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2025年06月21日

どっちがよりドゥカティ?スーパースポーツSとスクランブラー

どっちがよりドゥカティ?スーパースポーツSとスクランブラー 今、ドゥカティを2台持っていて(スーパースポーツS、スクランブラー)、今度もう一台来るので(ムルティストラーダ)、どちらか(もしくは両方)を手放さなければならない。

いや、スペースはまだあるので単純増車も不可能ではないんだけど、際限なくなるのでそういう事態はなんとか避けたい。

どっちを手放すかものすごく迷う。ていうか、ここんところずーーっと迷ってる。

新しく来る新型ムルティV2Sは、乗ってみないとわからないけどたぶん2台両方の守備範囲をほぼカバーできるはずなので、役割的には1台で済んじゃうようになる、はず。

スーパースポーツSはスポーツツアラーとしてムルティと被り、スクランブラーはアップライトのプチ冒険バイクとしてムルティと被る。ただ、スーパースポーツSのセパハン要素とスクランブラーのライトウェイト要素はムルティではカバーできない。

ムルティが納車されてからどうするか考えてもいいんだけど、保険の切り替えのこともあるし、そのまま増車した状態で踏ん切りがつかなくなっちゃっても困るので、少なくとも1台は納車時に手放して、残ったもう一台をじっくり考えることにしたい。

スーパースポーツSとスクランブラー。
どっちも気に入ってるんだけど、どっちがより「コイツじゃなきゃダメ」感があるのか。
どっちがより「遊び尽くした感」があるのか。

答えを出すために、先週はスーパースポーツSで、そして今朝はスクランブラーで、箱根〜湯河原をひとっ走り回ってきました。

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まずは単純比較から。

車格としてはもちろん、スーパースポーツS(以下SSS)のほうが上になる。
操作系の剛性感、クイックシフターのスムーズさ、シートの質感、乗り心地など、SSSのほうがよく出来ている。

それに、ゴールドに輝くオーリンズのサスや片持スイングアームなど、心くすぐるアイテムもSSSのほうが充実している。基本的にこいつは、高年齢層向けにマイルドにした民主的パニガーレだ、というのが私の見解だ。

対してスクランブラーのほうは、良くも悪くもオモチャっぽい。マーケティングの仕方からしても、カジュアルかつファッショナブルに乗り回す若者向け街乗りバイク的なキャラ付けをされているように思える。

では、どっちがより「ドゥカティ」らしいのか。

SSSのテスタストレッタエンジンは、ドゥカティらしいワイルドさを感じさせてなかなか魅力的。昔に比べて、腹に響くような排気音のドコドコ感は薄れているものの(これは全バイク共通だ)、低回転での不躾な荒っぽさやアクセルオフでのバブリング音もあって、「ちゃんと操ってあげなきゃいけない」気にさせてくれる、クラシックな演出に富んだエンジンだ。

一方のスクランブラーが載せる現行ドゥカ唯一の空冷エンジンは、これはこれでまた空冷ドゥカっぽい荒々しさを感じさせるものの、意外とテスタストレッタよりも低速での扱いやすさがあって、けっこうスムーズに回る。車重の軽さも相まって、スペック的には低いくせにこっちのほうが高ギア低回転でも言うことを聞いてくれる。

どちらが乗りやすいか?と聞かれたら、スクランブラーと答える。
どちらが安心感あるか?と聞かれたら、やっぱりスクランブラーと答える。
どちらがドゥカティらしい動きが楽しめるか?と聞かれたら……うーん、やっぱりスクランブラーと答えるかなあ。

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SSSは私のリターンバイクで、3年あまり乗った。今まで所有したバイクの中でいちばん歴が長いし、いちばん相棒感がある。

こいつのいちばん気に入ってるところをひとつ挙げるとすると、なんといってもそのエルゴノミクス(ライポジ)だと思う。自分の身体がスポっと収まって、バイクと一体化したままスパっと曲がれる(スパスポだけに)。

さっきも書いたとおり、こいつは低身長・低体力・高年齢でも楽しめる民主的なパニガーレなんですよ。前傾度、足つき、操縦性など、いろんなところに無理も我慢も綱渡り感もないし、それらを強いられない。我慢しなきゃいけないことと言えばエンジンからの熱気くらいのもの。

ただね……、あらためて乗り比べてみると、スポーツライディングの道具たるSSとして見るとSSSはやっぱりちょっと重いのよ。装備重量210kg。対するスクランブラーは185kgで、その差25kg。(私の20代の頃と今の体重差が20kgくらいあるので、ちゃんとダイエットすればその差は埋められるんだけどね)。

ちなみに新型ムルティV2Sは燃料除いて202kgなので、だいたいSSSと同じくらいか。

スポーツツアラーとしては充分すぎる運動性能だし高速コーナーでの安定感は非常に高いんだけど、切り返しの多いタイトなコーナーや路面の荒れている場所では、なんとなく高い位置での重さを感じさせて倒し込むのを躊躇させるのよね。

そういう意味で、「どっちがよりドゥカティらしいか」という問いに対して、私はスクランブラーのほうを推したいかなあ。
SSSも依然気に入っていることに変わりはないけど。

でも、(過去数回のブログで書いたように)セパハンのバイクは短距離専用と割り切って、もう少し本格的前傾ポジションかつ小排気量のものでもいい気がしてきてるのよね。

と、こないだYZF-R125に乗ってそう思ったんだよ。

「クルマもバイクもメーカーの設計どおりがいちばん」と思ってあんまりカスタマイズに興味ない私だけど、スクランブラーをセパハン・バックステップ仕様にしたらめちゃ面白そうだなぁ。だからこっちのほうがまだ味わい尽くしてない気がする。
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Posted at 2025/06/21 15:01:15

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この記事へのコメント

2025年6月24日 10:51
いや~むずい選択ですねぇ😄
ムルチ導入の顛末を見てないので、文章読んでて現行ラインナップのままがいいのでは?とか思っちゃいました😅

でも最後の方の、「スクランブラーのスポーツ化」が実現できればムルチと両立しようですね
コメントへの返答
2025年6月24日 12:30
そうなんですよ。現行ラインナップでとりあえず安定はしてたんですよ実は😅

最近、長距離ツーが楽しくなってきて、疲れなくて荷物が詰めてどんな道でも難儀せず入って行けてかつスポーティなバイクに集約しようと思ってムルティ選んだんです。

でもそれとは別に、セパハンのスポーツバイクの座をいったんリセットして選び直したい、というのもあるんですよね。

ツーリング要素は要らないので、スポーツライディングそのものを純粋に楽しめる(もう少し小排気量で軽量な)バイク、という視点でみると、これまで姿勢のきつさを理由に検討しなかった選択肢がいろいろ見えてきそうで。

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