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2025年05月29日

バブル景気と税制改革により発売したがバブル崩壊により販売を拡大できなかった3ナンバーラージクラスカー

バブル景気と税制改革により発売したがバブル崩壊により販売を拡大できなかった3ナンバーラージクラスカー 今回の記事は1985年のプラザ合意によるバブル景気をはじめに平成元年の3ナンバーの自動車税引き下げにより3ナンバー車でも1992年から本格化したバブル崩壊と同時期に発生したRVブーム、さらには販売ノウハウの低さにより発売時の予想ほど販売拡大できなかった平成元年3月以前は「中型車・大型車」と言われて現在ではE/Fセグメント(当時のE/Fセグメントは現在ではD/Eセグメントに相当)と言われる全長4800㎜から5000㎜前後で1990年度から1992年度発売のラージ・セミフルサイズクラスカーを特集します。
ホンダレジェンド(KA7/8)

北米では「アキュラ」で「アキュラ・レジェンド」として1990年10月に本田技研工業から販売開始されたフルサイズに迫るEFセグメント(現在ではEセグメントに相当)フラッグシップ「レジェンド」の第2世代目モデルでセダン(KA7 サルーン)と1991年1月販売開始のクーペ(KA8)ともに全車3ナンバー化と同時にCB5型アコードインスパイア・ビガーに先行採用された前輪駆動でありながらC32A型V6SOHC24VエンジンとAT/MT(海外のみ)ミッションを縦置き配置する「FFミッドシップレイアウト」と実車衝突を想定した前後の衝撃吸収構造をはじめに高剛性キャビンとアンダーフレームを備えた高剛性新骨格ボディ構造をはじめに側面衝突に備えたボディ構造とサイドドアビームを備えた「全方位安全設計ボディ」と日本車初の助手席をはじめとするデュアルエアバッグのメーカーオプション設定(改良により一部を除き標準化)や前席プリテンショナー機能付き3点シートベルトなどの衝突安全対策が評価され1年目に販売された100型と言われる前期Ⅰ型はバブル景気により好調なセールスを記録しましたが110型と言われる前期Ⅱ型はバブル崩壊やライバル車の拡充により予想ほどではなく120型と言われる中期型からC32A型タイプⅡエンジンを搭載するαツーリングシリーズ(セダンはKA7型 クーペはKA8型)が用意されて130型と言われる後期Ⅰ型も伸び悩みモデル途中に本体価格300万円を切るホンダクリオ店10周年記念特別仕様車「ステージシリーズ」が発売、140型と言われる後期Ⅱ型もコストダウンにより同様でした。
トヨタソアラ(Z30系)

1991年5月に発売したトヨタ自動車のフラッグシップクーペ「ソアラ」の第3世代モデルで国内専用車だったZ10系やZ20系とは異なり北米では「レクサス」で2JZ-GE型3.0直6DOHC24V搭載車(JZZ31)と1UZ-FE型4.0V8DOHC24V搭載車(UZZ30/31/32)が「SC300/400(JZZ31L/UZZ40L)」が販売されることから全車3ナンバーサイズのフルEセグメント(現在ではDEセグメント相当)への移行と同時に1JZ‐GTE型2.5直6DOHC24Vターボ(1996年まではツインターボ)搭載の2.5GTシリーズは一部の「走り屋」に人気でしたがバブル崩壊により4.0V8GTリミテッドアクティブコントロールサスペンション仕様車(UZZ32 1994年の中期型からGT-L)を含めて高価な価格と曲面デザインからZ10系やZ20系のようなカリスマ性がなくなり1996年以降の後期型はミニバンやSUVと言ったRVが主流という時代ということから限りなくレアのようです。
マツダセンティア・アンフィニⅯS-9(HD系)

