JHB運行委託撤回、中央バス運行継続

北海道中央バスが札幌白石営業所管内の9路線の廃止届けを提出した問題で、6月頃から札幌市、北海道中央バス、ジェイ･アール北海道バスの間で中央バスの路線廃止届出に始まり、後継事業者のJRバスに対する札幌市側からの19億円の税金投入などの3社で起きていた対立に決着がつくようだ。
白石営業所については2001年(平成13年)4月に市営交通白石営業所、厚別支所の移譲と中央バス西岡営業所(1998年まで中央バス南郷営業所が担当、月寒営業所と統合によって発足)の白石、厚別区担当部分を統合により発足した営業所で年間1億5000万円の赤字を出すなど、経営を圧迫していた。
2004年(平成16年)に市営バスから移譲された東、北営業所管内でも両営業所の敷地賃貸料についても対立が起きていた。
ジェイ･アールバス側についても車両購入の補償などを市に話し合う予定である。
札幌市民にすれば札幌市側から3年間で19億円の巨額の補助金を出してジェイ･アールバスに運行委託をするよりも、少しの補助金は出ますが、中央バスの運行継続が合意したことで地域の利用者も沿線以外の方も良いニュースだと思います。
画像については1997年に平岡営業所に導入され現在、今回取り上げられた営業所に所属するスロープレスワンステップ低床車です。
(日産ディーゼルKC-UA460NAN改、平成9年式、ワンステ、富士重7Eボディ)