
5/2 22時過ぎ頃ベースキャンプ=クルマに戻ってきた。
ひとり前夜祭を終えてここからの本当の勝負所であり地獄の耐乏戦の開幕である。
今まで何度も車中泊は経験しているが自分は相変わらず乗り物の中で寝るのは苦手w
ちょっとやそっとの疲労では全く寝付けない。
シートがどうこうとか問題ではない。
プレオRMの特権たるパノラマシート=簡易フルフラットとか高速バス・新幹線・特急電車みたいに大きくリクライニングできてもそれに変わりは無い。
基本的には真横にならないとそう簡単には眠れない困った体質である。
乗り物の中で唯一どっぷり寝れるのは寝台やベッドのあるカーフェリー位。
寝台列車は多分寝れそうだけど…まだ試したこと無いw
ましてや明日はドーム以来の生Perfume。ドキドキと不安が交錯して余計に妙な高揚感が身体を支配して横になるのが精一杯。
そしてこの頃、もっとも空腹感に苦しめられる。
前回も書いたがS席を取れた場合トイレで頻繁に離れるのは好ましくない。
と言う訳でとった作戦は飲まず食わず大作戦。
大阪を経つ前の仕事の昼休みにごはんおかわりし放題の定職屋にてそれこそ限界までメシを腹に詰め込んで出発したのだが…この頃になるとまるで無意味w
ニシキヘビとかだと一度大きな獲物を食べると1ヶ月は無食でも耐えられるのに人間とは食いだめのできない不便な生物。
一応最終手段としてヤマザキのスナックパンや飲料数本は手元にあるが極力手をつけないつもり。
日付は変わりいよいよ5/3 6:00すぎ
眠れずとも少しでも脳と身体を休めるべく横になりつづけてようやく陽が昇ってきた。
いよいよ勝負時が来た。
ひげを剃り、LSG11ことうさT装着。耐えられなくも無いがちょっと冷え込むのでマフラー代わりにリクエステージで買ったタオルを首に巻き巻きしてベースキャンプを後にする。
この時点で最後の食事から17時間ちょっと経過してるのだがこの頃になると空腹感は消えうせていた。
正直1日や2日程度なら何も口にしなくても耐えられるもんだな~とわが肉体に感心するw
ただ脱水症状だけは勘弁なので近くのコンビニで暖かいコーンスープ購入。
(コーヒーやお茶は利尿作用が高いから×)
普段はスープは味わってすするもんだが今回は一気飲みに近い、火傷しないギリギリの感じでグビグビ飲み干す。
胃袋がカーっと熱くなって身体も温もる…気だけはするw
缶をコンビニ前の缶用ゴミ箱に捨てて「がんばるぞ!おー!」と気合を入れなおして再びカーネーションシテージに向けて進撃開始!
到着すると人は増えていた。大体80人位はいただろうか
ステージ向かってS席は三つ(真ん中。右エリア、左エリア)に区切られていて昨夜ひとり前夜祭時は真ん中最前しか人がいなかったがそれぞれ3つの前方には人が陣取っていた。
結構増えてはいたがまだこの頃はみんなやや離れ離れに座っていたし自分一人が座るスペースはまだまだ余裕があった。
と言うことは時間が経つにつれて「もっと前に詰めてください!」という運営からの指示が出るのは目に見えている。
そうすれば嫌でも自動的にかなり前のほうに行ける…心の中で勝利宣言を出した瞬間!
その中から自分は左エリア、いわゆるかしゆかサイドに座ることにした。
最前こそとれなかった(ってかそこまでは根性は出せない)がこうして懸案事項③は大満足できる形でクリアできた。
座り始めてほとんど間を置かず右隣に「ここ空いてますか?」という若いおにゃのこの声。
「どうぞどうぞ」というダチョウ倶楽部ばりに勧める。
声をかけると案の定同じくPerfume目当て。
これはチャンス(変な意味じゃないですよw)と見ていろいろ話しかけてどちらかがトイレ等で離席したときの見張る(貴重品は持って行く)トイレ同盟…じゃアレなんでFF同盟結成に成功w
彼女は名古屋から高速バスで広島まで来たらしい。
高速バスというのは早朝到着がデフォなので道理で早いわけだw
当たり前だが名前とかメアドとか聞いてないので以下文章中では名古屋子ちゃんと呼称する事にする。
名古屋子ちゃんは東京ドームが初ライブ。
だけど結構いろんな事を知ってる感じで見せてもらったPSPにもPerfumeの画像が入っていた。
ドームではにんじんチームの後のほう。たまねぎの自分とは正反対のスタンドにいた。
自分は⊿石川やトゥワーで数度至近距離で見ているが名古屋子ちゃんにとっては至近距離で見るのは初めてになる。
きっといい思い出になるのは間違いないだろうと思いつつ自分も大いに期待する。
とはいえ時間はまだ早朝。
出番の16:00までは9時間ほど。
長い長いと思う鈴鹿8耐よりもまだ長い。
まず朝の10時くらいまでが本当にキツかった。すでに腰とお尻が痛いし…
前を見ても誰もいないステージがあるだけ。
名古屋子ちゃんと会話しつつ時々電池を気にしながら携帯いじりつつ待って待って待ち続ける。