10数年前行きつけのワインバーで頂いたのがジロー様との出会いです。
当時はワインの味など全く分からず(今も変わりませんが(汗))、ただイキって飲んでましたが
アンリ・ジローだけは別物でした。
当時、日本で手に入れる事は不可能で、英国王室とモナコと本当の意味ののセレブにしかお口には入らず、バーのマスターも現地から直接仕入れたとの事。
しかし、イギリス、イタリア、ロシア、香港についで、日本でも2006年より解禁、限定販売されてました。
当然そんな事は知りません。
仕事で使うビンテージワインをネットで調べてると、懐かしの超オサレなボトルが…
『まさか、アンリ・ジロー???』
喉がゴクッとなりましたわ。
アンリ・ジローのビンテージ物はまず買えるはずはなく(予算の事)、4桁円で買えるベーシッククラスワインの『アンリ・ジロー キュヴェ・エスプリ・ロゼ』をチョイスwww
『大至急送ってください』とコメントを入れて待つ事2日。
来ましたよ、来ましたよw
ありがたい事にクール便で♪
封を開け取り出してみると、ロゼ=ピンクが定番ですが、ジロー様はオレンジ色をしていてあまね氏を挑発しています。
しかしココで問題が…
味わった事のないシャンパーニュに合うアテが解らないんです。
フツーに行くとアペリティフに飲むののなんで前菜系でいいのですが、今回は次にいつ飲めるか解らない代物w
しかし、今回は肩肘張らずゆっくり味合わおうと、春物メインのコース仕立てにしました。
はっきり言って、夢中で飲み食いしたんであまり写真を撮ってません(笑)
前菜から
◉ガローニ社製18ヶ月熟成生ハム
◉ホタテ貝のサラダ
◉明石鯛と春野菜の南仏風
◉豚バラ肉のトマトブレゼ
◉厚切りベーコンのクリームニョッキ
料理の段取りがついた所でジロー様を野菜室より取り出します。
そして、
パシュッとコルクを飛ばした瞬間から、とてつもないフルーティーな香りが漂います。
とても、葡萄だけで作られてるとは思えない不思議な香りが。
そしてシャンパングラスに注ぐと、まき散らす香りとともに、BMWの6発なみの超シルキーな泡がグラスを包みます。
香り、色共々問題なし!
そしてゆっくりと、ゴクッ!(><)
果実味をしっかりと残しつつ、ふくよかでエレガント、酸味とのバランスも素晴らしく、出来のいい渋みが舌全体に伝わり、やがて完熟したフルーツのフレッシュで繊細な香りを口の中に残し、淡麗酒のように引っかかりがなく喉を通り過ぎて行きます。
とにかく上品です。
ワインの表現方法で『枯葉のような味』と言いますが、正にソレw
初めて言葉の意味が解ったような気がしました。
ニュアンスが感じられる素晴らしいシャンパーニュ、はっきり言って飲み込んだ後、ため息が出ますw
いい日本酒と同じく目、鼻、口、舌、喉と五感で味わえる酒ですね。
いい日本酒やいいワインはは美味いアテを先に口に入れ、残り味の時に飲むと口の中がパラダイスになりますね。
やはり醸造酒は奥が深いwww
また全ての壜に製造番号が刻印されています。
私のベーシッククラスにもシリアルNoが(嬉)
ブログ一覧 |
酒 料理 | グルメ/料理
Posted at
2010/03/11 10:03:45