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Danny Wongのブログ一覧

2026年09月28日 イイね!

ダニィ、旧車買うってよ

ダニィ、旧車買うってよここしばらく投稿してない気がしますが、それは長雨続きの9月でバイクに乗れてないからではなく(それもなくはないけど)、書く仕事が立て込んでてプライベートでまで書きたくねえよ!と思ってるからでもなく(それもなくはないけど)、これまでスルーしてたくせに今さら観始めた『魔法少女まどか☆マギカ』にドはまりしてるせいでもない(それもなくはないけど!)。

じゃあなにかっていうと、久しぶりに欲しがりモード発動中なんすよ(どのくらいのインターバルがあれば「久しぶり」と呼べるのか知らないけど)。

実はそろそろ旧いクルマ(4輪)に行こうと思ってまして。クラシックカー探しは面白すぎていろいろ書きたいこともあったんですが、旧車という狭い世界での行動を書くといちいち身バレしそうで、書くのに気がひけてたんす。

なんで今、旧車なのか。
なんで今さら旧車なのか。

もはや、現代のスポーツカーに求めたいものが何もなくなってしまったからです。

ツーリングやワインディングを駆け抜ける楽しみはバイクで満足しちゃってるし、サーキットは中途半端にナンバー付車両で行くよりもちゃんとしたレーシングカーで走ってるほうがはるかに楽しくてはるかに理にかなってるし、公道で乗るスポーツカーにはもはや高性能を求めていない自分に気づいてしまった。現代ターボエンジンの怒涛のトルクも、緻密に設計された精度の高い足回りも、公道で楽しむには想定速度域が高すぎて、私にはもう要らない。

それよりも、20世紀機械文明の最後の思い出として旧い車を手元に置きたい。ボンネットの下で何が起こっているのか直観的に想像がつくような、そんなアナログな機械を。もしかしたらそこに心が宿っているんじゃないかと思わせるような、温もりのある無機質体を。そして何より、マーケット・インではなくプロダクト・アウトでモノが作られていた時代の、エンジニアやデザイナーたちの魂の結晶を。

とはいえ、実を言えば私は職業立場的に頻繁に旧い車に触れたり乗ったりする機会があるので、これまではそれで満足してきた。しかし、それはなんというか一種の美味しいとこ取りであって、やりたいのはそういうことじゃない。自分自身がそれを所有し、その健康状態を自分の責任において管理し、自分一人でそいつと向き合い付き合っていくことが大事なんだ。だから自分のための1台を選ぶことにした。

旧い、というのは、だいたい60年代から70年代、場合によっては80年代前半まで。かんたんに言ってしまえばキャブ時代、ということになる。

客観的には排ガス規制前後とか電子化前後で時代を区切ることはできるだろうが、機械的構造は本質的な問題ではなくて、大事なのはもっと情緒的なもの。どの時代からクラシックカーと呼んでいい、という絶対的なラインがあるわけでもない(クラシックカーイベントの年代規定も昔よりずっと緩くなっているし)。

その情緒的ラインの正体というのは思うに「自分が免許を取ってからの車」と「自分が免許を取る以前の車」との間に引かれていると思う。人によって、年齢によって、そしてその人の辿ってきた車歴によって、そのラインの所在はたぶん違う。

私にとっての「旧車」の本質とは、自分自身の記憶にダイレクトにつながった懐かしさというより、自分自身がリアルタイムで見た世界よりもひとつ古い時代への憧憬、といえるかもしれない。

私が免許を取って車を欲しがり始めたのは1990年代前半。その時代において80年代後半以降の車というのは、当時の市場や路上に現実的に存在し、あるいは目の前で発売され、新車として雑誌記事にさんざん登場する、同時代性を伴う存在だった。

たとえ買えないような高価格帯の車でも、その外装や内装のデザインや乗り味は、もっと手の届く価格帯の車とどこか地続きでつながっていた。1989年という同じ年に誕生した初代ロードスターとフェラーリ348は、価格帯は違えどどこか似たような時代感をまとい、どこか近しいデザイン言語でデザインされているではないか。

だから80年代後半以降の車に対しては、親しみや懐かしさこそあれ、「憧憬」というほどのものを私はそれほど感じない。むしろ自分がリアルタイムで体験していない車、つまり私が免許を取った時点ですでに旧車扱いだった70年代以前の車たちのたたずまいに対して、逆に新鮮味を感じる。たぶん人によって、その線引きが60年代だったり90年代だったりするのだろう。

