オートテールゲートの取付《 後期型編》
1
前期型に装着しておりました" LEAD オートテールゲート "を後期型へ漸く移植する事ができました…
取付方法は前期型の整備手帳内容と基本的に同じですので詳細は割愛させていただきます…
後期型への導入に際して前期型とは異なる部分を紹介します…
・電源ハーネスの再生( 延長含む )
・車内スイッチ取付位置の変更
・車内スイッチのハーネス延長
・テールゲートスイッチベースの変更
2
もらい事故により廃車とする事にした前期型をディーラーへ引き渡すまでの有余がありませんでしたので、車両本体からテールゲートまで這わせていた電源ハーネスのカプラー( コネクタプラグハウジング )からコンタクトピンを一本一本を抜き外す時間がなくカプラー手前でリード線6本を切断しました…
その電源ハーネスをドライブレコーダーを取り付ける際に、カメラ接続コードを引き込む序でにテールゲートまで這わせております…
3
電源ハーネスが短く、ECUへ接続するとL側ダンパーハーネスと引っ張り合う状態になる事は前期型への取り付けで判っていましたので、これを機にハーネスを延長する事にしました…
カプラー側の残っているリード線にはギボシ端子( オス )で端末処理をします…
似たような色のリード線を30cmに切断して片側をギボシ端子( メス )で端末処理をして、反対側は被覆を剥いて" 宝商 コテライザー オートミニ 91A "を使用して" 白光/HAKKO HEXSOL 鉛フリー活性ヤニ入りはんだ FS601-03 "で予備ハンダをしておきます…
使用したリード線は以下となります…
・矢崎総業 自動車用電線 W-104 AVS:1.25sq 赤
・矢崎総業 自動車用電線 W-105 AVS:1.25sq 黒
・サンコー電商 UL1007 AVS:0.5sq 10色
端末処理したギボシ端子のオスとメスを接続します…
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切断してある電源ハーネスの保護テープに切り込みを入れてから捲り、リード線の被覆を剥いて予備ハンダをします…
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20mm位にカットした" OHM 収縮チューブ2.0K 黒 DZ-TR20/K "に延長線6本の各リード線を通しておきます…
電源ハーネスと延長リード線を引っ掛けからげしてからハンダ付けします…
ハンダ付けした箇所に収縮チューブを被せて、コテライザーのコテ先を付属のホットブローチップに付け替えて熱風を当てて収縮させます…
5
リード線の長さに合わせて" エーモン 配線チューブ 7Φ ITEM No.1116 "を被せます…
配線チューブの両端には" エーモン 結束テープ ITEM No.N855 "を巻いてスリットが開いてこない様にし、収縮チューブ部には" エーモン ハーネス結束&保護テープ IT No.1777 "を巻いて保護しました…
ここまでで電源ハーネスの延長は完了です…
6
ECUの設置は走行中に揺れてテールゲートと接触しない様に" エーモン 音楽計画 制振吸音材 ITEM No.2366 "を挟んで干渉防止とします…
7
全てのケーブルのカプラーをECUに接続して" ELPA 結束バンド 耐候性 200mm KBF-N200100(BK) "で吊りました…
電源ハーネスとL側ダンパーハーネスにゆとりができましたのでECUを横向きにする事ができます…
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因みにこちらは前期型でのECUの設置模様です…
互いのハーネスが引っ張り合ってECUはこの様な向きが限界でした…
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車内の操作スイッチは" VSA OFF スイッチ "
( 下側ダミーの一体ユニット )と交換します…
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前期型ではENGINE START/STOP スイッチの下にあるスイッチ群の左側に" VSA OFF スイッチ "がありました…
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後期型ではオートレベライザーの廃止に伴って右側にヘッドライト レベリングダイヤルが追加されました…
それに伴い" 路外逸脱制御スイッチ " & " CMBS OFF スイッチ "は右側から左側へ移動しています…
" VSA OFF スイッチ "は追いやられて ・ ・ ・
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ETCユニット下のスイッチ群の真ん中へと移動となりました…
その左側には標準装備となりましたリアパーキングセンサーの" パーキングセンサーシステムスイッチ "が追加されています…
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スイッチハーネスがここまで届くか不安だったので '21.03.08 にLEADさんへ後期型への適合確認の問い合わせをしておりまして、取り付けられた方がいらっしゃるとの回答をいただいておりました…
先にETCユニットを外してから" VSA OFF スイッチ "のロック( 爪 )を解除して抜き出し、操作スイッチと入れ替えました…
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カプラーを接続してみるとハーネスをステアリングコラムアンダーカバーの下( ドライバーズロアーポケット内 )を通しても突っ張り気味で、チルトステアリング操作ができない状態です…
スイッチの並び順を変更しても足りない長さですので電源ハーネスと同様に切断してから延長します…
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ケーブルの保護テープの端から切り込みを入れて捲り、カプラーから約25mm程度のところで切断するのですが、赤線と黒線は2本ずつあり別のコンタクトピンに繋がっています…
間違わない様に先に赤線と黒線の1本ずつを処理していきます…
" サンコー電商 UL1007 AVS:0.5sq 10色 "の赤色と黒色のリード線を12cmに切断したリード線と引っ掛けからげをしてハンダ付けします…
リード線の反対側から20mm位にカットした収縮チューブを2つずつ被せてから反対側も端末処理をします…
残りの4本( 赤、黒、ピンク、グレー )も同様の端末処理をしてから収縮チューブを被せて熱風を当てて収縮させます…
収縮チューブ部を含めた延長したハーネスには" エーモン ハーネス結束&保護テープ IT No.1777 "を巻いて保護しました…
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12cm延長しましたのでドライバーズロアーポケットに掛からなくなり、ステアリングコラムアンダーカバーの上( 内側 )を通せる位のゆとりのある長さとなりました…
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テールゲートスイッチを取り付けるスイッチベースの比較です…
上は前期型で使用したカーボンプレートで、既にプルポケットに沿わせて" エーモントップビューテープLED 赤 No.2705 "でテールゲート開閉連動後方アピールLEDを装着しておりましたので、干渉部分をカットして装着していました…
今回はオートテールゲートに付属の予備パーツである樹脂製プレートを使用しますがネジ穴を開ける必要があります…
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樹脂プレートにカーボンプレートを重ねて取付穴のセンター狙いでオートテールゲートに付属のケガキ針で印しを点けます…
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罫書いたポイントをピンバイス + Φ1mmドリルで下穴を開けます…
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" ブラックアンドデッカー(Black + Decker) マルチツール 18V EVO183 "+ Φ4mmドリルで下穴を更に広げます…
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テールゲートスイッチの取付比較です…
前期型では" エーモントップビューテープLED 赤 No.2705 "と干渉するカーボンプレートを切断した際のささくれがあります…
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今回使用した樹脂プレートはカーボンプレートより厚く見た目も変わりました…
テールゲートスイッチを押してみると問題なく作動する事を確認できましたので、事故の影響がなく安心しました…
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