リヤブレーキホイールシリンダーO/H

昨年4月にブレーキシューを交換したが、カップに関しては無交換。ドラム内部を清掃するついでに、カップ交換を実施。

ブレーキシューとそれらを留めているスプリング、シューホールドスプリング、パーキングワイヤーなどを外し、カップ交換が出来る状態にする。

ホイールシリンダーから外したピストン（カップ）、スプリング、ブーツなど。

シリンダー内部、ピストンを清掃。カップ、ブーツを新品と交換。

新車で購入後、既に14万キロを経過していたので、結構な錆や固着を想像していたが、そんな事はなかった。しかし、安全に関わる重要な部品なので潔く交換。

カップをピストンに組むのには、慣れていないとなかなか上手く行かないが、不器用な指先を駆使して何とか装着。画像に見えるブーツもピストンに引っ掛けて伸ばしながら装着。いずれもシリコングリースを塗布して滑りを良くする。

更にブレーキシューとバックプレートの当たり面、アンカー部、ピストン外側にもグリースを塗布。

バラしたブレーキシューのパーツを組む。


1.アジャスターレバーを最も縮めた位置にする

2.パーキングブレーキワイヤーをパーキングレバーに固定（スプリングを指で圧縮しながら）

3.リヤ側ブレーキシューのシューホールドスプリングを取り付け

4.フロント、リヤ側ブレーキシューと共に、アンカー部のスプリング（中）を取り付け（アンカー部に嵌まるスプリングの位置、パーキングワイヤーが収まる位置に注意）

5.調整機構のスプリング（小）を取り付け

6.スプリング（大）を取り付け

7.フロント側ブレーキシューのシューホールドスプリングを取り付け

8.アジャスターレバーの調整。ドラムカバーとのクリアランスをギリギリの所まで調整する


きちんとした作業手順はわからないが、何度もバラしているうちに、自分はこの手順がやりやすいと思った。

調整完了。組み方に間違いがないかチェック。

ドラムカバーを取り付け。

最後にフロント、リヤ共にエアー抜きをして終了。

左：今回交換した部品の袋。ミヤコ・WK-699-01（カップキット）

右：交換した古いカップ、ブーツ。目視での劣化などは良くわからないが、年数や距離から交換しておけばひとまず安心。

上：シリコングリース（ドラムブレーキ各所で使用）

左から
・マイナス（細）：古いカップを外す際に使用

・マイナス（中）：アジャスター調整、各所スプリングを保持する際に使用

・ラジペン：各所スプリングの保持に使用

・T型スプリングフック：各所スプリングの取り付けに使用

・ドラムブレーキツール：シューホールドスプリングの取り付けに使用

・12mmソケット：ドラムカバーにM8ボルトを締め込んで外す際に使用
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交換時走行距離：146,570km．