車に対していちばん物欲と憧れの強かった年齢の頃、イベント会場や雑誌紙面(ティーポとかね)でさんざん見てさんざん見とれてきた「今とは違う時代の車」「ちょっと旧くて特別なスポーツカー」に対して、実際に買う資金はなくても「もし買うならどれを選ぶ?」をずっと脳内シミュレーションしてきた。そんな人は多いのではなかろうか。

あれから数十年経っておじさんになった今、あたかも死ぬまでにやっておきたいバケットリストを塗りつぶすがごとく、昔は手を出せなかった旧い車の「実は欲しかったリスト」を思い起こしながら、今度は現実的な選択肢としてあれこれ検討する。なんともワクワクするではないか。

そんなわけで、4月の幕張メッセでのオートモビル・カウンシル以降、新アルピーヌA110を売ってガレージを空けて(ちょうど生産中止になったので高く売れた)、何を買おうか、どんな選択肢がありうるのか、幅広く思索し続けている。

昔から惹かれていた車は少なからずあるけど、どうしてもこの車格、この価格帯、このスペック以上じゃなきゃ嫌、みたいな執着はない。それこそ300万のスプリジェットから8000万円のディーノ246GTまでありえる。いや普通に考えたら趣味に8000万円も遣う気はないんだけど、「ヒストリック・フェラーリはまだまだ値上がりするよ」みたいなことを言われると、「そっか、投資と考えればいいよね」と思ってしまう。所有を楽しんで、さらにお釣りが来たら最高じゃないか。そういう事例もいっぱい見てきてるし。

と流されそうになって、いやいやその発想は悪魔の囁きですよ!と思いとどまる(もちろん)。資産としての車が欲しいんじゃない(値段が残ったほうがうれしいけど)。年に数回のヒストリックカー・イベントのときだけ出撃する非日常マシンが欲しいわけでもない(高揚感も欲しいけど)。大黒や外苑で注目され称賛されるミーティングの華が欲しいわけでもない(華があるに超したことないけど!)。

維持するのに安心感があって、あるていど気軽に乗れる信頼性があって、日常をときどき彩ってくれる甘い生活感のある子がいいんですよ。大切なのは車種ではなく、その個体そのものが持つ「あ、この子がいい!」と思える説得力。もはや猫をお迎えするようなもの(笑)。

そんな子が目の前に現れたら、一期一会の出会いだと思ってフィーリングで買っちゃうと思う。だから車種候補はひとつに絞らない。旧車を買うって、たぶんそういうことだよね。

(ちなみにタイトル画は今年のオートモビル・カウンシルで衝動買いしそうになったディーノ・スパイダー。さすがに即決する勇気がないまま誰かに買われてっちゃったけど、旧車探しを始めるきっかけになりました。)
Posted at 2026/09/28 18:55:28 | コメント(6) | トラックバック(0) | 欲しがり | 日記
2026年09月19日 イイね!

ビーナスラインのその先にある美術館

長野県のビーナスラインを走った話は2回ほどしましたが、今回は家族を連れて車で行きました。

目指すのはビーナスラインのずっと奥のほうにある美ヶ原道の駅と、そこに隣接する美ヶ原高原美術館。

途中、美ヶ原手前のビーナスライン道路脇にある三ヶ峰に立ち寄ります。かんたんな展望台と茶屋のある休憩スポットです。何度も来てますが、ここにはいつもどこか寒々しい最果て感があって、私は好きです。

あいにく霧がひどくて景色はほとんど見えませんでした。ここから見える山々を紹介する案内図は、風化してこれ自体が印象派のアートみたいになってます。
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そうして高原美術館に到着。

たくさんのアート作品が広大な敷地内に散りばめられているのですが、とくに印象に残った(というか心がツッコミ場所を探している)造形作品を3つだけここで紹介します。

『スティールの時代』(1989/マーティン・ヴォーゲル[米])。

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そう、私には、どうにもランボーに見えてしまうのです。







『アルトサキソフォンを吹くひと』(1980/黒川晃彦)

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ダヴィデ像をはじめ、本来は美術品が裸体でもぜんぜん違和感ないはずなんですが・・・前項のスタローンの男性裸体表現とは全然違う、この生々しいすっぱだか感。







