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2022年05月13日

E50/60/70/80系ギャラン発売から30周年を経過

E50/60/70/80系ギャラン発売から30周年を経過 本日に三菱自動車工業から発売したDセグメントセダン(現在ではCセグメントに相当)ギャラン(E50系)の発売から30周年を経過しました、
内容
ボディサイズについては旧型に比べ車幅で35mm、全長で50mmから70mmまで拡大、ホイールベースについては35mm、トレッドはフロントで50mm、リヤで55mm拡大され、特に全幅については1730mmの1.7mを超える3ナンバーになったが全高は30mm引き下げられ、フロントオーバーハングの短縮とコーナー部を削り、最小回転半径5.3mの実現とドアミラー両端部を5ナンバー並みにすることで3ナンバー車に拡大されながらも使い勝手の向上を高めていた。
メカニズムと装備
パワートレーン
エンジンについてはE54A/E64A/E74A/E84A型には6A12型V61998ccとE53A型には6A11型V61829ccの新開発のV列6気筒エンジンが搭載され、E52A4G93型直41834ccエンジンと4D68型直41998ccインタークーラー付きディーゼルターボエンジンが搭載された。
特にE54A/E64A/E74A/E84A型2.0V6車に搭載される6A12型V61998ccエンジンついてはMX向けのノーマルなSOHC始めにMXとVX向けのDOHC24Vが用意され特にVR-4向けのDOHC24Vインタークーラーツインターボではターボチャージャーの2機化によりMTでは240psを実現した。
トランスミッションについては「INVECSシステム」の一つであるファジィシフト4ATの採用をはじめにすべてのグレードに5MTが用意された。
シャシー
足回りについてはFF車では世界初の4輪マルチリンク独立サスペンションをはじめにE84A型VR-4については電子制御可変アブソーバーのECSが採用された。
ブレーキシステムについてはE84A型VR-4にフロント2ポッドキャリパーと前後15インチローターが採用されグレードに応じてフロントベンチレーテッドディスクとリヤディスクとフロントベンチレーテッドディスクとリヤリーディングトレーリングが装着されてABS(アンチロックブレーキ)はE84A型VR-4は標準装備でその他グレードはメーカーオプション設定となっていた。
INVECSシステム
ファジィ理論を応用した「INVECS」と言われるハイテク技術と装備についてはファジィシフト4ATをはじめに駆動輪のスリップを検知してエンジン出力制御を行うトラクションコントロールと前輪駆動車に多いアンダーステアの制御を行う「トレースコントロール」を備えたファジィTCLや4チャンネル式ABS(アンチロックブレーキ)とファジィTCLと連動するCT9A型以降のランエボにも採用された三菱自動車独自の「AWC」思想の一つであるセンタデフ式電子制御フルタイム4WDと高速レーンチェンジを高める同相位と一瞬の逆相位を行う「アクティブ4WS」、フロントバンパーに備えられたセンサーによりサスペンションの加減力を調節する「アクティブプレビューECS」、フルオートエアコンに空気清浄機能を備えた「エアピュリファイアファジィエアコン」がメーカオプションにより用意された。
4WDシステム
三菱独自で実績のあるビスカスカップリング制御センタデフ式フルタイム4WDと「INVECS」装備の一つである4チャンネル式ABS(アンチロックブレーキ)とファジィTCLと連動するCT9A型以降のランエボにも採用された三菱自動車独自の「AWC」思想の一つであるセンタデフ式電子制御フルタイム4WDが用意されていた。
安全性
パッシブセーフティについてはクラッシャブルボディをはじめに燃料タンクのシート床下配置や同時に燃料漏れ防止用のロールオーバーバルブの採用とサイドドアビームの標準装着や後席ELR3点式シートベルトの全車標準装備と運転席SRSエアバッグのメーカーオプション設定が行われた。
装備
AVシステムについてはナビゲーションやテレビ受信をはじめにエアコン操作が可能な「三菱マルチコミュニケーションシステム(MMCS)」が三菱電機のオーディオ技術「ダイヤトーン」が採用されるオーディオシステム「DS3」とエアピュリファイアファジィエアコンによりセットメーカーオプションで用意されていてテレビの受信の可能なライブビジョンをはじめにデジタルスーパーライブサラウンドシステム(DS3)がメーカーオプション設定がされていた。
年表
1992年
5月 発売
7月 テレビ朝日系「木曜ドラマ・法医学教室の事件ファイルパートⅠ」の劇用車にV62.0DOHCMX(E54Aトレドシルバー)が起用。
1993年
2月 6A12型V62.0SOHCエンジン搭載のV62.0ヴィエント(E54A)が発売。
7月 テレビ朝日系「木曜ドラマ・法医学教室の事件ファイルパートⅡ」の劇用車にV62.0DOHCツインターボVR-4(E84A トレドシルバー)が起用。
10月 1994年モデルの発売と同時に各種グレード、装備、塗装の変更を行い、2000ccNAでは最強の200ps(MT車)、195ps(AT車)を実現したMIVEC機構採用の6A12型エンジン搭載のVX-R(E54A)と4WSなどを省略して値段を引き下げたVR-4Sタイプ(E74A)を発売。
1994年
1月 お買い得仕様車1.8EXE(E52A)発売。
2月 平成5年度の導入の私服用セダン型無線車(1.8級)と私服用セダン型無線車(1.8級 AT)を三菱自動車工業が落札、ベーシックグレードの1.8GEと(E52A 前期2型)が47都道府県警察本部に導入される。
5月 MXをベースにしたMXエクストラ(E54A)発売。

