車体データ取得 その3 のつづき
USBメモリに保存できる環境ができたので、先日
DP那須を走行した時にデータをモニタしておきました。
今回、
「秋月電子のGセンサ」と取り付けたばかりの
「クラッチとブレーキ位置センサ」、
CANの信号に流れていた車輪速信号(たぶん)と思われるデータも追加でモニタしました。
Gセンサの取り付け位置はひじ掛の裏にテープで適当に止めました。
取り付け位置が適当なので、基準が0Gではなくなっていますが、変化が分ればOKということで…。
ついでに、処理をさせるPIC基板も作り直しました。
USBに記録するデータが多くなるとUSBへの転送速度が間に合わないので、
今回は、サンプリング周期を30msにしてモニタしました。
それで先日走ったベストタイムでの結果が
これです。
先日UPした動画だと1本目の走行になります。
左から
・タイムスタンプ
・エンジン回転数
・アクセル開度
・車速 (CAN信号から)
・車輪速-フロント左 (CAN信号から)
・車輪速-フロント右 (CAN信号から)
・車輪速-リア左 (CAN信号から)
・車輪速-リア右 (CAN信号から)
・GセンサX軸 進行方向 (秋月Gセンサ)
・GセンサY軸 左右方向 (秋月Gセンサ)
・GセンサZ軸 (秋月Gセンサ)
・クラッチ位置 (後付け距離センサ)
・ブレーキ位置 (後付け距離センサ)
になっています。
一応すべての走行でモニタしたのですが、グラフにするのに予想以上に時間がかかるので、
ベストタイムだけグラフにしました。
(エクセル以外で、CSVファイルを高速にグラフ表示するソフトとかあればいいんですが…)
◆スタートからゴールまでの全体
315秒の直後にスタートして、355秒付近でゴール
◆スタートからワイドヘアピンまで
スタート時のフロントタイヤが空転している様子や、フルブレーキ時にリアがロックしかかっているのを、ABSとEBSが押さえているのが確認できます。(324秒付近)
◆ワイドヘアピン直後からS字、ワイドヘアピンまで
S字では、いい具合にGセンサが動いているのが分ります。(331秒付近)
◆ワイドヘアピンからゴールまで
アイアンコーナーでリアの内側が浮いている?っぽい動きをしています。(349.5秒付近)
とりあえず、あとから見直して
・GセンサのZ軸はあまり関係ない
・Gセンサの取り付けをもっとしっかりしたほうがいい
・クラッチとブレーキセンサは%表示で出力するほうがいい
・GPSデータも追加したい
あたりが気になりました。
データを見て走り方をどうすればよいかなどは、おいおい考えてみようと思います。
たぶんここが一番重要、かつ奥が深いところ
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Posted at
2011/01/08 17:11:55