『待つ』(1990/ハン・ジンソプ[韓国])。
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えーと、ガチャピンかな?ガチャピンですよね(そこじゃない)。
いったい何を待っているのでしょう。穴があったら入りたいです。




この美ヶ原高原美術館は、テレビというメディアがいちばん影響力があり今よりずっと羽振りの良かった時代から、フジサンケイグループが運営しているようです。土地を贅沢に使い、高原の気持ちのいい空気のなか山歩きしながら鑑賞して回れる、とても素敵な野外型美術館です。

じっくり見て回ると2〜3kmくらいは歩くし2〜3時間くらいは過ごせるので、ツーリング途中なんかだと素通りしがちですが、お時間と体力のある人はぜひお立ち寄りください。
Posted at 2026/09/19 16:42:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日常 | 日記
2026年08月08日 イイね!

【1年乗っての感想】ところがどっこい

【1年乗っての感想】ところがどっこい買って1年経ちましたので2回目のレビューをします。

正直言っちゃうと、このバイクにはたして何年乗ることになるのか、買ったときは見当もつきませんでした。早いと1年くらいで「もう十分堪能したわ」と思って乗り換えちゃう(もっと早いと半年くらいで「なんか違うな」と思って見切りをつけちゃう)私ですので、こういう今まで経験のないジャンルのバイク(アドベンチャー・ツアラータイプ)に長く乗り続けるという確信がなかったのです。

ところがどっこい。

1年乗ってみた今、「あ、このバイクとは長い付き合いになりそうだな」という感想に変わりました。乗ってるときの「相棒感」、走り終わったあとの「充実感」が抜群に高いんです。

旅派、ファッション派、スポーツライディング派、交流派と、僕たちバイク乗りが「オートバイに乗る」という行為に求めるものは多種多様ですが、どれかひとつだけに限定しているわけではありません。スポーツライディングのvisceralな脳汁系快楽(横文字ゴメン!)を第一に置く私も、旅だってしたいし雰囲気も楽しみたいし、ときには(ほんのときどきでいいんだけど)他人といっしょに走りたい。

これまで乗ってきたバイクは、それぞれ輝く場面がわりと限定されているというかどこかひとつに特化していて、それ以外のシチュエーションでは妥協しなきゃいけないのが常でした。セパハン系は積載や乗車姿勢の問題があるし、クルーザー系ははっきりいって曲がるのがあんまり気持ちよくない。だから、近所の箱根あたりをスポーツバイクでひとっ走りするときと、旅バイクで遠くに足を伸ばすときでは、得られる快楽がそれぞれ全然違うし、それらの快楽のどれを選んでどれを捨てるのかを決めてから出発する必要があったんです。たとえば、クルーザーでロングツーリングに出かけるのなら「途中のワインディングはスポーツバイクで行くような楽しさは味わえないけどしょうがないね」とか、「おもしろそうな林道があるけどきつそうだから迂回しよう」とか。

ところがどっこい。

ロングツーリングにムルティで出かけるようになってからはそういう妥協が全然なくて、それこそ「最初から最後まで気持ちいい」んです。もう、家に帰り着く最後の瞬間まで遠足ですよ、みたいなレベルで。

フルパニアで走っていても、小型スポーツバイクとは違うこいつならではの旋回の気持ちよさがある。決して「アドベンチャー・ツアラーにしてはけっこうスポーティ」みたいな妥協的・譲歩的な話ではなくて、あえてムルティで走りたいんだ、と思わせてくれる。たぶん一回目のレビューで書いたと思うけど、オン・ザ・レール感あるいは浮遊感が独特なんですよこいつは。

エンジンのフィーリングも、空冷ハーレーやトライアンフの2気筒のような味わい深さは期待できないと思いきや、このドゥカティの新型V2にはこいつならではの吹け上がりの軽さと懐の深さからくる味わいがある。加速してても流してても「どんなときでもライダーとともにいてくれる頼もしさ」と言いましょうか。

また、オフ車や軽量スクランブラーほどではないにしても、狭い舗装林道に入っても難儀することのない、脱初心者以上のライダーが通常のツーリングで使う分には十分な機動力。

冒頭に書いた「相棒感」とはつまり、エンジン、足回り、積載のすべてにおいて、ライダーを困らせる場面がほとんどないから頼りになるっていう意味なんです。この点において、おそらくは同じムルティでもV4よりV2のほうが上だと思います。

