GPZ750R改(900) ブレーキOH(引き摺り)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
少し前の整備履歴です。 リアブレーキの引き摺りが度々発生していたので、リアマスターシリンダを徹底的にOHします。
まずは、ブレーキASMをばらしたところからスタート。
2
サークリップを外し、リザーブタンクをつなぐコネクタを取り外します。
3
予想していたとおり、少々汚いですね。
前回、錆びがきちんととりきれなかったのはありますが・・・。
4
サークリップを緩め、プッシュロッド、ピストンを外します。
5
リリーフポートを綺麗に清掃します。
リリーフポートは非常に径が小さい穴です。 この穴が詰まると、引き摺りの原因になるので、細い針をとおして貫通していることを確認します。 穴は詰まっている感じはありませんが、ブレーキ液に異物があったりすると詰まることは想像が難しくありません。
6
シリンダ内部に針が貫通していることを目視確認。
7
マスターシリンダを組み立てます。
ピストンは、スプリング、セカンダリカップ、ピストン、プッシュロッド、、サークリップ、ダストシールの順番になってます。
修理書ではセカンダリカップは外さないよう指示がありますが、今回はそのまま使用します。 新品に交換を推奨します。
8
ピストンにブレーキ液を塗布しマスターシリンダに組み付けます。
9
プシュロッドにグリスを塗り、ピストンを押し込みながら、サークリップで固定します。
10
コネクタに新品のOリングを組み付けマスタシリンダに組み付けサークリップで固定します。
11
マスタシリンダが完成しました。
12
ステップにマスタシリンダを組み付けます。 ブレーキペダルとプシュロッドのブラケットにピンを通し、割ピンで固定します。
13
このあと、マスタシリンダにブレーキホースを組み付けます
14
キャリパをOHします。 ダストシール、フルードシール取り付け溝を綺麗に清掃し、新品のシールを組み付けます。 秘蔵品の新品ピストンにブレーキ液を塗布し、キャリパに押し込みます。
(キャリパの色が緑から銀にかわってますが、引き摺りでキャリパに熱が入り塗装が変色したため、大事をとってGPZ900R中古品に交換しておりました。)
15
新品のブレーキパッドをキャリパに組み付けます。 まだ使えそうですが新品に交換します。 ヤスリで角を面取りします。
16
ブレーキホースをマスタシリンダに組み付けます。このときガスケットは新品にします。
17
キャリパに新品のガスケットを組み付けキャリパに適当な木をかませます。 ブレーキ液を、リザーブタンクに注ぎ、マイティバックをつなぎエア抜きを行います。 リアブレーキを車体に組み付けるとエアが抜けないので、車体から外して、キャリパを高い位置に置くとエアを抜けやすいです。 ブレーキがきちんとしたタッチで効くことを確認し、試運転を行って完成です。
修理後は、引き摺りは起きておりません。 リアブレーキのマスターシリンダはフロントに比べてメンテを怠りがちですが、同じタイミングでメンテナンスを行うべきと痛感しました。
[PR]Yahoo!ショッピング
タグ
関連コンテンツ( GPZ750R の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク