ルームランプ用インテリアパネルのシフトイルミネーション適合化
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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純正シフトイルミネーション装着車は、ルームランプの中央に約1.8cm四方の黒色のLEDユニットベゼルが付いています。
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そのため、ルームランプにドレスアップパネルを装着すると、多くの場合、前述のLEDユニットベゼルを覆い隠すこととなってしまい、シフトイルミネーションが機能しなくなってしまう問題があります。
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上記問題を解決するために、装着するインテリアパネル側に加工を行っていきます。
加工と言っても何も大層な内容ではなく、イルミネーションの光を通すための
四角い穴をパネルに開けるのが主な内容です。
しかしながら、パネルをカットして四角い穴を開けてルームランプに装着しただけでは、どんなにカット面を綺麗に研磨したとしても無着色のパネル切断面が運転席からモロに目に入ってしまい、せっかくのラグジュアリー感ある加飾が興ざめな物になってしまいます。
そこで、シフトイルミネーションの機能維持と美観を損なわないルームランプ加飾を両立させるために、さらにひと手間加えていきます。
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今回使用する材料は、
①セカンドステージ製ルームランプパネル(エボニー調)
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②正方形ツメ式ハトメ(シルバー)
※内寸(内側の穴径)2.1×2.1cmの規格の物を今回は使用。
こちらは手芸店等で取扱いがあり、
楽天市場等のネット通販でも入手可能です。
インテリアパネルに開けた穴の切断面を、このツメ式ハトメで覆い隠してしまおうと言うのが今回の作業のポイントとなる部分です。
なるべくなら、LEDユニットベゼルの
一辺の長さである1.8cmに近い内径のハトメの方が望ましいところですが、ネットで探してみた限りでは、穴内径2.1cmの規格の物が最少サイズでした。
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③両面テープ(幅5mm)
※今回は3M製ハイタックテープ
幅5.0mm×厚0.8mmを用意。
ハトメをより強固にインテリアパネルに固定するために使用しますが、両面テープが無くてもツメの力だけでも十分に固定されますのでお好みで。
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作業の前にインテリアパネル表面のキズ防止のためにマスキングテープで表面全体を養生しておきます。
まずは穴開けの位置取り。この位置がズレていると全てが台無しになります。
ハトメの受け側パーツを通すための正方形の穴(一辺が2.4cm)を開ける必要があるのですが、実車のLEDユニットベゼルの位置をインテリアパネル側に一辺1.8cmの正方形としてボールペン等で正確に転写し(上記画像では内側の小さい正方形)、その正方形がぴったり中央に来るように2.4cm四方の正方形のカットラインを位置取りします(上記画像では外側の大きい正方形がカットライン)。
基準となるLEDユニットベゼル位置を正確に転写するには、実車のルームランプとインテリアパネルの双方に彫られている溝(LEDユニットベゼルを囲むように付いている溝)を基点にして定規等でベゼルの位置を計測すると正確な位置取りがしやすいです。特にセカンドステージ製のインテリアパネルは精密に作られており、実車ルームランプの溝の位置とほぼ同じ位置に溝が彫られているため、正確な位置を割り出しやすいです(他メーカーのパネルは試していないので分かりませんが)。
カットラインの位置が決まったら画像のように正方形の4つの頂点の内側にドリルで穴を開けていきます。自分はドリルで穴を開けた方がコーナー出しを綺麗に仕上げやすいのでこのやり方ですが、カッターのみの作業でももちろん問題なしです。
今回は2.0mmのビットを使用。
穴を4つ開けたら穴同士をカッターで切り結ぶような要領でカットしていきます。
最初に普通のカッターと定規を使って真っ直ぐに切り筋を付けた後で、切り筋に沿ってプラ板用カッターで少しずつ切り掻いていくと、そこそこ綺麗にカット出来ました。
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一辺が2.4cmの正方形の穴が開きました。
断面はサンドペーパー等で研磨しなくてもハトメで綺麗に隠れるので、今回は軽く整える程度に。
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ハトメの受け側パーツをインテリアパネル裏側から穴に嵌め込みます。
ハトメのツメ付いている方のパーツの裏側に両面テープを貼り付けておきます。
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受け側パーツとツメ付パーツとで、インテリアパネルをサンドする要領でツメ付パーツを嵌め込んで両面テープで固定し、インテリアパネル裏側でツメを倒して完全固定して完成です。
ハトメのツメを倒す時に、表側のハトメを強く押さえすぎると、鋭利なハトメの縁部分でインテリアパネルを傷付けてしまうおそれが有るため要注意です。特にピアノブラックのパネルは一瞬の油断であっと言う間に傷が付きますので細心の注意を払う必要が有ります。
ハトメ裏の両面テープを厚くしてハトメの縁がインテリアパネル表面から軽く浮くようにすると傷が付くリスクを軽減できるかもしれません。
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裏面のツメを倒して固定したところ。
インテリアパネル平面上から出っ張る部分の厚みは1.0mm未満で初期両面テープと同程度の厚みなので、ほぼ干渉すること無くルームランプに装着することが出来ます。
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当初はパネル切断面を隠す目的のツメ式ハトメでしたが、図らずもメッキモールのようなドレスアップ効果があり、インテリアパネルがより華やかになりました。
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シフトイルミネーション点灯時。
光の照射にも、もちろん干渉すること無く、問題なくシフトイルミネーションが機能しています👍
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