2019年08月28日
「コンクリートから人へ」から10年
平成21年(2009年)8月30日に行われた第45回衆議院選挙により自由民主党と連立を組む公明党が歴史的大敗により民主党が大勝利をとげ非自民連立政権が圧勝した1993年以来の政権交代を遂げて民主党・社民党連立政権が発足して自民党と連立を組む公明党が野党に転落して鳩山由紀夫氏が内閣総理大臣として就任され鳩山内閣が発足した。
「コンクリートから人へ」が当時の政権マニフェストに書かれていた政権キャッチコピーで児童手当を拡大した子ども手当の導入や農業への個別保障の導入、ガソリン税・軽油引取税と車検時に支払う自動車重量税の暫定税率の廃止、高速道路や自動車専用道路の無料化、政権任期期間時の消費税5%維持など政権公約に掲げた。
子ども手当の導入や農業への個別保障の導入、初年登録18年以内の自動車重量税の引き下げ、一部地方の高速道路の無料などは実行されて、子ども手当は子育て世代から高く評価されましたがましたが野党時代に行われた「ガソリン値下げ隊」からの念願とされていたガソリン税・軽油引取税の暫定税率の廃止は行われず逆に恒久税率化され多くの有権者の国民から顰蹙を買いました。
ダムや高速道路、新幹線の工事をはじめとする公共事業やスーパーコンピューターの開発などの化学技術に対する事業仕分けの実施が行われ、自民党ではできなかったことを行うと評価する一方、化学技術の分野では世界で遅れ取り、災害対策となる公共事業が不十分となると言われる報道もありました。
平成22年(2010年)6月に鳩山由紀夫内閣総理大臣が辞任、管直人氏が内閣総理大臣に就任、管内閣が発足、7月に行われた参議院選挙により当時の与党の民主党は大敗し平成21年(2009年)の第22回衆議院選挙により野党に衆議院転落して、平成19年(2007年)7月に行われた第21回参議院選挙により大敗した自民党が勝利をおさめ第21回参議院選挙から2007年7月から2009年8月以来の衆議院と参議院のねじれが発生、その後は尖閣諸島問題や2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災で初動対応への問題が発生した。
平成23年(2011年)3月11日発生の東日本大震災に対する対応遅れ、その後の復興対策の遅れや議員の失態もあって、9月に菅直人内閣総理大臣が辞任、野田佳彦氏が内閣総理大臣に就任、野田内閣が発足、「税と社会保障の一体改革」と言ってリーマン・ショック前には自民党は2010年代前後に行おうと考えていたようだが民主党政権としてはタブーの消費税の増税を行い法人税を減税すると発表、平成24年(2012年)8月に社会保障の一体改革法案は可決・成立し、再び国民から大きい顰蹙を買い自民党に戻ってからも平成26年(2014年)4月に消費税8%に増税、今年10月1日から実行される2度延期された10%化と同時に実施される国民に混乱と仕入税額控除により計算などの労務作業の煩雑化を与え今世紀最大の悪法で令和恐慌の始まりで税の公正・公平の原理に反する物品税の再来と言える軽減税率と法人税の大幅減税についても現在でも国民から大きい顰蹙や批判が続いているようです。
平成24年(2012年)12月に行われた第46回衆議院議員総選挙により自民党が圧勝民主党は再び野党に転落した。
野党時代に制作した第45回衆議院選挙用マニフェストに記載されていることは評価できたが実際に政権与党となって3年3か月に実行できたことに対しては予想以上に大きいズレがあったといえます。
その後民主党は民進党に改名、その後の分裂により主流派の立憲民主党と反主流派の国民民主党に分裂する形となりました。
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Posted at
2019/08/28 18:50:05
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