8月 欧州仕様に用意された5ドアハッチバックをベースにグリルガード(E74A型スポーツGTのみ)をはじめにルーフレールや大型リヤスポイラーを装着したギャランスポーツ(スポーツGTはE74A スポーツはE54A)を発売。

10月 外装を大幅変更するマイナーチェンジを実施、同時にグレード名についてもMIVEC機構採用の6A12型エンジン搭載のVX-R(E54A)と6A12型DOHC24Vインタークーラーツインターボ付きを搭載するVR-4(E84A)をまたはベーシックグレード除き「ヴィエント」と「エクシード」に変更さらにはVR-4(E84A)には大型リヤスポイラーが装着された。
平成6年度の導入の私服用セダン型無線車(1.8級 AT)と(1.8級4WD AT)を三菱自動車工業が落札後期型1.8ヴィエント(E52A)と1.8ⅯU-4(E72A 後期型)を47都道府県警察に納入。
1995年
5月 ギャラン25周年記念特別仕様車(ヴィエントツーリング E52A型1.8 E54A型2.0V6)を発売。
1995年10月 平成8年1月以降の継続生産車に義務付けられる新安全基準対応による安全装備の充実をはじめにグレード変更などを行う一部改良(1996年モデル)の実施。
平成7年度の導入の私服用セダン型無線車(2.0級 AT)を三菱自動車工業が落札後期型2.0ヴィエントⅡ(E54A)を都道府県警察に納入。
大阪府警察本部に交通取り締まり用車として後期Ⅰ型VR-4(E84A)を納入、うち1台は交通部交通指導課(現交通捜査課)暴走族対策車として使用される。
1996年
8月  兄弟車であるエテルナ・エメロード(7月に生産終了)を廃止する形でEA/EC系に移行した。
同一プラットフォームの兄弟車エテルナ・エメロードも含めE50系ギャランが先代のE30系に比べて苦戦した要因としては旧型に比べマッシブ感が薄れたスタイルをはじめに3ナンバー車でありながら全高が低くなったために5ナンバーだった旧型より狭くなった居住空間と同時に旧小型車のミドルクラスでありながら3ナンバーと一部を除きV6化によりF10/20系ディアマンテ・シグマに近い価格への移行やV20/40系パジェロなどに代表されるRVブームによるセダン需要の衰退とライバル車の増加が大きいようです。
当時はダイムラーベンツ(現ダイムラーグループ・メルセデスベンツ)をはじめにクライスラーコーポレーション(現ステランティス クライスラーブランド)と言った外国資本の自動車メーカーとの関係を持ちながらもバブル期で税制改革による3ナンバー市場拡大時に発売となったF10/20系ディアマンテのヒットとバブル崩壊後もRVブームにより三菱自動車工業は好調で本田宗一郎氏の死去をはじめにバブル崩壊と同時発生したRVブームへの乗り遅れにより苦戦していた本田技研工業の四輪事業を買収する報道も出てセダンの開発も積極的でしたがも平成不況時の小型ミニバンブームへの乗り遅れや2000年の「三菱ふそうトラック・バス(2003年発足)」への分社化により現在ではダイムラートラック子会社となったふそう事業を含めて長年続いたリコール隠しにより経営が悪化してダイムラーベンツ(現ダイムラーグループ・メルセデスベンツ)とクライスラーコーポレーション(現ステランティス