1991年5月に発売したHC系ルーチェ4ドアハードトップの事実上後継車でありながら全車3ナンバーサイズとなって北米では事実上の前身のHCSS型ルーチェセダン同様に「929」としてマツダから販売されたE/Fセグメント(現在ではEセグメントに相当)フラッグシップサルーンでV6エンジンの搭載位置を車軸後ろへの後退をはじめに燃料タンクをシート後ろに配置した前年発売のJC系ユーノスコスモ同様のフロント52/リア48の重量バランスを実現する「FR縦置きフロントミドシップレイアウト」を採用や同時期のBG系ファミリア並みの最小回転率を実現するために車速感応型電子制御4WSとパーソナルユーザーに徹した曲面デザインの評価されると同時にHD5S型には税制面で有利なJ5-DE型2.5V6DOHC24Vが搭載されたことからアンフィニ店(現マツダアンフィニ店)向けのⅯS-9を含んでマツダの本拠地が所在する広島県をはじめに山口県などの中国運輸局管内と言ったマツダの強い西日本以外でも好調なセールスを記録して首都圏の個人タクシーにも増えましたが2年目からバブル崩壊とマツダ5チャネル化のイメージ低下の影響により苦戦が続き、販売店ごとの通称名変更を行わかった後期型はコストダウンによりさらなる苦戦を余儀なくされました。
日産シーマ(FY32系)

Y31系セドリック・グロリアの3ナンバーワイドボディ版として1987年の「東京モーターショー」に出品され1988年1月に「セドリックシーマ・グロリアシーマ」として発売した「シーマ現象」と社会現象を発生させて大ヒットしたEFセグメントサルーン(現在ではEセグメント相当)「シーマ」の第2世代目モデルとして1991年8月に日産自動車から発売、VH41DE型V8DOHC24Vの搭載をはじめに41V8タイプⅢリミテッドLシリーズ(FGDY32)には前輪はストラットでマルチリンクは後輪のみであるがインフィニティQ45(HG50)譲りの油圧アクティブサスペンションがされると同時にセンターピラーレスハードトップでサッシュレスドアだった先代のFY31系とは異なりセミプレスドアのセンターピラー付きセダンへの移行と同時に型式上はY32系ファミリーであるがセドグロから独立する形となったが4.1V8(FGY32/FGDY32)のみとなったと同時にバブル崩壊によりFY31系に比べて人気が下がり官公庁関連は地方税法による自動車税免税と同時に当時は消費税4.5%だったリースを除く民間自家用ユーザー車と異なり消費税3%言うことから積雪地の官公庁関連に多く導入された「アテーサE-TS」と言われる電子トルクスピリット方式の4WDを採用する「S-Fourシリーズ(FGNY32)」の追加をはじめに1993年9月のマイナーチェンジ時にVG30DET型V6DOHC24Vターボエンジンを搭載する「ツーリングシリーズ(FPY32)」やその後もお買い得仕様車を投入しましたが人気は回復しなかったようです。
スバルアルシオーネSVX(CX系)

1989年の「東京モーターショー」に「SVX」として参考出品され1991年8月に北米スバルから「SVX」として発売、海外では「XTクーペ」と名乗った「アルシオーネ(AX系)」の後継として1991年9月に富士重工業(現SUBARU)から発売された「一発屋」であるが事実上の第2世代目モデルで当初は事実上先代のAX系やベースとなったBF/BC系レガシィ同様に5ナンバーサイズで企画されていたが平成元年の税制改革とグローバル最高レベルの衝突安全基準への対応から全車3ナンバーサイズ化と同時にイタルデザインを率いるジョルジェット・ジウジアーロ氏が原案を手掛けるミッド・フレームウィンドーとグラスキャノピーデザインの採用とセンターデフを有する電子制御トルク配分フルタイム4WD「VTD‐4WD」やEG33型水平対向6気筒DOHC24VエンジンとさらにはバージョンL(CXDアプライドA型)に4WSが搭載されてBF5型とその後のスバル(富士重工業)に対するブランドイメージを上げて大ヒットしたBF5型レガシィツーリングワゴンGT同様に全天候型大型クーペとして注目されましたが高価格帯車種の販売ノウハウがなくバブル崩壊により世界的に販売の苦戦が続き1993年11月のS40(CXWアプライドA型 同時期の海外ではアプライドC型)を皮切りに「Sシリーズ (CXWアプライドD型S4は一般グレード バージョンシリーズは途中で生産終了)」といわれるお買い得グレードを投入して1995年6月発売のCXWアプライドD型「S4」からCXWアプライドD型「S3」まで搭載されたAX9型アルシオーネ2.7VXをはじめにBF/BC系レガシィなどと同一のAA/AG/AL7型レオーネACT-4ベースということから大トルクに対して脆弱だった4E-ATがBG/BD系レガシィ相当に変更されましたが苦戦を余儀なくされました。
日産レパードJ.フェリー(JY32系)

