1985年式SR500(1JN)ピボットシャフトグリスアップ
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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今回の整備手帳は1985年式SR500 (1JN)ピボットシャフトグリスアップを行いたいと思います。作業内容としては比較的簡単ですがSRのメンテナンスの中でも非常に重要な内容となっていますので定期的なメンテナンスをお勧めいたします。冬のあまりバイクに乗らない間にメンテナンスを楽しんでおります。
部品番号は最後に載せています
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必要な物はこちらになります。全てホームセンターで買えます。
①グリースガン1600円くらい
②ウレアグリス350円くらい (MAXで120gほど入ります)
③グリスニップル(6XP1.0)1個150円ほど
ボルトを外すのに8のスパナかメガネ
グリスの種類は何でも良いと思うのですが今回は手元に有ったウレアグリスを入れました。マックスで120gほど入るので途中でグリス切れの内容に多めに用意してください。
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赤丸で囲った左右の8mmのボルトを両方とも外します。外さないとピボットシャフトのオイルシールが抜けて超絶面倒なことになりますので絶対に両方とも外してください。
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必ず左右のボルトを両方とも外してください。
もしコンプレッサーがあればシャフト内を吹いて古いグリスとゴミを飛ばして下さい
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ここからグリスを注入していきます。サービスマニュアルの写真では車体右側から注入しているので右側から注入します。マックスで120gほどのグリスが入るみたいなのでグリスの量はしっかりと用意してください。
私は今回の作業中にグリスが足りなくなってホームセンターに走りました。
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上の画像
グリースガン1回で約1gのグリスが射出されますので何十回とガンを握ることになります。またグリースガンで注入するときはあまり勢いよく注入しないでください。内圧が高くなると簡単にオイルシールが抜けてしまいます、オイルシールが抜けてしまったら超絶面倒になるのでオイルシールが抜けないようにゆっくりと慎重に注入してください。
下の画像
ピボットシャフト内がグリスで満たされると車体左側からこのようにグリスが押し出されます。古いグリスが残っていれば最初は古いグリスが押し出されてきますので新しいグリスに代わるまで注入してください。
いきなり新しいグリスが出てきたら全くグリスが入ってないということです。私はいきなり新しいグリスが出てきたので全くグリスが入っていなかったということです。
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上の画像
オイルシールが外れてないか車体下側からのぞいて確認します。スイングアームの左右のオイルシールガードにオイルシールが挟まっています。
正常な状態のオイルシールです。写真ではちょっと分かりづらいですがオイルシールガードの隙間からオイルシールが見えていてオイルシールがシールガードの中にちゃんと収まっています。左右のオイルシールがこの状態かを確認してください
下の画像
同じ個所の画像です。こちらの画像が失敗してオイルシールが外れてる最悪の状態です。このままではグリスだだ漏れの状態ですのでドライバーでオイルシールを押し込むかスイングアームから全バラして組み直しかのどちらかです。ドライバーで押し込んでも破れたり傷付いたりしておすすめできません。この最悪の状況にならないためにも、グリスの注入は慎重に行ってください
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オイルシールが外れてない確認が取れたら両方の8㎜のボルトを締めてはみ出たグリスをふき取って作業は完了です。
今回の作業内容は手順さえ理解すればとても簡単な作業です。
冬のオフシーズンのメンテナンスの楽しみとして定期的なグリスアップを試してください。
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