明石与次兵衛塔

文禄元年(1592)7月、朝鮮出兵のため肥前名護屋城にいた豊臣秀吉は、母の病を知り大坂城に戻る途中、大里沖の「篠瀬」と呼ばれる岩礁に船が乗り上げました。
秀吉は危うく難を逃れましたが、船奉行であった明石与次兵衛は衝突した責任を負い、大里の浜で切腹しました。
その後、豊前国の領主となった細川忠興は、与次兵衛の死を慎むと共に、「篠瀬」に安全航行の示標として石塔が建てられました。
大正時代日本海軍により岩礁を爆破する際に撤去され、 後に海に沈められていたが、1954年に引き上げられました。
昭和30年4月、海難守護神として和布刈公園に再建しましたが、関門橋建設に伴い昭和47年この地に移設されました。

　◇和布刈公園内の自然遊歩道内にあります。
　◇西鉄バス『和布刈公園』徒歩２分。




住所: 福岡県北九州市門司区大字門司和布刈公園
電話 : 093-541-4189