そして、完全に道具に徹してしまうわけではない、ドゥカティらしい存在感もある(わくわくファクターも大事ね)。どんなわくわくファクターを求めてるのかによって、VストロームなのかトレーサーなのかBMWのGSシリーズなのかトライアンフ・タイガー/タイガースポーツシリーズなのかはたまたムルティなのかが決まってきますが、パニガーレ的世界観とは決別したくないオンロード派ドゥカティスティにとっては、あえてツアラー枠もドゥカティで埋めることに十分意味があるでしょう(いろんなメーカーのバイクに乗りたいと思ってる私も、なぜかドゥカティに戻ってきてしまうのです)。

そんなわけで、今までのバイクの中でもっとも短期間で4000kmを迎えました。泊りがけのロングツーリングにも2回行くことができました。ドゥカティ仲間とも何度か走りました(パニガーレなどのドゥカティ乗りといっしょにツーリング行っても、走りのスタイルの違いで困ることはありません。その仲間が良識派である限りにおいては)。これからもムルティに乗って、もっといろんなところに行きたいです。

だから興味を示してる皆さんも安心して買ってちょうだい。
Posted at 2026/08/08 13:56:41 | コメント(3) | クルマレビュー
2026年06月20日 イイね!

もうクルーザーなんて乗らない(なんて言わないよ絶対)

もうクルーザーなんて乗らない(なんて言わないよ絶対)トライアンフ・ボンネビル・スピードマスターというクルーザー(アメリカン)バイクを売却しちゃった。

バイクに乗ってなかった17年間を挟んで正味5年ほど、スポーツバイクと並行してクルーザー系を持ち続けたけど、そんな日々も一旦おしまい。

所有期間はオーバーラップしているものの、旅バイクのポジションをドゥカティ・ムルティストラーダに譲ったかたちになる。

今回の売却も、だいぶ迷った。トライアンフのモダンクラシックシリーズに搭載されている2気筒エンジン(ボンネビルエンジン)は、現代のバイクの中で唯一無二の味わいがあって、その中でもスピードマスターのチューニングはシリーズ中でも屈指の心地よさがある。その牧歌的な佇まいとコンパクトで乗りやすい乗車感覚と相まって、なかなかこのレベルの幸せ感をくれるバイクはほかにない。



とはいえ、ニダボも来てこのままだと4台体制になっちゃうから整理しなきゃという局面が来て、いろいろ迷って、スピードマスターは充分堪能したからもういいかな、と思ったんだ。

満足してないわけじゃない。自分の中での評価が下がったわけでもない。じゃあなんで売ったのか、というとですね。

中年としてリターンしてからのバイク生活4年間で(つまり、ものに対する分別や自分自身に対するメタ認知力が若い頃よりある今の目線でバイクを見て)、自分がバイクに何を求め、何が譲れないかの価値基準や優先順位が見えてきたんですよ。

その価値基準については長くなるのでまた次回にでも書こうと思うけど、とにかくクルーザー系は自分の中でとりあえずの「ケリがついた」感触がある。私が今と同じ健康状態であり続け、今と同じ日本の地形の中で住み続ける限り、おそらくもう所有することはあるまい(あ、タイトル詐欺だった)。

とはいえ、スピードマスターみたいな「ダウナー系」、つまりあくせくとカッ飛ぶのではなくのんびりゆっくり流すのが心地よいバイクを1台手元に置いておきたいという、そんな気持ちが失せたわけでもない(せっかく減車できたそばから一体何言ってんだと怒られそうだけど)。

スピードマスターを手放すとき、ああ、ボンネビルシリーズにはまたいずれ乗りたいなあ、と思いながらサヨナラした。T100/T120やスクランブラーは、スピードマスターを買ったときに同時に検討したバイクで、本質的にはどれも似た魅力を持っている。

でも今あらためて考えれば、一度所有したバイクと同系列のものに再び乗るよりも、まだ乗ったことないバイクを体験してみたいという好奇心のほうが強い。

たとえば、みんなが褒めるモトグッツィV7とかね。あとは、BMWのR-nineTも嫌いじゃない。ショールームで一度跨っただけだけど、あのバイクの金属質な質感はそれだけで心惹かれるものがある(どちらもリターンするときに候補に入れていたバイクだ)。

まあ要するに、味わい系バイク。単に味わい系ってだけじゃなくて、「今日はどこ行こう」と思い立ったときに自然と跨ってしまう第一候補バイク。メインというか相棒的な立ち位置ですね。

