冬は電気自動車が苦手な季節です。
それはバッテリーの性能が寒さで低下することと暖房に電気が必要なので、同じ充電量でも他の季節に比べると走行距離が短くなってしまうからです。
しかしe-NV200はキャンパーにとって冬は他の車より快適なところもあるのです。
それはパネルヒーターが暖房器具として使えることなんです。
パネルヒーターは騒音が無く、火事の心配も無く、一酸化中毒の心配も無く、風も出なくて、しかも価格が安いのです。
室内をそっと安全に温めてくれます。
家で使うと電気食いで効率が悪いのですが、車内だと狭いのですぐに温まります。
外気3度ぐらいですと一晩つけてても電気は3分の1程度は残っています。
1200Wと600Wが切り替えられますが600Wの弱で充分です。
急速充電器のある道の駅での車中泊なら何の心配も無く使えます。
ベッドモード時は足元に置きます。
最近のパネルヒーターは幅が広い物が多いので、置き場所の幅を正確に測って買わないと置けないことがあります。
テーブルはニトリの折りたたみテーブルを使っていたのですが、走行中の固定方法が脚に着けたマジックテープのみでした。
これは安全上少々心細いし、また脚が意外と邪魔になるので、シンプルでしっかり固定できるテーブルを自作しました。
板は普通の板で、裏側に脚をはめ込む金具を固定します。
固定金具付きの丸棒の脚だけを売っていたので、それを使いました。
テーブルと脚の脱着は簡単で、数回回すだけで固定されます。
テーブルの脚は1本で、片側を側板に着けた受け板に摘みネジで留めるようにします。
摘みネジで留められるように、テーブル側に鬼目ナット 六角穴付き ボルト つば付を埋め込みます。
足元がシンプルになり、使いやすくなりました。
ベッドの床板は1枚が90cm幅の板を2分の1にして使っていたため45cmあり、収納場所として3列目シートの背もたれとして使っていました。
一見合理的かと思われたのですが、テールゲート側からの冷蔵庫への出し入れ時に邪魔になっていました。
ベッドモードにする時の床板を支える支柱の収納場所も3列目シートの背もたれの所にしていたので、これも移動します。
そこで空間の無駄を見直してみると、本来の2列目シートをたたんだ時に、自作の2列目シートとの間に板2枚が入るスペースを見つけました。
また、ベッド床板を支える支柱は本来の2列目シートを折りたたんだ時の隙間に入ります。
卓上ホウキの左に床板2枚が入り、更にその左の2列目シートを折りたたんだ隙間に支柱が入ります。
支柱は以前の物のままですが、床板は長い方の45cm幅の板が長すぎて入らないので、2枚とも作り変えました。
2列目と3列目シートをベッドにした時の空き幅の2分の1の幅の板を2枚作ります。
床板の幅が変わったので、支柱の位置も変更します。
床板2枚はこのように変わりました。
何ヶ月か使ってみて、いくつか改善点があることがわかってきました。
まず第一が寝やすくすることです。
ベッドにした時の足元側はこんな風に板で囲まれていました。
側板の強度を増すためと、3列目の席の背もたれの役目を兼ねて横板を2枚テールゲート側からネジ留めしていました。
この下側の横板が脚を伸ばすと当たってそれ以上伸ばせないようになっていました。
対策としてその下側の板の位置を下げて3列目シートの高さと同じにしました。
それによってテールゲートに足が当たるまで伸ばせるようになりました。
大したことないようですが、長さ的には10cm伸びました。
更に上側の横板はテールゲート側から冷蔵庫に物を出し入れする際に邪魔になっていました。
側板の強度的には弱くなりそうですが、外してみても支障はないようです。
それと上の写真の未塗装板はベッドにした時に使う板で、普段は3列目の背もたれとして収納していました。
これもテールゲート側からの冷蔵庫の出し入れ時に邪魔なので作り直して、ここには収納しないようにしました。
この写真が改善後です。
ベッドにした時、足を遮る板がないのでテールゲートに当たる迄伸ばせます。
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