エアコン修理（エキスパンションバルブ交換）

エアコンのスイッチを押しても全く冷えた風が出てこないため、エンジンルーム確認したらコンプレッサーのマグネットクラッチが動いていない。
外部から12V入れるとガチーンと駆動するし、リレーやらヒューズやらも問題なし。
もしかしてと思い配管のバルブをちょっと押してみたら、すーーーっとすかしっぺの様な弱いガス圧…。
どこからかガス漏れしてる模様。
エバポレーターが弱いと聞いていたのでエアコンのドレン（車体下側）確認してみるもオイルが付着してる形跡無し。
エンジンルーム眺めてみると、バルクヘッドにあるエキスパンションバルブがだいぶオイリーな感じで汚れている…。
念の為ディーラーで見てもらったら100%エキスパンションバルブから漏れてますとの事。

早速交換する事にしました。
純正は高いので、OEMメーカー品として4000円で売っていたバルブを購入。（Oリング付き）
ネジ類も腐ってるだろうから購入。

部番載せときます。
（スズキの部品で購入）
エキスパンションバルブ:95431-82K01
バルブ固定ネジ:95432-82K00
パイプ固定ネジ01550-0620A or B

まずバッテリー脇のホースがたくさん繋がったボックスを上にぐっとやって外します。
エアクリボックスに固定してあるセンサーのカプラやらホースを外して一旦撤去します。エアクリボックスのフタもどかします。
奥の赤丸がエキスパンションバルブです。

低圧高圧パイプがまとまって一個のボルトで固定されてるので、狭くて大変ですが何とか外します。だいぶ錆びてます。

低圧側のパイプです。こいつの周辺がかなり汚れていたので、ここのOリングが怪しいですね。

高圧側のパイプです。

エキスパンションバルブを固定しているネジは六角なので長めの六角レンチがあるといいです。
緑丸が外したネジですが、めちゃくちゃ錆びてました。そのままだと回る気配が無かったのでラスペネ噴いてしばらく待ってから外しました。無理矢理やるとボルト破断して大惨事になると思いますので細心の注意を払って外しました。
灼熱のエンジンルームの中でエアコンONにしたら一気に氷点下まで冷えて結露しまくる部品ですから、相当過酷な環境なので仕方ないですね。

エキスパンションバルブを引っこ抜きました。めちゃくちゃ固着してて外しにくいので、エキスパンションバルブのパイプ固定ボルトを持ってグイグイやって何とか外せました。

外したエキスパンションバルブです。
下についてるボルトは外す時に引っ張ったボルトです。
バルブ自体は不具合無さそうですが、パイプ挿入部の穴にシワ状の腐食した様な模様が入ってたので、そういった所がOリングの密着性を悪くして漏れたのかもしれません。

Oリング交換して、リングにシリコンスプレー塗って挿入しやすくしてから新しいバルブをはめて、外した逆の手順で元に戻していきます。
バルブの交換自体は終わりましたが、エアコンガス入れるには真空引きが必要なため、ここから先はお店でやってもらおうと思います。


追記
結局ガス入れも自分でやっちゃいました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/3078624/car/3184243/7790827/note.aspx