燃焼室カーボン清掃
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
~2024.5.12-19
走行:156777km
エンジン不調をみてる最中、左側バンク(バンク2)が反対側と比べてやたらカーボン堆積している事に気が付きまして、「コリャまずい」と短期に綺麗にする手段を模索しました。
これまでおよそ6年におよぶカーボンとの闘いでは、バルブ噛み込みなんかを敬遠してゆっくり溶かすようにしてたのですが、自宅でも吸引できるツールの見通しも立ったので一気にいきます。
過去、剥がれたカーボンがスパークプラグの電極をブリッジし、ミスファイアでのリンプモードなんて事もしばしば経験してます。
(これ運が悪いとプラグ外して清掃しないと直りません)
2
掃除機1つ不要になったので、それを吸引動力として利用した自作ツール
3
第一段は、小さなパイプ清掃ブラシでヘッド側(燃焼室上面側)を物理的に擦れないかお試し。
ストロー付けてエンジンコンディショナーをスポット噴射し、ブラシの届く範囲だけでも綺麗に出来ればと。
若干取れましたが効果は、、きっとほぼ無いでしょう。
4
次は柔軟性の有る棒の束でピストン上面を直接ゴシゴシやる作戦
ケミカルで溶かすだけでなく、物理的に削ってやろうと。
長年の検証、特殊な材料の入手、それに突然の閃きが合わさって新たなS85専用特殊工具が誕生しました。
材料費はゼロです。
ただ素材的に弱いのでエンジン冷間時限定
5
🖤
6
試したところ、こんな感じで想定通りの働きをした模様
やり方は、最初綺麗に先端を束ねて丁寧にプラグホールから差し込みます。
上手く挿入できたらピストンへ押し付けながら回すことで束が開いていき、ピストンヘッド全面をカリカリできてるハズ!という感じ。
不安要素はピストンとシリンダーの隙間に刺さってしまったり折れたりとかですが、ある程度の太さと柔軟性高い素材のため可能性かなり低いかと。
また、ピストンに突き当たってからの差し込み量を管理することで、ある程度ですがシリンダー壁まで先端が行かない様に使い方次第でリスク低減できます。
プラグホールのネジ山などでツール側が削れる恐れあるので、現在の造りでは使い捨て。
今後は、束を全部覆える長いコイルスプリング使い、プラグホールネジ部に引っ掛け縮む構造にしたいです。
7
ただコレ、どう見ても10番が上手くいきそうに無いので作業スキップ
まあ、他の気筒で作業してみた感じ汚れ残っていたのは7番だけだったので、、、良しとしましょう。。
3番と7番には何かが有るのかな??
8
5番と10番はブローバイの影響も一番受けていそうな予感もあるので、いずれ対策するとします。
→訂正:ブローバイはサージタンク内の配管にてサージタンクのセンター付近と通じているみたいです。
「5、10番が一番影響」は誤りでした。
9
効果上げるにはエンジンコンディショナーでふやかした後にカリカリする計画でしたが、前週のケミカル投入で今回かなり綺麗になっていて、さらに湿潤状態だったためスキップ
10
ピストン上面のカーボンも相当少なくなり、同時にエンジン振動も減ってきました。
始動時、加速時のミスファイアも鳴りを潜めてますし、踏み込んでみると回転上昇もスムース
もしかしたら、そろそろフルパワーに復活できるかもしれません。
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