2009年10月31日
音楽って・・・芸術でしたよね。・・・ということで、
芸術の秋。
その前提に立って、音楽を聴くときに、どのジャンルとも相容れないような曲の群れがある。
National Anthem。
いわゆる「国歌」というものだ。
※動画がリンクされていますので、出来るだけ「PC」等動画を見ることのできる環境で、このブログをご覧ください。
国歌。
日本であれば「君が代」だし、アメリカのそれは「星条旗よ永遠なれ」である。
フランスでは「ラ・マルセイエーズ」だし、韓国では「愛国歌」である(もっとも、その北の国でも曲名は同じだが)
これら国歌という曲たちには、やはり背筋を伸ばして聞き入ってしまうような、荘厳なものが宿っていると感じるのは、僕だけではないだろう。
そんな僕だが、国歌といわれる曲の中で一番好きなのは、事情があって家庭的には複雑なものがあるのだが・・・ソビエト社会主義共和国連邦、つまり「ソ連」の国歌である。のちにソ連が解体され、ロシアとなった時に、一時期他の曲が国家に制定されたが、数年たってもとのソ連国歌がロシア国歌にカムバックしたというおまけまでついている曲である。
それほどソ連→ロシア国民に愛された曲だったのだろう。
ご存知の方も多かろうけれど、僕のうちはもともとが外地帰りである。
父親は樺太・・・今のサハリンで生まれ、敗戦後も2年間現地に残り、現地の中学校に通った人間である。(つまり、ロシア語教育も受けてきた人だ)
なので、ウチはソ連に追われて逃げてきた・・・ということになるのだが、なぜか「ロシア人は嫌い」という親戚を見ない。まあロシア人も一緒に耕作していたという地域だったからなのだろう。
国としてのソ連と、人としてのロシア人は別ものと、線引きがされていたのかもしれない。
そんな家の僕が、なぜだかソ連邦の国歌が好きなのだ。
この曲の持つ奥深さというか、広がりというか、そういうものが好きなのだ。
昔小学生時代から聞いていた「モスクワ放送」のせいでもある。
今、手元にある、「スカイセンサー5900」の前のラジオの頃だった・・・。
前置きが長くなった。
ソ連邦の最後の「赤の広場でのパレード」の動画である。(1990年)
ずいぶんと「ふわふわ」なオープンカーだな~~~。
ちなみに、最初のスピーチは、ゴルバチョフだ。
これを最後に、翌年はソ連邦は解体されてしまったので、ソ連邦としての「赤の広場でのパレード」は見られなくなったわけである。
次に、国歌だけをお送りしよう。
このビデオには、ソ連邦の歴史上の偉人達が肖像画などで登場する。
ちょっとした「ソ連の歴史」のようなものと思って見てくれてもいいだろう。
知っている人がはたして何人いたかな?
(アタクシは28人でしたが・・・)
で・・・
ロシア語の歌詞だと分かりにくいでしょう。
そんなのもあって、英訳の歌詞もあります。
これをご覧ください。
このビデオには、レーニンの元気な姿も出てきますよ。
そう・・・「マルクス・レーニン主義」の、あのレーニンです。
次は・・・
その国家の歌詞を和訳したものがあるビデオがあったので載せてみよう。
いかにも力強い歌詞である。
共産主義賛歌というような・・・そんな歌詞だ。
・・・と、ここまで「重厚長大」なイメージのものを載せてみた。
最後は趣を変えて、ポップスチックなビデオがあるので、それでお別れにしよう。
約20年前の作品だ。
けれども当時のソ連邦の音楽人たちは、やはり「西」の音楽に飢えていたのかもしれないな・・・と素人ながらに感じたりしたものだ。
このブログを書いたのには特別な意味は何もない。
自分の好きな楽曲について、少々述べてみただけにすぎない。
思想的・政治的な背景は皆無だということを、理解していただきたい。
以上、普段書かないようなジャンルのものを今日は書いてみたと・・・いうことです。
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Posted at
2009/10/31 20:17:00
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