フロントディスク フルフローティング化【22988km】
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
新車で納車から10000kmほど走った辺りから、ハイスピードからのブレーキングでは特に問題はないのですが、停止寸前のスピードでのみジャダーのような現象が起きていて新品ローターに替えるお金も無いので純正のセミフローティングピンをフルフローティング化してみて様子見します。
ちなみにキャリパーピストンの掃除を行うと短い間ですがジャダーは収まります。
まず車体からフロントホイールをちゃちゃっと取り外し、リム両側に傷防止のマスキングテープを一周貼ってから片側ずつディスクを取り外しました。
2
ディスクローターの裏側を手前にくるようにして作業します。
まずアウターとインナーを分離した時に表裏の向きが分かるように印を貼ってから純正のセミフローティングピンをディスクグラインダーで削り落としていきます。
3
削ってる最中の写真はいいのがなかったんで未採用です。6つあるうちの4つを取り外せば、あとはスライドさせれば分離できます。
画像は取り外した(削ってない)セミフローティングピンです。番号を書いてみたんですが、3のシムは残して1と2は全て削ります。
最初要領が分からなくて1だけ削ってみたんですが、びくともしませんでした。
ちなみに削るだけで最初は片側50分ほど、要領を得た反対側は5分で終わりました。近所の皆さんうるさくてごめんなさい。
4
プラスミューのアルミフローティングピンです。ジスペケくんは13.85mmのタイプが左右合わせて12個必要です。
画像の上側に展開してあるとおり左からフローティングピン・シム・ウェーブワッシャー・Eリングが内容物ですが、ジスペケくんのフロントディスクは厚みが5mmありますのでシムは入れずに組み込みます。
(4mm・4.5mmのディスクの場合シムを入れるようです。)
5
アウターとインナーのピン取り付け部分はブレーキクリーナーとウエスで汚れを落としたのち、アウターにフローティングピンを入れ、上からインナーを被せたのち、ウェーブワッシャーを置きました。
6
Eリングを画像のような感じで取り付けます。
7
6箇所+反対側も作業します。
8
ちゃちゃっと車体に戻して完了です。
ただ手で動かそうとしてもカチャカチャ動きません。昔乗ってたTZRのときの社外品はカチャカチャ動いたんですが…
まぁ負荷が掛かればウェーブワッシャー分は僅かに動いてくれるはずです。(たぶん…
ブレーキディスクボルト:18Nm
フロントアクスルピンチボルト:23Nm
フロントアクスルナット:100Nm
フロントブレーキキャリパーボルト:39Nm
9
【追記】2023.0827 27442km
交換後のパーツインプレにも書きましたが「めんどくさい箇所に手を出してしまったかも?」という予想は早期に的中してしまいました。
前回作業から1年半4000km弱で縦横共にガタが出てしまい、交換直後は「せっかくフルフローティング化したのに全く動かない!」と不満でしたが、いざガチャガチャ動くようになると、どこまでのガタまで大丈夫なのか不安になり安心して走れないので新品が届くまでの間、前回作業で入れなかったシムを入れることに。
webikeの商品ページを見るとシムを入れるのは4mm・4.5mm厚の場合と書いてありましたが、プラスμのホームページでは5mm厚でも絶対入れてください。となっている。どっちが正しいのか不明だが、今後はシムを入れる方向でいくことに。
ちなみにガタがどの程度までOKなのか不明だが1mm以上なら要交換対象という記事があったので、試しに今付いているフローティングピン12個の直径をノギスで測ってみたところ、右側の2個が13.75〜13.8mmでそれ以外の10個は13.85mmだったので縦方向の摩耗は大したことないレベルだった。
横方向のガタは1mm近くあるように感じたが、シムを入れたところセミフローティングかと思うくらい全く動かなくなったので、まだ新品を注文するのは早かったかも。
(ちなみに前回シム無しで組んだときも3000km辺りまでは縦横共に全くガタが無かった。)
他の人の記事で、Eリングを取り外すときマイナスドライバーでこじるのは良くない👎というか問題外。とあったのでスナップリングプライヤで広げつつショックレスハンマー🔨でコンコンしたところあっさり外れました。
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