乗り味イケメン その1はこちら
エクシーガの乗り味が大変気に入っているわけですが、どんなところが気に入っているのか。それは、総じて「滑らか」な所です。
エンジンの回転フィール、車の挙動、操舵の応答、ブレーキのタッチなど、運転に関わる挙動のすべてが極端に変化したり途切れたりすることなく、スムーズなつらなりの中で変化応答する感じです。
特にステアリングの回転軸のしっかりとした剛性感と操舵に対するボディの応答の仕方が本当に気に入っています。「動的質感」と呼ばれるものでしょうかね。
以前に乗っていたVWゴルフやシトロエンと比べると、ボディの剛性感はエクシーガのほうが緩めですが、挙動の滑らかさや安定感に関してはエクシーガのほうが上回ってますね。
最近思っているのは、この全体に通底する「滑らかさ」は、水平対向エンジンの低い振動特性が根底にあるのではないかと。エンジン単体の振動の少なさはもちろんですが、エンジン振動が少ないために、ミッションや駆動軸へ伝わる振動も少なくなるため、結果シャシ全体の振動が少なくなっていることが独特の「滑らかな動的質感」を生んでいるような気がします。
通常の縦型のエンジンはピストンが上下方向に動くため上下方向の振動が発生し、ミッションやシャフト、ボディにも上下振動が伝搬しているのに対し、水平対向エンジンはクランクシャフトを軸とした回転方向の振動が発生しているような気がします(素人感覚です)。もともとの振動の絶対値が少ないうえに、回転方向の振動特性によってかなり「振動感」減るのではないかと。
水平対向エンジンは回すほどに振動が落ち着くような感じもあって、これが高速道路でのスムーズな走行感にもつながっているように感じます。
いったんエクシーガの「静かで滑らかな乗り味」が体に染みついてしまうと、違う車に乗ったときに違和感を感じるのは振動です。車はむしろ振動があったほうが「らしくて良い」と思えることもありますが、エクシーガの滑らかさ(上質さ)を体が覚えてしまうと、どうしても他の車には満足できなくなる感じです。
もうひとつはこれも水平対向エンジンのことですが、独特の「音」というか「脈動感」です。いわゆる往年の「不等長サウンド」とよばれる「ドコドコ」のことではなく(もちろんこの音も好きですが)、なんというのでしょうかね、もっと普通に街乗りで加速するときの「シュルシュル」とエンジンが回る感じというのでしょうか。これも振動特性とのからみなのかもしれませんが、このバイブレーションが妙に癖になってしまいます。FB25エンジンは高回転まで回した際の音は決して良い音とは感じませんが、というか全般的に官能的な音ではないですが、エンジンから伝わってくるこの微妙な「鼓動感」がいいんですよね。やばいですかね?
それに加えてここ東北では厳しい雪の季節がありますので、スバルの卓越したAWDを経験してしまうと他の4駆ではねー、という感じになってしまいますね。これが「スバル乗りはスバルに乗り続ける」と言われるゆえんなのかなーと感じています。
(気が向いたら続きます)
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所感 | クルマ
Posted at
2023/04/07 13:28:20