1991年の「東京モーターショー」にY32系ファミリーをベースにしたパーソナルサルーンとして参考出品され1992年1月のニューヨーク国際オートショーに海外向けプレミアムブランド「インフィニティ」のミッドサイズサルーン(Eセグメント 現在はDEセグメント相当)「J30」として参考出品、4月に北米日産から事実上の先代で2ドアサッシュレスクーペのF31系(UF31後期型アルティマベース Ⅿ30にはコンバーチブルも用意)の後継車として「インフィニティ・J30」発売、6月に日産自動車から「レパード」の第3世代目モデルとして発売された「NDI(日産デザインインターナショナル)」が手掛ける「バランス・ド・アーチ」というリヤにも曲面をつけたデザインを採用するY32系ファミリーでもホイールベースやトレッドを共有するがサッシュレスの4ドアピラードハードトップが採用されるY32系セドリック・グロリアとは異なりFY32系シーマ同様にセンターピラーありセミプレスドアの4ドアセダンでVH41DE型V84100DОHC32V(JGBY32)とVG30DE型3.0V6DОHC24V(JPY32)の2種類のエンジンが用意されて発売はバブル崩壊直後でもバブル全盛期の設計と言うことからタイプF(JPY32)を除きパートナーコンフォダブル式助手席パワーシートの標準装備と本木目パネルをはじめに職人が手作業で生産するイタリア「ポルトローナフラウ」社製をはじめにオーストリア「シュミットフェルドバッハ」社製の本革シートのメーカーオプションが2種類用意はじめにスイッチによりパーキングブレーキ解除が行える電磁式パーキングブレーキリリースや日本向け車としては初の助手席にもSRSエアバッグを備えたデュアルエアバッグが標準装備(助手席については非装着のメーカーオプション設定も用意されている)が話題となりましたが比較的好評だった北米市場とは異なりバブル崩壊直後をはじめにた「NDI(日産デザインインターナショナル)」が手掛ける「バランス・ド・アーチ」と言ったリヤにも曲面をつけた独創的なデザインが一般から評価されず、Eセグメントサルーンの割に後部ドアの開閉口とトランクの容量が狭く500万円前後の本体価格に対してダッシュボード素材が硬く、スイッチによりパーキングブレーキ解除機構の操作性の低さから苦戦が続き1993年にベーシックグレードの追加をはじめに1994年持ち込み登録の特装車を発売の発売を行ったが同様でした。
今回の冒頭画像については1990年10月に本田技研工業が発売した北米では「アキュラ」で「アキュラ・レジェンド」として販売されたサルーン(KA7)とクーペ(KA8)EFセグメント(現在ではEセグメントに相当)フラッグシップカー「レジェンド」の第2世代目モデルで全車3ナンバー化されたサルーン(KA7)とクーペ(KA8 1991年1月発売)用意すると同時に実車衝突を想定した前後の衝撃吸収構造をはじめに高剛性キャビンとアンダーフレームを備えた高剛性新骨格ボディ構造をはじめに側面衝突に備えたボディ構造とサイドドアビームを備えた「全方位安全設計ボディ」と日本車初の助手席をはじめとするデュアルエアバッグのメーカーオプション設定(改良により一部を除き標準化)や前席プリテンショナー機能付き3点シートベルトなどの安全装備とCB5型アコードインスパイア・ビガーに先行採用された前輪駆動でありながらエンジンとミッションを縦置き配置する「FFミッドシップレイアウト」が採用ホンダレジェンドセダン(サルーン)αⅡ前期Ⅱ型(KA7 前期Ⅱ110型)です。
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