実際のところ、スピードマスターのようなクルーザー系だと走れる道とかシチュエーションが限られちゃうから、どうしてもメインは張り辛かったんですよ。

そうすると必然的にネオクラ系ネイキッドが候補に上がってくるんだけど、別にネオクラじゃなきゃいけないわけでもない。気持ちよくてまったりしてて見た目がよいことが大事。

でもね、そうやっていろいろ候補を考えているうち ーー とはいえトラとグッツィとBMWとハーレーを除けば、あとはロイヤルエンフィールドくらいしか思いつかないけど ーー 面倒くさくなってきちゃった。今乗ってるので充分じゃね?って。

私にとって、これは成長なのだろうか。成長したってことでいいよね。

これまで、「かっ飛び枠」「まったり枠」とか「セパハン枠」「クルーザー枠」のような「枠」を作って所有ラインナップを考えてきた。枠をマネジメントしてきた、と言ってもいい。用途別、走る道別に、キャラの違うバイクでベスト布陣を組む、みたいな。

でも、とりあえず一巡、二巡して(つまり、リターン後の3〜4台体制の全バイクがすべて1回か2回入れ替わって)みると、なんだかもう、つべこべ言わずに乗ってみて気に入ったバイクだけ手元に残してけばいいんじゃないか、という境地に至ることができた、ような気がする。

だいたいにおいてですよ。

これまで手に入れ、売却してきたバイクは、自分のニーズと合わない部分があって手放した子もいれば、逆に100%満足したが故に手放した子もいる。どちらのケースにおいても、手放したあとで「ああ、売らなきゃよかった」と後悔したことは実は皆無なんだ(例外は、リターン前に乗っていたアプリリアの2ストRS250とドゥカティ400F3かな)。同時に「買わなきゃよかった」と後悔したこともない。

つまり、どれも経験として楽しめたということだ。生きてるうちに、乗れるうちにいろんな車種を体験しておきたい、という気持ちでこの4年間バイク趣味を続けてきた。でも、そろそろ腰を落ち着けてもいい時期なのかもしれない(恋多き青春を過ごした人が結婚するみたいな話だな)。

ちなみにリターン後の所有バイクの変遷は以下のとおり。

(セパハン枠)
ドゥカティ・スーパースポーツS
 →スズキ・GSX-R125
  →ホンダ・CBR250RR(現有)

(旅バイク枠)
ハーレー・ファットボブ
 →トライアンフ・スピードマスター
  →ドゥカティ・ムルティストラーダ(現有)

(トレッキング枠)
ドゥカティ・スクランブラー(現有)

(見た目枠)
MVアグスタ・スーパーヴェローチェ800
 →(しばらく欠番)
  →ドゥカティ・フォーミュラ73(予定)

と、ここまで4年。もう品揃えとかキャラの棲み分けとか台数リミットのことは考えず、気に入ったのに乗り続けてもいいステージにようやくたどり着けたかな、と思うようになりましたとさ。
Posted at 2026/06/20 15:45:39 | コメント(2) | トラックバック(0) | バイクの思い出 | 日記
2026年06月10日 イイね!

うちのドゥカティ・スクランブラーの今後の運用計画について

うちのドゥカティ・スクランブラーの今後の運用計画についてドゥカティ・スクランブラーというバイクに乗っていて、あまりに気に入っているもんだから3回もレビューを書いた。

その3回目のレビューの最後に「とある条件が発動しない限り」ずっと手元に置いておきたい、と書いた。

その条件とは何か、気になった人はほとんどいないとは思うけど少しくらいはいると思う(リターンライダーさん、ありがとう)。そのヒントはやはり以前に書いたブログにあって、昨年の11月に書いた投稿「セパハンクエストの途中経過」で、次のように述べた。


ドゥカティはこのスクランブラーの、特別モデル用ベースシャーシとしてのポテンシャルにもっと目を向けて欲しいよ。現行ラインナップ最後の空冷デスモエンジン+トレリスフレームで、軽量トルクフル。パニガーレとは違う方向の味わい深いスポーツバイクを作るのに最高の素材じゃないですか。

昨年のロンドンのショーで現行スクランブラーをベースにしたハーフカウル・カフェレーサー仕様がコンセプトモデルとして出品されてたけど、ああいうの出してくれたらきっと買う。


