
「キック一発でエンジンがかかる」フレーズに魅かれ、500㎞走って引き取りに行った。ついでに一泊の家族旅行もできた。
ポンコツのRG80Eを買って40日。
40日の内、磨いていた日数は20日くらいだった。
とにかく角目、各ウインカー、角メーター、角テール…。どれをとっても超ダサい。しかも星形アルミホイールはゴールド塗装。超昭和感満載超レアバイク。
リアショックとリアキャリアは錆び錆び。マフラーももちろん錆びていて、シートは大きく破れている。
でも、タンクに凹みはない。毎日磨けばかなり超ダサバイクが甦るかも…。
マフラーは内部洗浄し、半艶ブラック耐熱スプレーで塗りなおし。
リアキャリアは錆を落とし、黒に塗りなおし。クリアーも噴く。
シートは『バイクシート神戸』さんで張り替えてもらう。(ちょっとした手違いでタックロールシートをプレゼントしてもらった)すごくゴージャス。
前後ホイールの超ダサゴールドをブラックに塗りなおし。
フロントフォークやリアショックの錆びを落とし、角目を丸目に変更。
左右ちぐはぐだったミラーも当時の雰囲気のミラーに交換。
もちろんオイルは抜いてフラッシングオイルで洗浄し、ヤマルーブのミッションオイルに交換。
タイヤの茶色くなった汚れを落とす。これでひびはあるけど古めかしさはなくなった。
フォークブーツは破れもないので、ゴムプロテクションスプレーでつやを出す。
残すところエンジン磨きとサイドスタンドとメインスタンド塗りなおし。現在8割完成。
ってことで、昨日7月15日、ようやく市役所でナンバーをもらい、自賠責にも加入。
今日は朝からフロントフェンダーを外し、裏側の錆びを落とそうと2時間磨いたがなかなか取れず。2種印の前後白ステッカーを貼って、ついに公道デビュー。
まともに走るのは、本当にこれが初めて…。エンジンはキック一発でかかるが、本当に吹けあがるのかどうか心配。途中で止まらないかも心配。
(これまでの2stポンコツバイクではたいてい家から2㎞ほど走ったところでエンジンが止まり、汗だくで押して帰ってくることが多かった。)
エンジンかけて、いざ出発!
そこそこ走るが、何か吹き上がりにくいような感じ。
バイク歴50年。かつ永遠にバイク屋に憧れながらもメカ音痴歴50年。
このダサいバイクの新車当時の走りを全く知らないので、そもそもそういう噴け上がらないバイクなのかそうでないのかわからない。ただ言えることは、1速2速が少し前まで乗っていたバンバン75よりまだ悪い。3速以降はバンバンよりよく走る。
「う~ん。何かそもそもの走りはちょっとちがうような…。」
タコメーターの針も7000回転ぐらいまで回るけど、チェンジごとのスムーズさがない。加速の前に一瞬息切れする感じ。何かが原因のような…。
タンクの中の錆びは気にならない程度だとは思うが、絶対違うとは言い切れない。キャブレターの掃除はしていないので、そこが原因でないとは絶対言い切れない。1981年のバイクなもんでその他が原因という可能性もなくはない。
「そうや!万一の可能性。エアーフィルター、まだ交換していなかったし、一応交換してから再度走ってみよう。」
開けてびっくり!?というか中に入ってるだけましかも。。。。入っていたのは鍋洗うスポンジ。
「もしかしたら、変わるかも…」
新品の純正エアーフィルターにオイルを8g浸みこませて、周囲を掃除。また、掃除マニアに戻りそう。ここは抑えて。
さて、再度出発!
すごい。めっちゃ調子いい!
1速も2速もすんなり加速する。呼吸困難のような症状は全くない。
今日のところは5速で85㎞/hぐらい。まずまず走りは合格点。
でもまぁ、やれやれ一安心。次回は片道5㎞ぐらいの旅に出ることにしてみよう。
それにしても、「エアフィルター」はだいじです!!
Posted at 2025/07/16 19:47:53 | |
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