで遠くに出かけるときの心配事が一気に減る(その代わり横幅を取るので駐車スペースへの不安は多少増えるけど)。

何より、自分のバイクの収納スペースの大きさが可視化されるのがよい。一度慣れてしまえば、自分のバイクがどのくらいの荷物を持ち運べるのかがすぐにイメージできるようになる。

今回は、左のパニアには着替え一式を入れた無印良品の折りたたみ式薄手ボストンバッグ。右のパニア(マフラーを避けるため左より小さい)には雨具とバイクカバー。トップパニアは小物だけにしておいて、休憩中のヘルメットとグローブ入れに使う。トップもフルに使いさらにピリオンシートにツーリングバッグでも載せれば、この3倍くらいは運べそう。これはすごいなあ。

そんなパニアの便利さ、ハコバイクのありがたみを存分に噛み締めながら、ムルティに跨って鳥羽港に降り立った私です。

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うん、しばらくトップパニアだけで乗ってたけど、こいつはフルパニアがよく似合うぜ。

さてさて、さっそく志摩半島をパールロード沿いに南下を始める。このあたりはリアス海岸が特徴で(「リアス式海岸」と習った人も多いと思うが、”リアス”の中に”式”の意味が含まれているということで、最近はリアス海岸と呼ぶそうだ)、海と山が入り組んだ独特の地形を俯瞰できる展望台が伊勢志摩には多数点在する。フィヨルドにも似てるが、氷河に削られて形成されたフィヨルドと違って、もともとあった山あいの谷が海に沈んでできた、ということらしい。

ナビに最初にセットしたのは鳥羽港から30分ほど走ったあたりにある「鳥羽展望台」。鳥羽一郎の「兄弟船」の記念碑がある。

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ほらね、前回書いたとおり、鳥羽一郎は出身地から芸名を取ったんだ。地元愛溢れる話だね。私の住んでる静岡県東部では熱海出身の関取、熱海富士が活躍しているが、私もいつか芸名(アカウント名、四股名、バンド名、リングネーム、源氏名、なんでもいいけど)が必要になったときは、自分の出身地名を冠したいものだと常々思っている。

と、演歌のことなどまったく疎いくせに鳥羽一郎に思いを馳せつつ、展望台横にちょうどよくカフェがあったのでここでランチを済ませることにする。地元の美味い名店に立ち寄ることをツーリングの最大の楽しみにする人も多いが、私はそこまでのこだわりがないのと、なるべく空いてて効率よく食事ができてハズレリスクが少なくて匿名のうちにほっといてもらえる場所のほうが好みなので、食事に関しては下調べなどしない。適当なタイミングで見つけた適当なものを食べる。

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「浦村牡蠣アヒージョサラダサンド」。美味いっていや美味いけど、牡蠣らしい牡蠣を味わいたい人は素直に生牡蠣でも食ってたほうが牡蠣らしさを堪能できる、かもしれない。

その次に立ち止まったのは、「面白展望台」。名前は知っていたけど、ナビにセットしてあったわけではなくたまたま見かけたので立ち寄った。

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これといって面白い要素があるわけでもないんだけど、名付けたほうも別にウケを狙っているわけではなくて、鎌倉時代の松の木に由来するらしい。見晴らしは、ふつう。写真だけ撮って先を急ぐ。

そこから先は志摩スペイン村のあたりでパールロードから離れ、県道16号(南勢磯部線)という道を通って、半島の南西岸に位置する「鵜倉園地」という展望台公園を目指す。その途中で少しだけ回り道をして次に寄るのは「南海展望公園」。漁港っぽいエリアを抜けたあと、伊豆半島でもよくあるような落ち葉と倒木と落石がところどころ堆積した1車線の舗装林道を登っていく。

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ムルティの恩恵を感じるのはこんなときだ。SS系バイクや、私の旅バイク先代であるトライアンフ・スピードマスターのようなクルーザーだと、こういうタイトで勾配のある道にはまり込むとさぞ難儀することだろう。こんなときはやっぱりアドベンチャー・ツアラーならではの機動力が活きてくる。どんなバイクでもツーリングできるとはいえ、行き先を選ばないというのは旅バイクの大事な条件だ。

舗装林道を抜けると車道が終わり、嫌な予感をさせる階段が見えてくる。

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こんな気の遠くなりそうな急斜度を息を切らしながら5分ほど徒歩で登っていくと

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ぱっと開けた展望台に到着。

ん?なんだあの水色のお尻の人影は。

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君はいったい何者じゃ(笑)

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いまいち天気がスカッとしなくて残念。こんな眺めをしばし楽しんでから、次に向かう。

次に立ち寄るのは、これまた16号線を少し外れたところにある「中の磯展望台」。途中、下の写真に写っている「南島大橋」という赤い鉄橋を渡る。

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そして最後は、本日のコースの最終到達地点でもある鵜倉園地。また軽い舗装林道みたいなところをしばし登っていき、見江島展望台というところがゴール。

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ハート型の入江。

もちろん恋人たちの聖地になっている。

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カップルたちが残していったハート型の錠前「誓いの愛鍵」がたくさんぶら下がっている。半分くらいはすでに破局済みだろうなあ。合掌。

今日見江島へ行ってきました
二人で歩いたあの展望台へ
あの日と同じ道のりで、たどり着いたのは

自分もひとつ買って付けようかと思ったけど(なんのために!?)、錠前がどこで手に入るのか分からなかった。どこか麓の売店で売っているのだろうか。

ハートの入江の反対側には、もうひとつ「かさらぎ展望台」というのもあった。せっかくなのでこっちにも行ってみよう。

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……樹木が茂ってて何も見えねえ(笑)

といったところで、パールロード方面に引き返してホテルに向かうことにする。今日の宿は、志摩半島南東の英虞湾までぐるりと回り込んだところにあるリゾートホテル「奥志摩アクアフォレスト」。予定では夕暮れまで走り回ってるつもりだったけど、せっかくのリゾートホテルソロ泊なので早めに行って温泉に入ろう。

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ありがたいことに、屋内駐車場だ。今晩は軽い雨予報。念のためバイクカバーを持ってきたけど、使わずにすんだ。

天気がもう少しスカッと晴れてくれればよかったんだけど、今回のメインディッシュたる2日目は無事終了。せっかくの一人時間なので、今宵はスマホを消して娘から借りた小林泰三の小説『アリス殺し』を読み終えるのだ。
Posted at 2026/03/27 17:56:22 | コメント(2) | トラックバック(0) | バイクでお出かけ | 日記

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「2ヶ月放置したドゥカティ・スクランブラーのバッテリーが何をやっても復活してくれないの😭電圧10V強。テンダーに繋いでたのに。コネクターの端子をバッテリーに直付けしてると充電するどころか放電してしまう事例がある、と聞いたことあるけど、それか?まだ2年だけどお亡くなりか😭」
何シテル?   04/26 21:47
とある自動車博物館のデモンストレーション・ドライバー兼車両運搬係(副業)が、クラシックカーからラリーカー、フォーミュラカーまでいろいろ乗るには乗ってきた所蔵品の...
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