さらに、12月に書いた投稿「年末の断捨離大会」では

どっかのメーカーから私好みのスペシャルモデルが出そうな予感もする

とも書いた。

そう、その条件がついに発動してしまったのですよ。

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(写真は公式HPより)

Formula73。

実は昨年12月の時点で(つまり、スペシャルモデルが出そうな予感がする、と書いたとき)、カリフォルニアの陸運局(的なところ)にスクランブラーと同型らしきエンジンを積むFormula73という名称の新型モデルらしきものが登録された様子、と海外でこっそり話題になっていたのですよ。

で、どうもこれは(上記のブログ引用で触れた)2024年にロンドンのBike Shed MotoShowで発表されたコンセプトモデル(下の左のモデル)を市販化するものらしい、という情報も掴んでいたのですよ。

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いやー、大人気らしいですね。Formula73。私の回りでも話題になってました。

みんながやけにありがたがるもんだから、「え?でもこれ中身はスクランブラーよ?みんなそんなにスクランブラーのこと認めてましたっけ?」とちょっとひねくれたことを思わないでもない。生粋ドゥカティスタを自負するそこのあなた、「スクランブラー?あんな米国ドゥカティの企画したバイクなんて純血イタリアンじゃねーよ」「あんなの遅せーよ。パニ乗れよパニ」とか言ってませんでしたっけ?

私はスクランブラー愛をさんざん表明してきたしコンセプトモデルの発表時に褒め称えていたから(あれが好き嫌い分かれるデザインなのは認める)、この「Formula73」というモデルを欲しがるにあたり、一定の筋が通ってると言って差し支えないに違いない(笑)。ただ、どうせならもっとお金をかけてもっとスペシャルにしてもらってもよかったのに、とは思わないでもない。

最終価格がいくらになるか為替次第なのでまだ確定してないと思うけど、一応予価200万ちょっととアナウンスされている。欧州や米国だとだいたい300万円相当になるらしいので、日本市場での値付けはかなり割安だ。逆に言えば日本でたくさん売ってもドゥカティ社は儲からないから、そりゃこっちに台数をあまり割り当てたくはないよな。

欧州ではすでにデリバリーが始まっているようだけど、日本に来るのは10月くらいとのこと。

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(こっちは私のスクランブラー・フルスロットル)


まあそんなわけで、ついに条件が発動してしまった。まいったね、困っちゃったね。

私はFormula73を買うのか、買わないのか。このブログじゃ明言は避けておくけど、まあ「買う想定」で書いてると思って読んでください。

仮に(あくまで仮に)これを買ってしまうと、既存のスクランブラー・フルスロットルと合わせ、カウリングとポジションが違うだけの同型バイクが2台になってしまう。エンジンも同じ。シャーシも同じ。音も同じ。バイクを30台くらい持ってる某ユーチューバーさんじゃあるまいし、「同じバイクを複数持つ」というのはカタギ人間と中毒者との境界線を突き破ってしまう変態行為だと私は思っている。

所有台数が4台になってしまうのも困るが(バイクリターン生活を4年間送った結果、自分が平等に愛せるのは3台までという結論に至った)、でも百歩譲ってどうせ4台に増えちゃうのなら、もっと毛色の違うバイクにしたほうがいいんじゃないか?(←なぜか増車する前提に話がすり替わっている)

仮に(とにかくまあ仮に)Formula73がやって来てしまった場合、フルスロットルを売却すべきなのか、それとも、そっちはそっちで手元に置いておくべきなのか。

軽くて扱いやすくてアップライトなポジションで気軽に乗れるスクランブラー。あのカジュアルな存在感はそれはそれで何者にも代えがたく、手放しづらいんだよね。

とりあえず「1台都合してくんない?」と、フェラーリ本社経由でドゥカティ本社に頼んでみっかな。え?フェラーリ社は関係ないって?いやね、イタリアで起こることはフェラーリに頼めばなんでも叶うんだってパパが言ってたよ。(そしてなぜか引き換えにルーチェを買わされるというオチ)。


Posted at 2026/06/10 15:01:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | 欲しがり | 日記

プロフィール

「ダニィ、旧車買うってよ http://cvw.jp/b/2933928/49334449/」
何シテル?   09/28 18:55
とある自動車博物館のデモンストレーション・ドライバー兼車両運搬係(副業)が、クラシックカーからラリーカー、フォーミュラカーまでいろいろ乗るには乗ってきた所蔵品の...
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