[27枚]| 愛車紹介： | https://minkara.carview.co.jp/userid/313593/car/2238274/profile.aspx |
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 チェリーＦⅡは、70年代中後期の日産のコンパクトカーです。排ガス規制の影響もあり、さほど派手ではないこの車が、写真のようにレースカーとして蘇りました。
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 手がけたのは、メーカー有志。イベントには、作業に携わった方がはるばる名古屋まで駆けつけてくださいました。
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 これがそのＦ-Ⅱ。全体の雰囲気は、70年代そのままです。
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 ＧＸの名前は、日産車のグレード階級では上位のスポーティー車に与えられました。このＦ-２も当時の上位車ベースのマシンです。
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 そして、何やらドアが開いています。
何と！着席可能とアナウンスがありました。
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 「頭上に気をつけてください」の声かけのもとに、車内に入ります。
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 当時物のパンチング加工のフルバケット。ロールバーも備わります。
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 インパネはほぼそのまま。コラム右側の二本のスイッチレバーが、この車が”荻窪生まれ”であることを語っています。
つまり、プリンスの血筋です。
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 シフトパターンはヒューランドパターン。サニー、バイオレット、オースター、スタンザなど、Ａ型５速車はこのパターンでした。
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 速度計は取り払われ、メーターはレース用のものにコンバートされています。
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 確かに、頭上はあまり余裕がないです。長さ、幅、高さいずれも、新車のアルトを９がけした広さ、といえば雰囲気が分かりますでしょうか。
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 レース仕様ともあって、カーペットやトリムなど、不必要なものはすべて取り払われています。
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 そして、エンジンルームも見学可能の大サービス！
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 中身はＡ14型エンジンです。エンジン真下にミッションがあります。
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 キャブはソレックス。
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 この”青い弁当箱”がスキだった、という方も少なくないのではないでしょうか。
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 NISSAN書体が、時代を感じさせます。
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 スイッチはダミーではなく、本物です。
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 クリスタルカットがキレイに発色する、車名エンブレムの色付き部分。
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 当時の日産車のつきもので、経年劣化で色付き部分の色が落ちたり、パーツが剥離して滅失したりしました。このF-Ⅱは、ホビーカラー(！)を使って再現したとか。
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 しかし、このレトロ感はたまりません。
最近の車両には真似できない、大らかさがあります。
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 14インチタイヤは前後異サイズ。FFということもあり、フロントを225幅のワイドタイヤにしています。
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 サイドマフラーが、何となく後のシルエットフォーミュラを連想させます。
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 こう見ると、結構カッコいいかもしれません。当時のサニーやシルビアにも似通ったデザインです。
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 ニスモフェスティバルでは、北野 元氏、長谷見 昌広氏がステアリングを握ったといいます。
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 そんな車に座ることができたのは、まさにイベントの力かもしれません。
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 ヘリテージの展示もいいですが、ぜひ元気に走る姿を見てみたいものです。
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