クライスラーブランド)が合併したダイムラークライスラー傘下となってグローバル協業を進めても2004年の第二次リコール隠しによりその後もダイムラーからクライスラー分離後もダイムラーグループであり続けるふそうトラック・バスをダイムラー子会社にして当時のダイムラークライスラー傘下から外れて三菱商事をはじめに東京三菱UFJ銀行(現三菱UFJ銀行)や三菱重工業により再建を行い、2007年には型式上とグローバルではランサー系であるがギャランの役割も引き継いだ「ギャランフォルティス(CY/CX系)」を発売してセダン需要に対応したが2016年の三菱自動車工業と日産自動車との軽自動車開発JV「NⅯKV」が開発する軽自動車をはじめとする燃費不正により三菱自動車工業は日産自動車と資本関係を強化して日産・ルノーアライアンス参加後は得意分野であるSUVをはじめに「PHEV」などの電動車に専念することからA0系ミラージュのセダンである「アトラージュ」を除きセダン開発から完全撤退、「COVID-19(SARS-CoV2)」と言われる新型コロナウイルスだけではなく2020年度後半以降から感染・発症が大きく広まった「SARS-CoV2」の一種でイギリス由来の「N-501Y変異株」やインド由来の「B.1.617」とΔ株やλ株さらには「ミュー株」や昨年度下半期から蔓延した「オミクロン株」の感染蔓延により発生した「コロナショック」不況や半導体不足、今後も日産・ルノーと協業により現在の新車に多く搭載される「ADAS」と言われる先進運転支援システム搭載車をはじめに「CAFE」による2030年に向けてより厳格化する燃費基準の強化や将来的な「CASE」と言う自動運転化と電動化の推進に対応した自動車を開発するが三菱ブランドのCセグメント以上のセダンは今後も現状同様に開発されないと言えます。
今回の画像については本日で発売30周年を経過するE50/60/70/80系ギャランを特集します。
1枚目の画像についてはE50/60/70/80系ギャランでも1992年5月発売から1993年9月まで販売された前期Ⅰ型で6A12型V62.0DОHC24Vを搭載するラグジュアリー系主力グレードに位置付けたがF13A型ディアマンテ25Eに近い価格とバブル崩壊により苦戦が続き前期2型発売後も在庫車が残ったと言われる三菱ギャラン2.0V6DОHCMX前期Ⅰ型(E54A)です。
2枚目の画像についてはE50/60/70/80系ギャランでも後期Ⅰ型発売2か月前の1994年8月に発売となった欧州仕様に用意された5ドアハッチバックをベースに6A12型V62.0DOHC24VインタークーラーターボとVCUセンターデフ式フルタイム4WDの搭載をはじめにグリルガードやルーフレールと大型リヤスポイラーを装着してRVブームに対応した三菱ギャランスポーツGT(E74A)です。
3枚目の画像については6A12型V6DOHC24Vインタークーラーツインターボと三菱独自で実績のあるビスカスカップリング制御センタデフ式フルタイム4WD搭載される1994年10月の外装とグレード名称変更によるマイナーチェンジにより大型リアスポイラーが装着された三菱ギャラン2.0V6VR-4後期型(E84A)です。
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Posted at 2022/05/14 09:56:09

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